[公開]:2023/05/17

毒親でも「親は親」、感謝すべき?!

毒親でも感謝しなければいけない?

 

5月14日は「母の日」でしたね。

今回は「母の日はちょっと(かなり)ビミョー・・・」というアダルトチルドレンのためのお話。

 

アダルトチルドレンは恋愛結婚・仕事(お金)・人間関係などの「うまくいかない」のほかに、もう一つ、『親との関係』という大きな問題・悩みがあります。

親に対してどういう気持ちを持つか」はアダルトチルドレンにとって結構切実な問題でもあります。

毒親といえども親は親・・・感謝しなくちゃいけないのか、そうでないのか、ある視点からみれば答えは簡単に出ます。

 

まず、先に答えを言ってしまうと、「感謝しなくちゃ」という義務になるから苦しいのであって、『感謝してもいいし、(できないのであれば)無理して感謝しなくてもいい』のです。

 

毒親というと、程度の差はありますが、肉体的・精神的DV,過干渉,理不尽(親の都合で子供を振り回す)等があり、それらに対する「嫌な気持ち」・・・

育ててもらった、大学や専門学校などに行かせてもらった、習い事をさせてもらった、などに対する感謝の気持ち・・・問題となるのはこの相反する気持ちです。

この、どちらか一方の気持ちが非常に大きければ、答えは簡単です。

嫌な気持ちの方がはるかに大きい(感謝の気持ちは殆どない)

感謝の気持ちがすごく大きい(たまに嫌なことはあったけど、気になるほどではない)

これなら、その気持ちのまま、その通りにすればいいので簡単です。

 

でも、過干渉とか理不尽とか嫌なことが結構多いけど、家庭のことはしっかりやってくれて、(行きたい)学校にもいかせてくれた、みたいな毒親の場合はややこしい。

「嫌も感謝もどっちもある」みたいなビミョーな感じになったり、「それでも親なんだから」と気持ちを抑えてしまったりします。

母の日も「母の日だし何かしなくちゃ・・・でも・・・」と頭の中で堂々巡りになり、義務?儀式?のようになったり。

 

まずは、自分の気持ちに正直になってみましょう

親に対する嫌な気持ちと、感謝したい気持ちがあるのなら、『どちらもある』でいいんです

それはそれ、これはこれ、「どちらか」ではなく『どちらもある』のですから、両方認めることです

それでいいんです。

 

こうなってしまうのはアダルトチルドレン特有の罪悪感や余計な責任感、不要な思いこみなどが原因ですが、もうひとつあります。

それは『現実をみていない、認めていない(自分や状況を客観的にみていない)』からなのです。

散々親のことで嫌な思いをしてきたアダルトチルドレンが「それでも親なんだから・・・」というのがよくあります。

でも、冷静に客観的にみると、罪悪感や余計な責任感でそう思ってしまっただけで、「本当は離れたい、(しばらくの間)関わりたくない」というのが本音だったりします。

逆に「本当はもっと話したい」なんて場合もありますが、いずれにせよ、その本音に気づくと『本当にしたかったこと(適切な行動)』が取れるようになります。

 

メンタルセラピー個人セッションでは「親から受け継いだけど不要なものを親に返す」というセラピーがあります。

親からいろんなものを受け取りますが、自分の中にある「親から受け継いだが不要になったもの」を『感謝とともに親に返す』セラピーです。

(さらに「親から大切なものを取り返す」というセラピーもあります)

 

不要なものは具体的なものでなくて「概念」として扱うのですが、あら不思議!

このセラピーを行うと、親に対する嫌な気持ちがすっと消えるのはもちろん、「これが本当の自分なんだ・・・」という感覚を持つ方が多いです。

これは自分の中にある「嫌な気持ち」と「感謝の気持ち」の両方をちゃんと認め、適切な対応をしたからです。

 

最初に戻って、「毒親でも感謝なくちゃいけないのかどうか」は、親に対する気持ちをちゃんと認めれば答えが出ます。

全ての気持ちをちゃんと認めて、その上で無理なら「無理」でいいし、「やっぱ感謝の気持ちを伝えたい」なら、それでいいのです

どっちつかずとか、葛藤してしまうというのは、『自分の気持ちをちゃんと認めていない』ということで、何事もそこで停滞してしまいます。

親のことであれこれ悩みたくない、そして幸せな人生にしていきたいのなら、『少しずつでも自分の気持ちを整理し認めること』が大事ですよ。

 

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m

心理カウンセラー・らぶさん印

 

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