「親ガチャ」から離れよう
最近「親ガチャ」という言葉を見聞きしますが、私は変な言葉だと思います。
これが合う人もいるのでしょうけど、アダルトチルドレンは離れた方がいい言葉です。
そもそも「親に対して失礼」という意見もありますが、こういう流行り言葉を「使う側」から考えてみました。
まず、「親ガチャ」の何が変かというと、『ガチャではない』からです。
トイカプセルが出てくる本家ガチャもソーシャルゲームにあるガチャも、『自分で引く』ものですし、(課金できる限り)当たりが出るまで何度でも引けます。
では、親はどうでしょう?
当たり前ですが、選べませんし、外れだったからといって引き直しはできません。
『そもそもがガチャではない』のです。
「ガチャ」というのは基本『自分で引くもの』です。
「親ガチャ」というのは、「子どもは親を選んで生まれてくるもの」という暗示が入っていると思います。
ですから、親で苦労している、未だ親の毒に縛られているアダルトチルドレンにとっては『こんな親を引いた自分が悪い』と自分を責めることにもなりかねないのです。
また、こういうのはどんどん発展?進化?していきます。
「親ガチャ」だけでなく、学生なら「担任ガチャ」、社会人なら「会社ガチャ」「上司ガチャ」・・・さらには「才能ガチャ」や「容姿ガチャ」なんてのもあるようです。
まあ、確かに誰に当たるかは運もあるとは思いますが、変えられないものまで運のせいにするのはどうかと思います。
結局、「ガチャ」を使いたがる人は、その言葉に流されて「人生は自らの努力で変えられる」という最も大切な要素を見失い、運のせい他人せいにしているだけではないでしょうか。
また、やっぱり出たか!って感じなのが『子ガチャ』。
もうそれ、親の責任を子供のせいにしてるし、「子供を殴ってもいい」と同じレベルでの発想ではないかと思います。
「親ガチャ」ってある意味キャッチーな言葉で、だから流行るんだけど、人によって合う合わないがあります。
努力もせず被害者意識で不満たれているだけ、他人のせいにばかりしている『他責タイプ』の人に合う、そういう人が好みやすい言葉なんです。
別に「親ガチャを全く使うな」とかいう話ではなく、「親ガチャは外れちゃったけど、今は結構幸せだよ♪」みたいに笑って言える人ならいいと思います。
また、Twitterで見たんだけど「精神科ガチャ」という言葉もあるそうで、こっちは自分でクリニック選んだ上での「外れた/当たりだ」ですから、こういうのはいいと思います。
ただ、「親ガチャ」は親のことで真剣に悩んでしまったり、そのことで自分を責めてしまう人には絶対合いません。
だから『アダルトチルドレンは「親ガチャ」からは離れた方がいい』ということです。
残念ながら人は生まれながらに平等ではありません。
親によって幸福や才能がある程度決まってしまうこともあります。
しかし、人の幸せや才能は「親が全て」ではありません。
大人になれば、自分の人生をより良くしよう、幸せになろうと自分で努力して変えていくことは可能なのです。
「親ガチャ」からは離れ、あなたの幸せを作っていきましょう。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
受付時間10:00~19:00(完全予約制)、火曜定休
「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
詳しいプロフィールはこちら
------------------------------------------
初めての方へ
お問合せ
料金
お申込み
プロフィール
プライバシーポリシー
この記事へのコメントはありません。