[公開]:2024/05/19

「反抗期がない」は良い子ではなくデメリットだらけな理由

笑顔の女の子

 

うちの子は反抗期もなくって、本当にいい子だわ」と自慢してしまう親がいます。

実はこれ、かな~りヤバイです。

 

ある意味、その家の狂気を物語っているからです。

そして、その子は本来あるべき反抗期と引き換えに、『子供の心』を失ってしまっています

それはアダルトチルドレンが取り戻すべき大切なものの一つです。

 

 

実は「反抗期がなかった子」には2種類います。

ひとつは、親子や友人とのコミュニケーションや趣味でストレスが溜まらず「親に反抗する必要がない子」。

もちろん、こちらは問題ありません。

 

もうひとつ、親の圧力(過干渉や押しつけ、ヒステリー)により無理や我慢を強いられ、それで心がいっぱいいっぱいで「反抗したくとも出来なかった子」。

アダルトチルドレンで反抗期がなかったタイプ、こちらが問題なのです

 

思春期の分かりやすい反抗期の、相当前からこの問題が始まっています。

第一反抗期(もしくはイヤイヤ期)と呼ばれる、幼少期(2,3才くらい)は手がかかります。

 

親(大人)からしたら、まだ出来ないのに、と思うことを「やってみる」と言い出してきかなかったり・・・

いろんなものに興味を持ち、家の中にあるもので些細ないたずら(遊び)をしたり、でてんやわんやです。

しかしこの時、時間がかかってもやらせてみる、度が過ぎたり危険でなければ(ある程度)好きにさせておく、ということも大切です。

 

幼い子供は親に完全依存しています。

そして、親から愛され、十分な安心感(安全と肯定)を得た子供は徐々に自立していきます

その自立の始まりが第一反抗期(イヤイヤ期)です。

思春期の反抗期はこの延長線上にあり、大きな自立の過程にある大切なものなのです。

 

同時にそれは「子供の心を持ちながら(満足させながら)成長していく」ことを意味します。

だから大人になっても健全な心を持ちやすいのです。

 

しかし、過干渉や押しつけが強い親、ヒステリックな親はそうではありません。

例えば時間がないからと子供の自立心(好奇心、やる気)を無視して親が全てやってしまったり・・・

遊び方まで干渉し、押し付けてしまいます。

 

なぜなら、その方が『親が楽だから』です。

親が楽になるための親ルールであり、子供への干渉や押しつけはこの頃から始まっているのです。

それは子供の自立心をそいでしましますが、それだけではありません。

 

十分な安心感(安全と肯定)を得られないのに、『自立を強制』されてしまうのです。

だから思春期の頃のいわゆる反抗期では、親からの圧力により(反抗を)あきらめてしまったり・・・

無理や我慢を強いられながら自立しなくてはいけないため、心がいっぱいいっぱいで「反抗したくとも出来ない」状態になってしまうのです。

 

はた目には「反抗期のない、良い子」ですが、心の中はストレスと不安だらけ

さらに問題なのは、それをその後ずっと「(本人の自覚のないまま)引きずってしまう」という、根深い問題になってしまいます。

それは「子供の心」を無くしたというか置き忘れてきたようなものなので、これも不安に拍車をかけてしまうのです。

 

反抗期というのは、子供と大人の境目からくる不安定な領域ですが、自我の確立にも重要な役割を果たします

適度な反抗期は「人の成長にとっての必要事項」ですから、「反抗期がない自慢」はちょっとヤバイよ、ということです。

 

こういったアダルトチルドレンは、我慢して傷ついた心を癒し、いつの間にかできてしまった「不要な思い込み」を解く必要があります。

もうひとつ、大切なことがあります。

 

それは『子供の心』を取り戻すこと

 

子供のように無邪気に、無心に、好奇心のまま遊ぶこと」です。

インドアでもアウトドアでも何でもいいんです。

とにかく「遊ぶこと!」です。

 

小さい子供って、男の子も女の子も、電池切れになるまで遊ぶんですよね。

大人からすると、なんでそこまで?って思うこともあるんですが、『遊ぶことに全力で、とにかく夢中で楽しんでいるから』なんです。

 

もう、親からの制限や押しつけはありません。

子供の頃やりたかったけどできなかったことでもいいし、今やってみたいな、と思うことでもいい。

何か興味を持ち、好奇心をくすぐられるもので「とことん子供のように」遊んでみましょう。

そんな『子供の心』を取り戻したとき、あなたの人生に新しいステージがやってきますよ。

 

 

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m

心理カウンセラー・らぶさん印

 

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