アダルトチルドレンと恋愛・結婚と親子関係と
アダルトチルドレンの恋愛・結婚と親子関係には密接な関係があります。
実はアダルトチルドレンだから、というわけではなく、恋愛・結婚がうまくいかない方はまずはここから見直すことが幸せへの近道です(`・ω・´)
というのも、心理カウンセリングではよくある事例だからです。
恋愛・結婚がうまくい方かない方がおられますが、どちらの場合でも「親子関係」が大きく影響しています。というより「いつのまにか影響されている」と言った方がいいかもしれません。
自覚がない方の方が多いと思いますが、親との関係が恋愛・結婚に大きく影響しています。そのままセルフイメージにも直結します。
実際、心理カウンセリング個人セッションでは、恋愛・結婚のご相談では「過去の親子関係の見直しで解決した」という事例がたくさんあります。
どうして親との関係性なのか?というと、まず、子は親の姿や生き様を見て育ちます。
そして親の意向がある/なしに関わらず、日々の生活や教育によって影響を受け、性格や価値観はもちろん恋愛・結婚観にも大いに影響するからです。
親の仲・不仲(パートナーシップ)や社交性も大きく影響し、例えば親が不仲でケンカばかりなんて場合「結婚とはこんなもの(こんなにも悪いもの)」みたいな思い込み(価値観)が出来てしまいます。
つまり、思春期あたりで異性に興味を持つ以前から恋愛・結婚への影響(価値観・思い込み)が出来てしまうのです。
その結果、悪い方の価値観(不要な思い込み)が作られてしまうと、異性に対してヒステリックになってしまったり、無意識的に恋愛・結婚を避けようとしたり、恋人/夫とのトラブルを引き起こしてしまいます。
これにより、無意識的にダメンズを選んでしまうことも(汗)
逆に両親の仲が良ければ、こちらは「恋愛・結婚は楽しいもの幸せになるもの」という価値観が出来てきます。
それだけで恋愛・結婚に前向きになりますし、何よりも良いパートナー(恋人・夫)を選びやすくなります。
また、親の社交性も影響し、適度に良い社交性を持つ親なら、その子の社交性も良い方向に向かい、恋愛しやすくなります。
そして、最も大きく影響するのが異性の親と家庭内の順位(人間関係)です。
母親・父親共に恋愛・結婚に影響しますが、「異性の親(女性ならば父親)」が恋愛・結婚観に大きく影響します。
誰もが幼児期に、異性の親に対して恋愛感情に似た感情を持ちます。
しかし、そこに母親(父親)が割って入るので疑似失恋を経験(親離れの一種)することになります。
実はこれがあってこそ、健全な依存と自立となり、良い恋愛・結婚につながっていきます。
逆にこれがうまくいっていないと、いつまでも父親を恋愛対象として(無意識で)投影してしまい父親と似たタイプか真逆のタイプを選んでしまいます。
父親と似たタイプでも真逆でも、この場合の恋愛・結婚は心の中のスキマをうめるための「代償行為」ですから、そのスキマが埋まることはありません。
かえってその心の奥底の感情をパートナー(彼・夫)にぶつけて不和のもとになり、恋愛や夫婦関係がうまくいかなくなってしまうのです。
プラスして家庭内の順位も関係してきます。
健全な家庭では「親 → そのパートナー → 子 → 祖父母」という順位が出来ています。
しかし、恋愛結婚がうまくいかない人の家庭では「祖父母 → パートナー → 子供 → 親」だったり、「パートナー → 祖父母 → 親 → 子供」だったり、中にはその都度都合よく・・・なんて場合もありますが、いずれも家庭内の順位が間違っています。
実は先ほどの健全な順位が出来ていると、夫婦というものは配偶者を大切にするものだという無意識的な価値観が子供に芽生えてきます(家庭内の順位が間違っていると、子供にこの価値観は芽生えません)。
それが大人になってから良い恋愛・結婚につながります。
どういうことかというと、もし、妻(自分)を大切にしない夫なら、それは自分の価値観と合わないことになります。
なので、きちんと「私を大切にして」と言えますし、度が過ぎれば「そんな夫いらな~い」となります。
しかし、「夫は妻をないがしろにしていい」とか「配偶者より子供を絶対優先にすべき」みたいな価値観になってしまったとしたら・・・ダメンズやダメ夫を選んだり離れられなくなるのは道理なのです。
ひとこと加えておきますが、これは「子をないがしろにしろ」という意味ではありません。
あくまで順位としては子供より配偶者優先ですが、子供を愛し大切にするのは当然ですからね!!
しつけ(教育)なども恋愛結婚とは直接関係ないように見えますが、親が厳しすぎたり過干渉である場合も恋愛・結婚に影響してきます。
このような親の場合、その子は大人になると自立しすぎ頑張りすぎになったり、逆に依存的になってしまうことがあります。
自立しすぎ頑張りすぎになると、異性(配偶者)に頼れなかったり、過剰に世話を焼いてしまうようになります。
つまり「対等」や「助け合う」という関係でなくなってしまう、「健全なパートナーシップが作れなくなる」ということです。
逆に依存的になってしまうと、「私を助けて」ばかりになったり、現実を見ずに理想ばかりを追ってしまいます。
これもまた恋愛・結婚(夫婦関係)がうまくいきません。
一方で親子関係が良いにこしたことはありませんが「仲の良すぎる親子」はどうでしょうか?
実はこういった親子関係の人ほど恋愛・結婚がうまくいかないことがあります。
え~?どういうこと???って不思議に思うでしょ?
びっくりすると思うんだけど、実はそれは「過干渉」の一種であったり「子離れ親離れが出来ていない」状態なのに、親子共に『それが当たり前(問題なし)』と思ってしまっているのです。
仲が良すぎて親子共依存になっている、ってことです。
こうなると親子関係で満足してしまいますから、わざわざ他人である恋人/夫を入れようとしなくなります。
つまりは恋愛・結婚が出来なく/しなくなってしまうのです。
仮に恋愛・結婚に至ったとしても何事も恋人/夫より自分の親を優先したり、「異性の親(女性は父親、男性は母親)とパートナー(恋人・夫)を比較してダメ出し」をしてしまいます。
それで恋人/夫婦の関係が円満になるわけないでしょ!?
もちろん、それでもいいよ~と認めてくれ、全くストレスを感じない男性ならいいのですが・・・殆どの男性はそれを無意識的に感じ取り、嫌います。
そして、こういう女性の多くはこのような従順な男性を嫌い、非常に主体性の強い男性を求めます。
ですが、そういう男性こそ、こんな親子関係に好き好んで入っていきません。だからうまくいかない悪循環に陥ってしまうのです(汗)
このように知らず知らずのうちに親子関係が恋愛・結婚に影響しているのです。
つまるところ、それは「不要な価値観」であったりコンプレックスであったりします。
心理カウンセリングではそういった心の奥底に潜む問題を根本から解決し、幸せな恋愛・結婚につながるようにサポートしていきます。
要するに、幸せな恋愛・結婚を望むなら、親子関係を見直すことです(過去の親子関係、今の親子関係を両方見直していきます)。
ちなみに幸せな恋愛・結婚のために「女子力アップ」もいいですが、どちらかというと表面的なものに始終しがちです。
なので心理カウンセリングで根本的なものを先に解決しておいて女子力アップすると、効果バツグンでおススメですよ^^
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