「反抗期がない」は良い子ではなくデメリットだらけな理由
「うちの子は反抗期もなくって、本当にいい子だわ」と自慢してしまう親がいます。
実はこれ、かな~りヤバイです。
ある意味、その家の狂気を物語っているからです。
そして、その子は本来あるべき反抗期と引き換えに、『子供の心』を失ってしまっています。
それはアダルトチルドレンが取り戻すべき大切なものの一つです。
実は「反抗期がなかった子」には2種類います。
ひとつは、親子や友人とのコミュニケーションや趣味でストレスが溜まらず「親に反抗する必要がない子」。
もちろん、こちらは問題ありません。
もうひとつ、親の圧力(過干渉や押しつけ、ヒステリー)により無理や我慢を強いられ、それで心がいっぱいいっぱいで「反抗したくとも出来なかった子」。
アダルトチルドレンで反抗期がなかったタイプ、こちらが問題なのです。
思春期の分かりやすい反抗期の、相当前からこの問題が始まっています。
第一反抗期(もしくはイヤイヤ期)と呼ばれる、幼少期(2,3才くらい)は手がかかります。
親(大人)からしたら、まだ出来ないのに、と思うことを「やってみる」と言い出してきかなかったり・・・
いろんなものに興味を持ち、家の中にあるもので些細ないたずら(遊び)をしたり、でてんやわんやです。
しかしこの時、時間がかかってもやらせてみる、度が過ぎたり危険でなければ(ある程度)好きにさせておく、ということも大切です。
幼い子供は親に完全依存しています。
そして、親から愛され、十分な安心感(安全と肯定)を得た子供は徐々に自立していきます。
その自立の始まりが第一反抗期(イヤイヤ期)です。
思春期の反抗期はこの延長線上にあり、大きな自立の過程にある大切なものなのです。
同時にそれは「子供の心を持ちながら(満足させながら)成長していく」ことを意味します。
だから大人になっても健全な心を持ちやすいのです。
しかし、過干渉や押しつけが強い親、ヒステリックな親はそうではありません。
例えば時間がないからと子供の自立心(好奇心、やる気)を無視して親が全てやってしまったり・・・
遊び方まで干渉し、押し付けてしまいます。
なぜなら、その方が『親が楽だから』です。
親が楽になるための親ルールであり、子供への干渉や押しつけはこの頃から始まっているのです。
それは子供の自立心をそいでしましますが、それだけではありません。
十分な安心感(安全と肯定)を得られないのに、『自立を強制』されてしまうのです。
だから思春期の頃のいわゆる反抗期では、親からの圧力により(反抗を)あきらめてしまったり・・・
無理や我慢を強いられながら自立しなくてはいけないため、心がいっぱいいっぱいで「反抗したくとも出来ない」状態になってしまうのです。
はた目には「反抗期のない、良い子」ですが、心の中はストレスと不安だらけ。
さらに問題なのは、それをその後ずっと「(本人の自覚のないまま)引きずってしまう」という、根深い問題になってしまいます。
それは「子供の心」を無くしたというか置き忘れてきたようなものなので、これも不安に拍車をかけてしまうのです。
反抗期というのは、子供と大人の境目からくる不安定な領域ですが、自我の確立にも重要な役割を果たします。
適度な反抗期は「人の成長にとっての必要事項」ですから、「反抗期がない自慢」はちょっとヤバイよ、ということです。
こういったアダルトチルドレンは、我慢して傷ついた心を癒し、いつの間にかできてしまった「不要な思い込み」を解く必要があります。
もうひとつ、大切なことがあります。
それは『子供の心』を取り戻すこと。
「子供のように無邪気に、無心に、好奇心のまま遊ぶこと」です。
インドアでもアウトドアでも何でもいいんです。
とにかく「遊ぶこと!」です。
小さい子供って、男の子も女の子も、電池切れになるまで遊ぶんですよね。
大人からすると、なんでそこまで?って思うこともあるんですが、『遊ぶことに全力で、とにかく夢中で楽しんでいるから』なんです。
もう、親からの制限や押しつけはありません。
子供の頃やりたかったけどできなかったことでもいいし、今やってみたいな、と思うことでもいい。
何か興味を持ち、好奇心をくすぐられるもので「とことん子供のように」遊んでみましょう。
そんな『子供の心』を取り戻したとき、あなたの人生に新しいステージがやってきますよ。
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ありがとうございましたm(_._)m
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