アダルトチルドレンが持つべきものは「無難」ではなく「健全な欲」
アダルトチルドレン(自責タイプ)が選びがち、欲してしまいがちなのが「無難」。
あと「一発逆転ばかり狙ってしまう」というのもよくあります。
しかし、アダルトチルドレンは子供の頃からこれらを好きで選択しているわけではありません。
子供の頃はちゃんと「これが欲しい」「こういうことをしたい」という『欲(健全な欲求)』があったのです。
しかし、親との関係において、子供の健全な欲求を出すことで嫌なことが起こってしまいます。
・親に怒られたり否定される
・強制的に親の気に入るもの(本人にとっては不本意なもの)に変えさせられる
・「欲求を持つことが悪」と決めつけられる
・それによって失敗してしまった時にフォローがなかったり怒られる
などなど。
そういった親の禁止や強制、理不尽や過干渉は、悲しみや寂しさ怒りといった気持ちと多大なストレスを生みます。
そして、「こんなことになるのは自分が悪いのかも・・・」と(心の奥底で)自分を責め、これ以上嫌なことが起こらないように「無難」を選択するようになってしまうのです。
まあ、「無難」というのは「難がない=悪いことが起こらない」ですから、必ずしも悪いことではありません。
しかし、それを心からそう望んでいるのならともかく、『本心を隠し、我慢して、消去法的に選んでいる』ことが問題なのです。
だから自分で選んだ「無難」なのに、喜びがあるわけでもなく、何か寂しいような、何かむなしいような・・・
そんな気持ちになってしまうのです。
ちなみに「一発逆転ばかり狙ってしまう」も結局同じです。
もうこれ以上嫌なことが起こらないよう、嫌な気持ちにならないよう、というのは同じで、全てをリセットできる「かもしれない」一発逆転にかけてみよう(というか、かけるしかないというか・・・)となってしまっているのです。
そしてこちらは「やっぱ叶わなかった・・・」と落胆が大きくなってしまいます。
アダルトチルドレンに必要なのは「無難」を選び続けることではなく、こうしたい、こうなりたい、これが欲しい、という『欲』です。
子供の頃の純粋な「欲しい」とか「なりたい」という気持ちです。
それが叶った時、嬉しい楽しいと「幸せな気持ち」になる、考えたりイメージしたりするとワクワクしたり気力があふれてくる・・・
そして、叶えようと自然と『行動』を起こしていく、それが「健全な欲求」です。
「健全な欲求」を持ち、それらを叶えていくのは、あなたの幸せはもちろん、自信や自己肯定感,セルフイメージなどもアップしていきます!
もし、そういった「健全な欲求」が持てない、行動を起こせない、というのなら、それこそ「アダルトチルドレン特有の悩み」の一つであり、「不要な思い込み」によるものです。
そのままでは、いつまでも自分を責めたり我慢し続けるばかりで、あなたの望む幸せはやってきません。
アダルトチルドレン特有の悩みは早く解決して、「健全な欲求」を持つ幸せな人生を作っていきましょう。
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