毒親は子供を不幸にしたいわけではない?!
毒親(毒になる親)は強制や過干渉、理不尽に怒る、DVなどで「子供を不幸に」します。
では毒親(毒になる親)は『子供を不幸にしたい』のでしょうか?
この視点を持っておくと毒親(毒になる親)に対処しやすくなりますし、アダルトチルドレン特有の悩みも解決しやすくなります。
何よりも「あなたの幸せな人生」が作りやすくなります。
何かとケチをつけたり嫌味を言ったり、干渉したり、気に入らないとヒステリー起こしたり理不尽に怒ったり。。。
そして、あなたが辛いとき苦しいときには「努力が足りない、もっと頑張りなさい」と助けにならず、もし失敗したら「ほら私の言った通り」「だからあんたはダメなんだよ」と追い打ちをかけてきます。
やっていることを見れば、「子供を不幸にしたい」としか思えないような言動のオンパレードです。
が・・・
では、そんな親に「あなたは子供の不幸を望んでいるのですか?」と聞いてみたら・・・?
まず間違いなく『そんなことあるわけないでしょ!』と全力で否定するでしょう。
子供が憎しみの対象としているような毒親は別として、いかに毒親(毒になる親)とはいえ、子供を不幸にしようとか、機能不全家族を作りたい、と望んでいるわけではありません。
でも、実際やっていることは全く違います。
・・・って、一体どおゆうこと???
これはあくまで「(毒)親からしたら、そうでない」のであって、『子供の目から見た親(家庭)、子供が体験したこと感じたこととはまったく違う』からです。
そして、このことを毒親(毒になる親)は決して気にしようとしません。
これが多くの毒親持ち、アダルトチルドレンを混乱させてしまう原因のひとつなのです。
毒親(毒になる親)というのは、基本、親の見方しかしない、つまり『親が考えていることが全て』という『極度の自分中心』です。
(他人に迷惑かけまくる自己中とはちょっと違う)
だから子供のことも、『私、私、私・・・』の、自分たちが考える「これをやればいいよね?」なんです。
そして大抵は「外面よし子さん」なので、「私(親)があれこれ言われないように」とか、「私たちが自慢できるように」などもそこに加わります。
毒親(毒になる親)が感情的になりやすいのも、自分中心が過ぎているからです。
もともと自己中な毒親も多いですが、夫婦仲も親(祖父母)との関係もよくなく、ストレスを抱えているためにこうなる親もいます。
それは親自身がなんとかしなければならないものですが、極度の自分中心なのでストレスを子供にぶつける、ヒステリーを起こす、ストレス解消のために容姿や性格をからかう、といったことを平気でするわけです。
子供にとっては傷つくことばかりですが、毒親(毒になる親)は自分のことが先にくるので「何が悪いの?」になるのです。
同時に、基本的に「私が正義」であり、他人はもちろん自分の子供も信じません(しかし変な権威はすぐ信じたりします。。。何故?)。
信用しないから子供の話も聞かないし、基本的に自分たちに都合のいい話しかきこうとしません。
(自分はロクに勉強できなかったくせに、子供の成績でキレる毒親がこれ)
そして干渉したり強制したがりますが、実は過干渉やら強制は彼らにとって「楽」だからです。
子供を自由にさせるより、あれこれ干渉し強制して行動を制限したり、勉強させておく方が手間がかかりません。
反抗期だって、その前から干渉して強制力をきかせて反抗できないよう抑えておけば楽です。
それで、いい学校に入っていい会社に就職できれば、自分(毒親)たちも安心、安泰!!!
毒親(毒になる親)にとって一石二鳥です(まずそうなりませんけどね)。
でも自分中心で「私は正義」なので、彼らの中では『私たちは子供たちのために精一杯やっているいい親』なんです。
子供からしたら「違う違う、そうじゃない」で不満だらけなんですが、毒親からしたら『私たちは精一杯の愛情を注いでいる』となり、子供たちからの悲鳴やSOSは無視されてしまうのです。
これに対し、心が健全な親は、常に子供たちの話を聞いたり、親自身が行動してみせることで、子供たちと信頼関係を構築していきます。
怒ることがあってもその時の気分ではなく、ちゃんと理由があってのことですし、やっていいこと/ダメなことがはっきりしています。
さらに健全な親は『子供の成長とともに関わり方を変えて』いきます。
子供を信じて成長を見守り、子供の行動が変わるとともに親も関わり方を変え、自然と『親離れ/子離れ』します。
そういった積み重ねでお互いが信頼関係を作っていきます。
しかし毒親(毒になる親)は自分中心なので、子供との関わり方を変えることができません(しません)。
彼らにとって子供は自分にとって都合のいい頃のまま。
子供が変化していくということが理解できないのです。
信じて見守るということができませんし、子供が親離れをしても『子離れ』ができません。
※実際は前者の健全な親の方が楽だし「お互いに幸せ」なんですけどね。。。
こういいったことが重なって、毒親(毒になる親)は子供に対する接し方や愛情がねじれてしまうのです。
あえて子供を不幸にしたいわけではないが、結果的に機能不全家族を作り『子供を不幸にしてしまう』のです。
そして子供は親の言動が変わるほど盛大にキレるか、親という暴風雨をやり過ごすために自分の気持ち・やりたいことを抑え我慢するかの二者択一しかありません。
(後者がアダルトチルドレン)
大人になってもこの構図は変わりません。
やっぱり極度の自分中心だし、「自分たちの考えが正しい」です。
親の強制や押しつけ、理不尽を断れば怒ったり嫌味を言いますし、あなたの説明も説得も聞きません。
最後にはあなたが親を傷つけているかのように、あなたを悪者にしてあなたが引き下がるように仕向けます。。
どこかで『あなたがやめると決意』しなければ、この不毛なやり取りは延々と続きます。
毒親(毒になる親)は自分に都合悪いことは認めないし、分かり合うのは至難の業です(そもそも分かり合う気がない)。
そのような人たちに分からせようとするのは、とても苦労する上に苦痛が伴います。
そんな労力をいくらかけても、たとえこの先の人生すべてをかけても分かってもらえないでしょうし、基本的にどこまでいってもかみ合いません。
ですから、あなたの選択肢は次の3つに絞られます。
子供の時と同じように嫌でも親の言うことを(素直に?)聞き続けるか・・・
理解させようと不毛な議論やケンカをし続け、傷つき心をすり減らし続けるか・・・
それとも『精神的物理的に距離をおいて、「あなたの幸せな人生」を作ることにエネルギーを使う』、という3つです。
あなたを理解してくれるのは、あなたを理解しようとしてくれる人です。
あなたを大切にしてくれるのは、あなたを大切にしようと思ってくれる人です。
そういう人との縁を大切にし『お互いに理解し大切にしあう』ことで安心し充実した人生にするのと、毒親(毒になる親)相手に心をすり減らし振り回され続けるのと、あなたはどちらを選びますか?
あなたを理解しない、大切にしようとしない人に、大切な人生やエネルギーを使わなくていいんです。
あなたのエネルギー、あなたの人生は、『あなたが幸せになるため』にあるものですし、そう使うべきものですよ。
あなたとあなたが大切にする人との幸せな人生を作っていきましょう。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
受付時間10:00~19:00(完全予約制)、火曜定休
「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
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