[公開]:2021/11/15

「親ガチャ」から離れよう

 

最近「親ガチャ」という言葉を見聞きしますが、私は変な言葉だと思います。

これが合う人もいるのでしょうけど、アダルトチルドレンは離れた方がいい言葉です。

そもそも「親に対して失礼」という意見もありますが、こういう流行り言葉を「使う側」から考えてみました。

 

まず、「親ガチャ」の何が変かというと、『ガチャではない』からです。

トイカプセルが出てくる本家ガチャもソーシャルゲームにあるガチャも、『自分で引く』ものですし、(課金できる限り)当たりが出るまで何度でも引けます

 

では、親はどうでしょう?

当たり前ですが、選べませんし、外れだったからといって引き直しはできません。

『そもそもがガチャではない』のです。

 

「ガチャ」というのは基本『自分で引くもの』です。

「親ガチャ」というのは、「子どもは親を選んで生まれてくるもの」という暗示が入っていると思います。

ですから、親で苦労している、未だ親の毒に縛られているアダルトチルドレンにとっては『こんな親を引いた自分が悪い』と自分を責めることにもなりかねないのです。

 

また、こういうのはどんどん発展?進化?していきます。

「親ガチャ」だけでなく、学生なら「担任ガチャ」、社会人なら「会社ガチャ」「上司ガチャ」・・・さらには「才能ガチャ」や「容姿ガチャ」なんてのもあるようです。

まあ、確かに誰に当たるかは運もあるとは思いますが、変えられないものまで運のせいにするのはどうかと思います。

結局、「ガチャ」を使いたがる人は、その言葉に流されて「人生は自らの努力で変えられる」という最も大切な要素を見失い、運のせい他人せいにしているだけではないでしょうか。

 

また、やっぱり出たか!って感じなのが『子ガチャ』。

もうそれ、親の責任を子供のせいにしてるし、「子供を殴ってもいい」と同じレベルでの発想ではないかと思います

 

「親ガチャ」ってある意味キャッチーな言葉で、だから流行るんだけど、人によって合う合わないがあります。

努力もせず被害者意識で不満たれているだけ、他人のせいにばかりしている『他責タイプ』の人に合う、そういう人が好みやすい言葉なんです。

 

別に「親ガチャを全く使うな」とかいう話ではなく、「親ガチャは外れちゃったけど、今は結構幸せだよ♪」みたいに笑って言える人ならいいと思います。

また、Twitterで見たんだけど「精神科ガチャ」という言葉もあるそうで、こっちは自分でクリニック選んだ上での「外れた/当たりだ」ですから、こういうのはいいと思います。

ただ、「親ガチャ」は親のことで真剣に悩んでしまったり、そのことで自分を責めてしまう人には絶対合いません。

だから『アダルトチルドレンは「親ガチャ」からは離れた方がいい』ということです。

 


残念ながら人は生まれながらに平等ではありません。

親によって幸福や才能がある程度決まってしまうこともあります。

しかし、人の幸せや才能は「親が全て」ではありません。

大人になれば、自分の人生をより良くしよう、幸せになろうと自分で努力して変えていくことは可能なのです。

「親ガチャ」からは離れ、あなたの幸せを作っていきましょう。

 

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m

心理カウンセラー・らぶさん印

 

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