共依存の正体はナルシスト?構ってちゃん? その改善とは『家系の負の連鎖を断ち切る』こと。

「共依存」を端的に言うと「その関係自体が良くないのに(その関係を終わらせるか改善したほうがいいのに)、その関係を続けてしまう状態」のことです。親子間でも起こりますが、夫婦間で起こることの方が多いです。

共依存はロジカルでなく捻じれた思考をする上に肯定的なので、心理カウンセリングでも改善は結構難しく時間がかかる部類に入ります。そして共依存を起こしてる本人(夫婦)の問題だけでなく「家系の問題」として考える必要があります。

 

もともと共依存とはアルコール依存症の夫と妻の関係からきています。アルコール依存症の夫は妻にも周囲にも多くの迷惑をかけます。そして、妻は夫の世話や飲酒問題の尻拭いに東奔西走するのですが、妻はそこに自分の価値を見出し関係を終了させたり、改善しようとしないのです。

しかし、第三者からは夫の症状が改善しないような行動をしているために矛盾しているように見えますが、共依存の妻本人からするとそこに自分の価値を見出しているので、なんら矛盾はないどころか「素晴らしい行い」となっているのです。

ロジカル的にも捻じれた思考・行動をしている上に、なんだかんだいって非常に肯定的ですから基本的に「その関係は良くないからおやめなさい」などの忠告は全く聞き入れません。逆にそれを「攻撃された」と感じ、共依存をかえって深めたり、そういった忠告に対して攻撃的な態度をとる(反撃してくる)ことも少なくありません。

 

それと、共依存を起こす人の特徴として、子供や友人(最近ではSNS)での関係性が強いことも挙げられます。どんな関係を作ろうとも自由ですから、当人同士(夫婦)で完結すればいいのですが、そうではありません。必ずといっていいほど、友人や子供を巻き込んでしまうのも共依存の特徴です。

友人やSNSに、夫への不満・愚痴を言うことで表面的には「かわいそうな私」をアピールするのですが、実はアルコールやギャンブル依存、もしくはDVの『バカ夫を支える素敵な私』がアイデンティなのです。

 

実は『バカ夫を支える素敵な私』

 

具体的には「かわいそうな私」をアピールして同情・共感を誘い、「頑張ってね」などのエールをもらうことで「素敵な私」の自信を強めたり満足感を得ようとします。同時に一方的に話を聞いてくれる(もしくは立場が下の)人には、延々を愚痴を言い続け、夫からのストレスのはけ口にします。それによって心のバランスを取ろうとします。


例えばDV夫との共依存関係夫婦(親子)の関係を図にするとこんな感じ。

 

共依存の人間関係

 

友人関係もしくはSNSで愚痴を言ったり、かわいそうアピールを続けるとどうなると思いますか?延々と愚痴を聞いたりネガティブな感情をぶつけられたらたまったものではありません。当たり前ですが友人は去っていきます。しかし、子供は逃げられません。

この時、いわゆる毒親のように、わかりやすく子供を愚痴やストレスのはけ口にする人よりも、子供を追い詰めないように愚痴やストレスのはけ口にしつつ愛情をふりまく親の方が多いようです(もちろん意識していない人もいます)。つまり半ば確信犯的にソフトなDVをしていると言ってもいいでしょう。

 

しかし、意識的にせよ、無意識的にせよ、子供にとって親の愚痴を聞かされたりストレスのはけ口にされたら、大人のようなストレスの耐性はありませんから、たまったものではありません。

しかたなく子供は感情を遮断するか、さもなくば精神的な自立をして「親の親」のような行動をとることでストレスを避け、自分を守ろうとします。しかし、三つ子の魂百まで。大人になってもこの性格は変わらずに悩みのタネへと変化していきます。これがいわゆるアダルトチルドレン(AC)となります。

 

もしその子が「親の親」のようになった時、共依存の親に上にバカ親が重なると「うちの〇〇ちゃんすごーい」とか子供を褒めまくります。それが自分が子供をそう仕立てていることは意に介さないばかりか、自慢しまくります。平たい話がね、共依存って思いやりがあるようで実は自己中心的で「構ってちゃん」で「ナルシスト」なのです。

こういった共依存には2パターンあって、ひとつは気付いておらず「無意識的にそうしてしまう」タイプ。何かおかしい、でも気が付いたらそうしていた・・・みたいな。こちらは「今現在よくない関係にあり、その関係を改善すればよい」ということに気付けば行動を起こしますから、心理カウンセリングで改善可能です。

