毒親もパートナーシップも「自分の問題」を先に解決するとうまくいく

心理カウンセリングでは、悩みや問題を解決するには「相手」より「自分のこと」を中心にカウンセリングしていきますが、これには理由があります。

毒親問題で悩んだり、パートナーシップがうまくいかないとき・・・・

自分を責めてしまうアダルトチルドレンは「相手がどう思うか」とか、「相手が変わってくれないかな・・・」と考えがちです。

そして、親やパートナーなど、どうにか「相手を変えようと」してしまいますが、これは自分より相手のことばかり考えてしまっているのです。

これはこれで必要なことではありますが、実は『相手を変えようとする』のは時間がかかるばかりで、なかなかうまくいかない方法なのです。

加えて、（解決しないので）いつまでたっても状況は変わりませんし、解決したように見えても、また同じようなことを繰り返してしまいます。

それよりも、まず大切なのは、その嫌なこと・うまくいかないことに対して、「あなた（自分）はどう感じているのか」、そして「あなた（自分）はどうしたいのか、どうして欲しかったのか」ということ。

毒親やパートナーシップなどの悩み（問題）を解決するために、まず必要なのは『自分自身にもっと目を向けること』であり、『自分自身の問題を解決すること』なのです。

例えば毒親問題というと、「親からの否定や押し付け、過干渉にほとほと困っている」「離れたくとも離れられない（共依存）」などですが、親を変えようにも、そう簡単には変わってくれません。

そして、もし、どうにか親を変えられたとしても、恋愛結婚や人間関係がうまくいかないなどの問題は残ったままです。

これは「今現在、親から直接受けている影響による問題」と、「子供の頃の親子関係で受けた影響による問題(アダルトチルドレン特有の悩み)」の2つの問題があるからです。

この時、解決する順番が大切で、先に自分自身の問題（アダルトチルドレン特有の悩み）を解決することで、あなたは楽に生きられるようになります。

そして親との付き合い方を変えたり離れたりするにも、親の否定や過干渉をやめさせるにも、はるかに楽にできるようになるのです。

もちろん、恋愛結婚・仕事・人間関係などの悩みや問題を抱えているが、「今は特に親との問題はない」という方もおられます。

そういう方は自分自身の問題（アダルトチルドレン特有の悩み）を解決するだけでOKです。

何の問題も無いのですから、特に親と何かする必要はあるません。

そして『パートナーシップがうまいかない』も同じです。

パートナーシップの問題というと、「パートナーに言いたいことが言えない」、「頼れない甘えられない」、「一人で頑張りすぎてしまう」、「不安やイライラなど感情的になってしまう」などがあります。

これまた、パートナーを変えようとしてもうまくいきませんし、何もせずにパートナーに変わって欲しいとか、分かって欲しい・・・なんて思っていても状況は何も変わりません。

自分自身の問題を先に解決してしまえば、パートナーとの関係を改善するのも、幸せなパートナーシップを作るのも、『はるかに楽にできる』のです。

自責タイプのアダルトチルドレンの悩み解決に必要なのは、「相手中心」になっていたものを、『自分中心』に戻す、つまり『自分（＝自尊心）を取り戻すこと』なのです。

また、自責タイプのアダルトチルドレンほど「自分のこと」というと、「自分本位にして自己中になってしまわないか・・・？」と心配される方も少なからずおられます。

ですが、その心配は全くいりません。

そういう心配をしてしまうことが、既に自己否定であり自責なので、それを変えていく必要があるのです。

そして、その心配は「そうなったら、さらに批判されたり否定されるのではないか・・・」とか、他責タイプの親や嫌な人をイメージして「あんな風になったらどうしよう」という不安ですが、全くもって大丈夫です。

心理カウンセリングは「自責タイプ→他責タイプ」という変化や、他責（自己中）を自己肯定して自己中を加速させるのではなく、『自責タイプ⇒自律タイプ』へと変化するよう促しサポートするものだからです。

何よりも、自責タイプの人は「え？このくらい自分中心でいいの？」「こんなに自分を出していいの？」というくらいやって、『やっと人並み』なので、そういう意味でも心配ないのです。

毒親問題、恋愛結婚（パートナーシップ）の悩みや問題を解決するための最善の方法は、心理カウンセリングで『自分のことを先に解決すること』なのです。

それが人生うまくいくコツでもありますよ。

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