「大丈夫」は呪いの言葉?!
今日は、私自身の経験をお話ししようかと思います。
アダルトチルドレン特有の悩みは「子供の頃に親との関係で出来た不要な思い込み」が原因です。
しかし、それは思いもしないものだったりして、大人になってもなかなか気付けないことがあります。
私もびっくりするようなもの、持ってました。
それは・・・
『大丈夫』『心配ないよ』という言葉。
え?これって、不安な人を安心させたり、勇気づけたりする言葉なんじゃないの???
って、普通はそうなんですが、私の場合は『呪いの言葉』になってたんですよ。
もう、勘弁してよぉ・・・って感じ。
うちの親は二人とも外面よし子さんで、余計なことする割に肝心なところで役に立たない(何もしない)というのが共通項でした。
ちなみに夫婦仲は悪くない・・・というより、どちらも波風立てないようにしている、という感じ。
でもって、不安なことやストレスになることを父親に相談すると・・・
←母親に言うと「お父さんに言いなさい」なので仕方なく。
大抵「大丈夫だ。心配するな」と言うだけで何もしない。。。
(しかも何かめんどくさそうに言うので、それにもイライラ。。。)
健全な親なら何かしら行動したりして、「ほら、これをやったからもう大丈夫だよ」とか「こうなったから、もう心配しなくていいよ」と言うものですが、何もせずに「大丈夫だ」と言うだけ。
←「大丈夫だ」「心配するな」と言っておけばいいと思っていたのかも・・・
それでも食い下がると、「我慢しなさい」「頑張りなさい」でこちらが悪者にされるか、出来ないとわかっていることを「どうするの?」と逆質問されたりして、何も言えないようにされて終わり。
さらに、父親か母親か、どちらかとモメた時、もう片方が味方になってくれることはまれ。
それどころか二人して攻撃してくることもしばしば。
つまり我慢するしか選択肢がない。
当然、不安やストレスが払拭されるどころか、余計にストレスがかかり・・・
ムカつくのと悲しいのと切ないがごっちゃになった、めちゃくちゃ嫌な、いたたまれない気分になってました。
そんなことが何度もあって「言っても無駄」という諦めとなり、「大丈夫」「心配するな」が呪いの言葉と化していったのです。
そして、「何でも自分でしなければ(頼れない、頼らない)」になるし、他の人の言う「大丈夫」や「心配ないよ」が信じられないし、その言葉を逆にとるようになってしまっていました。
(本心親切心で言ってくれているが、無意識に『父親の無責任な「大丈夫」「心配するな」』と重なってしまっていた)
本当にやりたいことが出来なくなってしまったり、不安になったり、やらなくていいことやってしまったり破滅的な方を選択したり、というのもあって・・・
当然、人間関係や恋愛で『うまくいかない』のオンパレードになるわけです(泣)
今はもう悪影響のあるものではなく、安心したり力を与えてくれるものになりました。
もちろん、あのク〇親父!と思うこともありましたが、親のせいにするんじゃなくて・・・
「ああならないようにしよう」「自分のことは自分で改善しよう」と『私はこうなる/こうする』と思い行動したからこそ、呪いから「怨念」に変わることなく、成仏させられた(改善できた)のだと思います。
つまりですね、「思いがけないものが、親の呪いと化すことがある」ということと、同時に『改善しようと思えば改善できるもの』なんです。
これ大事。
でも、放っておけば自然と風化していく・・・ではありません。
(親と離れるとかすれば)時と共に弱まっていくこともありますが、逆に強くなって余計に心を蝕まれてしまうこともあります。
ただ『これはおかしいと気付いて、正しい手順で行動に移せば変えられる』ということは間違いありません。
そのことを覚えておいてほしいと思います。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
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「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
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