※ただ、そこに気付くまで、そして関係性を改善しようという意思が起こるまでの時間がかかります。

 

もうひとつは確信犯的なケースで、「わかってやっている」場合です。同情を誘いエールをもらうためには、夫のDVや、そのやりとりを誇張することもあります。基本的に関係を全く変えたくないので心理カウンセリングでも効果ありません(というか、まず相談しにこないけど)。

それと共依存関係を終わらせないために、スピリチュアルだろうが心理学だろうが、共依存関係を肯定し自分(もしくは第三者を)納得させるため、なんでも自分の都合のいい方へ解釈するのも特徴です。前世の因縁とか、自分の親の投影とか、もっともらしい理由を見つけてそれで終わり。関係を改善しようとか、よくないから終わりにしようとかといった行動は一切しません。

 

それと面白いことに可哀そうアピールが度が過ぎて状況が悪くなってくると、突然「夫と和解しました」とか「私の誤解でした」みたいな解決宣言を出します。しかし、根本的には何も変わっていないので、ほとぼりが冷めるとまた「可哀そうな私」アピールを始め、同じことの繰り返し。。。

加えて共感を得るなどの人心をつかむのがうまく、カルトグループの教祖様にもこのタイプは少なからずいます。全ては意図的・計算ずくなのですが、全くそう感じさせないのがスゴイところです(そういう部分に関しては長けている、ということ)。

 

また、こういう共依存の人をどうしたらいいですか?どうやったら共依存をやめさせられますか?みたいなことを聞かれるのも少なくありません。前者の共依存で多少なりとも自責の念があるような人なら、「その関係自体がよくないし、あなたを幸せにしてないよ」とアドバイスすれば、カウンセリングにでもいくこともあるでしょう。

しかし、後者は完全に構ってちゃんでナルシストですから、説得などはほぼ無意味と思ってください。こちらの場合には、「どうつきあうか?」の方が重要なのです。

 

もし、あなたの友人が後者の共依存なら、とっとと離れることです。もしくは、たとえ愚痴を言われても同情を引こうとしても、「全てあなたがやっていることでしょ?」と突き放すことです。でないと、その対応に振り回され疲れ、いいことありません(その相手をするエネルギーがあるのなら、自分に使うことをおススメします)。

それを承知で、と言う場合には、それ相応の覚悟で根気よく常に冷静かつ客観的に説いていくことです(感情的になれば相手の思うツボ、相手のペースに巻き込まれて、思わぬ逆襲を食らいます)。

 

ちなみに「子供がかわいそう」というのもあるのですが、明確にDVされている実証があるか、追い詰められて自暴自棄になっているような場合を除き、今すぐどうにかしなければならないケースはまれです。

なぜなら影響が出てくるのは、殆どその子が大人になってからです。共依存夫婦の子はアダルトチルドレンになる可能性が高く、大人になってから、人間関係がうまくいかない、恋愛結婚で健全な関係(家庭)が作れない、他人の言動に過剰過敏に反応する・・・などの悩みになります。

しかし、とんでもない毒親の子であったとしても、必ずしもアダルトチルドレンになるとは限りません。毒親を反面教師として立派に成長する人もいます。逆に多少共依存っぽい程度の夫婦関係の子がアダルトチルドレンになることもあります。こればかりは複雑な要素がからんできて一概に言えないのがややこしいところです。

 

とはいっても、共依存関係の夫婦は子に悪影響を与える可能性の方が高く、その結果「家系の負の連鎖」として代々受け継がれていくことが非常に多いため、誰かが断ち切らねばなりません。

その連鎖を断ち切れるのは、「その連鎖に気付いた人」であり「断ち切ろうと決意した人」だけです。そして、共依存はほとんどの場合、その親の影響によるものです。つまり家系で起こる「連鎖」なのです。

 

もし、あなたがこの記事を読んで、「もしかしたら私も親の影響で共依存を起こしている」と分かったら、すぐにカウンセリングを受けて改善することをおススメします。それは誰でもない、あなた自身の幸せを作るためにです。

そして何よりも「家系の負の連鎖」を一刻も早く断ち切り、『幸せの連鎖』を作っていくためにです。それはあなたが「幸せの連鎖」を広げる、今まで憧れだった「輝く人」になることも意味しているのですよ。

 

 

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