アダルトチルドレンは理解されにくい
アダルトチルドレンには、不安やイライラ、言いたいことを言えない断れない、我慢したり何かと自分を責めてしまうなどの悩み(問題)があります。
実は『アダルトチルドレンは周りから理解されにくい』という、多くのアダルトチルドレンが気付いていない大きな問題があります。
そもそもアダルトチルドレンは、辛いとか苦しいとかを表に出さず我慢してしまうので、周りの人からはそう思われない、理解されにくいのですが、それだけではありません。
なぜ理解されにくいのか、それにはいくつかの理由があります。
「毒親」と共に「アダルトチルドレン」もだいぶ認知されてはきました。
しかし、「アダルトチルドレン」という言葉を知っている人でも、「毒親で苦労したというのは分けるけど、何がどう苦しいのかよくわからない」という人の方が多いのです。
まず、アダルトチルドレンというのは、医学的な症状(病名)ではありません。
ひどくなれば「鬱(うつ)」や「適応障害」などの診断がされますが、いくら症状がひどくとも「アダルトチルドレン」という診断はされません。
あくまで状態を表す言葉なので、この点でも理解されにくい(というか認知されにくい)のです。
また、アダルトチルドレンは悩みがちで生き辛いという割には、社会には(無理して)適応してしまうのも、周りから理解されにくい原因のひとつです。
もともとアダルトチルドレンは真面目で努力家も多く、仕事をそつなくこなしたり、頑張って結果を出したりするので期待されたり評価されたりします。
しかし本人的には仕事も人間関係もかなり無理をしていたり、その期待が辛かったりするのですが・・・
周りかからは大人しいとか引っ込み思案というのは見て分かりますが、人と何かトラブルを起こしたりすることもないし、辛いとか無理してるとかも我慢して言わないので、何か悩みや問題を抱えているように見えないのです。
発達障害やADHDのように、周りから見ても「分かりやすい問題」ではないので、そういう点でも理解されにくいのです。
では、「私はアダルトチルドレンです!」とカミングアウトして周りの人に理解してもらったほうがいいのでしょうか?
それにもちょ~っと問題があります。
例えば、アダルトチルドレンが周りに望むのはこんなことです。
・他人と比較しないで欲しい
・悪気はなくとも、責めるようなことは言わないで欲しい
・緊張やちょっとした失敗、普段の行動を笑ったりからかったりしないで欲しい
・緊張したり焦ってしまった時は、落ち着くまでせかさないで欲しい
・途中経過、つまり「頑張っていること」を評価して欲しい
などなど。。。
じゃ、これらを口に出したとして、どこまでOK?とか、どこまで許容してもらえるか?というと・・・
うーん、一般社会ではちと難しいでしょうし、下手すると「めんどうくさい察してちゃん」ってことに(そもそも言いたくとも我慢してしまうので、そうはならないけど)・・・
とはいうものの、パートナー(恋人・夫)ならOKなレベルで、ちゃんと説明すれば分かってくれるし、対応してくれるでしょう。
でも、それも「程度」によります。
ストレスを抱え自分を責め続けたり、突然爆発したり感情的になってしまっていては、いくら優しいパートナーでも限界があります。
では、これからあなたはどうしますか?
頑張って理解してもらう?
でもそれにはアダルトチルドレン特有の悩みのひとつ、「言えない頼めない」というジレンマに陥ってしまいますよね・・・
では、今まで通り我慢し続けます?
でも、それももう限界に来ているし、以上我慢し続ければ「鬱(うつ)」や自律神経などの不調を引き起こしかねません。。。
最後の手段は「自分を変える」、つまりアダルトチルドレン特有の悩みを解決してしまうことです。
アダルトチルドレンというのは、先天的な「生まれ持った特徴」ではなく、親との関係によって起こってしまう『後天的』なものです。
改善しようと思えば改善できるものです。
アダルトチルドレン特有の悩みは、さっさと解決する方が楽に生きられますし、自分もパートナーも幸せになるのです(独身の方は良いパートナーにめぐり合いやすくなります)。
なんとか分かって欲しい、理解して欲しい・・・と悶々としているよりも、さっさとアダルトチルドレン特有の悩みを解決する方が何百何千倍も楽しい人生になりますよ。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
受付時間10:00~19:00(完全予約制)、火曜定休
「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
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