毒親問題は「親の影響をなくすこと」が重要
アダルトチルドレンで必ず出てくるのが「親子関係の問題」です。
恋愛結婚でも仕事でも人間関係でも、最終的に「親(毒親)との関係」に行きつきます。
アダルトチルドレンにとって最も重要で切実な問題なのですが、『これではうまくいかない』というものがあります。
それは『どうにか親を変えたい』『親に変わって欲しい』と、親をなんとかしようとすること。
これはいくら頑張っても「労多くして実りなし」です。
では、どうしたいいのでしょう?
それは、「親を変えること」ではなく、『親の影響をなくすこと』。
自分自身の親(毒親)からの影響をなくし、幸せに生きられるようになることです。
もちろん毒親のDVや過干渉などの実害が今起こっているのなら、「一刻も早く離ること」が必要です。
でもこれは「影響を最小限にするために離れる」であって、「親をなんとかする」ではありません。
そして、「親をなんとかしたい」の本心は、自分の気持ちや過去の辛かったことなどを『親に分かって欲しい(なので改めて欲しい)』というのもあります。
もう一つ、親の言動がストレスとなり我慢の限界になってしまった、だから『親に変わって欲しい』というもの(こちらの方が切実です)。
しかし、「親だから分かってくれる」とは限りません。
押し付けるだけて理解しようとしない人、自ら変わろうとしない人を変えるのは至難の業です。
ものすごい労力とエネルギーを使っても、その苦労に見合うものはまず得られません。
ましてや親(毒親)の場合は30年も40年も変わらなかったのですから、そう簡単には変わりません。
もし「親を変えること」にこだわり続けるなら、この先もずっと無駄なエネルギーを使い続け、神経をすり減らすことになります。
親が変わる前に自分がますます苦しくなり、親子共依存でますます親から離れられなくなります。
しかし!
そのエネルギーをもっと自分の為に使ってみてはいかがでしょう?
人生は大きく変わります。
実は「分かってくれない」「変わってくれない」には、『話すのが面倒くさくて言葉を端折っているので通じない』、『感情を出さないので親は問題ないと思っている』なんてことがよくあります。
これは親ではなく『自分自身のこと」ですから、まずそこを変えていく必要があります。
何よりも『変わろうとしない、分かろうとしない親を変えるより、自分を変える方がはるかに楽に変えられる』のです。
アダルトチルドレンの悩みや問題は、「親との関係が原因」ですが、今現在の悩み・問題は『親の影響を受けていることによる生き辛さ』です。
この2つは全く意味が違いますし、どう対処するかも大きく異なります。
もし親を変えられても、あなた自身の悩みや問題は解決しないし、ずっと心の内は曇ったまま、晴れることもありません。
一方で『親の影響』をなくし、自分の悩みや問題を解決していけば・・・
自分が楽になるのはもちろん、親からの心理的負担が一気に減っていきます。
親への対処も楽にできるようになりますし、最終的には気にならなくなります。
さらにその過程で親にも影響を与え、結果的に親も(無理に変えようとしなくても)変わっていくことも多いのです。
アダルトチルドレン特有の悩み・問題で大切なのは、親に対する想いや考え方、親との関係性を『あなた自身が楽に生きられるように変えていく』ことです。
これが「親からの(悪い)影響をなくすこと」ですが、それは『自分を大切にすること』であり「自分らしく生きること」なのです。
毒親でも分かり合えたら嬉しいですが、たとえ親子でも分かり合えないこともあります。
そんな時は「とりあえず置いておく(後回しにする)」でいいんです。
アダルトチルドレンの悩みは「親に変わってもらうことにこだわらなくていい」と受け入れた時、新しい道が開けます。
あなたが自分の悩みや問題を解決して親の影響がなくなれば、苦労して親を変える必要もなくなります。
その方が『楽』ですし、幸せになるのも早いですよ。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
次回のメルマガ予定
10/23 親に甘えられなかったアダルトチルドレンの回復改善方法
10/26 イベント行って夫婦喧嘩/それは夫婦の問題です
登録するだけで個人セッション料金10%OFFクーポンが付いてくる!
ちょっとした疑問質問にもお答えします。
成幸の森メルマガ登録はこちらから
心理カウンセリングのメンタルセラピー成幸の森
受付時間10:00~19:00(完全予約制)、火曜定休
「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
詳しいプロフィールはこちら
------------------------------------------
初めての方へ
お問合せ
料金
お申込み
プロフィール
プライバシーポリシー
この記事へのコメントはありません。