親に甘えられなかったアダルトチルドレン(解決編)
こちらの記事の続きです。
今回は、「子供のころ、甘えるべき時に親に十分に甘えられず、大人になって頑張りすぎてしまうアダルトチルドレン」はどうやって回復・改善したらいいのか、その方法についてお話します。
子供の健全な成長や心の健康のために、「10才くらいまでは徹底的に甘えさせてよい」とされています。
この時期に十分に甘えられるかどうかが、その後の人格形成に大きく影響すると言われていますが、全くその通りだと思います。
子供は親に対する甘え(依存)と自立を繰り返しながら成長し、大人になります。
そのバランスがいいと健全な心を持った大人になり、毒親のようにバランスが悪いとアダルトチルドレンになってしまうのです。
健全な親は子供が甘えたい時、甘えさせなければならない時には十分に甘えさせます。
毒親は子供が甘えたい時、甘えさせなければならない時に甘えさせません。
「親の言うことを聞いたら」「いい成績をとったなら」などとその対価を要求することもあります。
※ちなみに過保護で「甘やかす」になると、自己中が強くなり、ニートやモラハラパワハラをするような大人になったりします。
そして、子供のころ、親に十分に甘えて安心し、自信や自尊心が育ってくれば、自然と自立していきます(=親離れする)。
親の方は、子供が自立し始めたら信頼して送り出し、静かに見守ってあげることが大切です。
そして、何か困ったことがあったらいつでも帰ってきなさい(相談しなさい)と受け止めてあげるのが健全な親ですし、健全な子離れです。
ちょっと見方を変えれば、親も子も、『子供の成長によって、親と子の距離感を変えていく』ということです。
しかし、毒親の場合、その子供は不安と自信のなさの中で無理にでも自立するか、誰かに依存し続けるか、極端な道をすすむしかなくなります。
プラスして、毒親は無理してでも自立した子供に、どういうわけか今度は依存する(子離れできない)というのも結構あります。
こちらは、というと、子供の頃も、子供が成長してからも『親と子の距離感がおかしい』のです。
そりゃ、親子関係も、自分の人間関係もおかしくなります(おかしくなって当たり前)。
では「子供のころ、十分に甘えられなかったアダルトチルドレン」はどうすばいいのでしょうか?
大人になったのだから、余計に甘えてはいけない・・・なんて考えそうですが、必要なのは『思いっきり甘えること』です。
自立しすぎ・頑張りすぎになってバランスが悪いのですから、その逆をしてバランスとればいいのです。
まずは子供の頃の甘えられなかったことに対する気持ち(辛かった寂しかった悲しかった)を十分に癒すこと。
「もっと頑張らなければ」「頼れない(頼ってはいけない)」等の価値観も変えていきましょう。
これは自分一人では難しいので、心理カウンセリングを活用しましょう。
次に「自分(特に自分の心)を大切にする」こと。
誰かに「してあげたい」、ということを自分にしてみること。
子供のころしたかったけど「できなかったこと」で、『今ならできること』があればどんどんやりましょう。
そして、あなたを大切にしてくれる人、愛してくれる人、と付き合い、少しずつ「甘える」「甘えてもらう」をやっていく(体感する)ことです。
他のカップルを見て、『いいなと思ったこと』は、「こうして」「こうさせて」「甘えるの苦手だったけど、甘えたい」と素直に言って体験することです。
(ありがとうも忘れずに)
そういう人はまだいなくて・・・という方は、「頑張ってきた自分にご褒美」に、『自分を思いっきり甘やかす』ということをしてみましょう(たまにやる分にはぜんぜんOKです!)。
こうやって、子供のころに育まれなかった「甘え(依存)と自立のバランス」を取り戻すのです。
やっていくうちに安心し、自信も自尊心も深まります。
人生変わってきますよ?!(ホントに)
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