アダルトチルドレンは「甘える」のが苦手
アダルトチルドレンは大抵「甘えるのが苦手」です。
また、「甘える」と「 甘やかす」を勘違いしてしまって、自立しすぎ・頑張りすぎ になっている人が多いです。
健全な「甘える」は子供だけでなく大人にも必要なものです。
特に自分の幸せ(自分を大切にするということ)やパートナーシップ に大きく関わってきます。
ちゃんと甘えられるかどうか(=「健全な 甘える」ができるかどうか)は、 実は子供の時に親にちゃんと甘えられたかどうか(親がちゃんと甘えさせてあげたかどうか)、 これが大きく関わってきます。
「甘える(甘えさせる)」というのは、 例えば、しっかり話を聞いてあげる、気持ちを受け止めてあげる、子供なら 抱っこ・ 大人ならスキンシップ、 どうしてもできないことをやってあげる ・手を貸すなど、『安心する(安心させる)』ことです。
安心するということは、「不安の解消」にもなるので、 健全な自立心・自尊心が育ち自信がついてきます。
これに対し「 甘やかす」とは、あれが欲しいこれが欲しいという欲求・欲望を全て 叶える(与える)、 本来自分がすべきこと ・できることをやってしまうなど、『わがままを聞いてあげること』です。
こちらはワガママやプライドばかり強くなっていき、自分の思い通りにならないとキレたり、人を利用することばかり考えるようになります。
なので、子供の頃は『甘える(甘えさせる)を十分に、たまに甘やかす』くらいがバランスが良いです。
ですが、アダルトチルドレン・毒親は、というと「 甘やかす」はないが「甘えさせる」もあまりない(余計な過干渉ばかり多い)。
その少ない「甘えさせる」も親の機嫌だったり、「子供を都合よくコントロールするため」だったり・・・
(親の圧で)仕方なく無理に頑張る・自立する、という方向に向かいます。
当然、大人になっても甘えられない、頼れない、自分でなんとかしなきゃと過剰に自立(頑張りすぎ)してしまうのです。
「甘える」はパートナーシップでも大切です。
パートナー にちゃんと甘えられる人(=パートナーに気持ちを受け止めてもらえる人)は、安心感 や自尊心が高まります。
そして パートナーと協力して幸せを作っていきます。
しかし、パートナー にちゃんと甘えられないと自分ひとりで頑張りすぎたり、逆にパートナーを甘やかして『共依存関係』になることがあります。
もちろん、幸せを作っていくなど、夢のまた夢です。
「甘える」というのは健全な依存で、安心感はもちろん、自尊心や自信を高めます。
カウンセリングや セラピーを受けるのも、パートナーに甘え甘えられるのも、 健全な 依存 「必要な甘え」です。
子供の頃、十分に甘えられなかった方は、これから(相手を選んで)、『しっかり甘えて』幸せになりましょう。
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