「NOと言えない」のは理由がある。だがしかし・・・

「NOと言えない」のは理由がある

 

AC(アダルトチルドレン)の悩みで「NOと言えない、断れない」というのも結構あります。それには理由があるのですが・・・

 

コミュニケーションがよく取れているとか、いろんな人とよい関係を作っている人ほど、「できることはできる」「できないことはできない」、つまり『YES/NOがはっきりしている』ものです。

逆にできる/できないが曖昧だったり、YESだけになると、都合よく利用されたり、何かと押し付けられたり。。。

さらにNOだけ(もしくは相手にYESだけを求めるだけ)となると、「オレ様女王様」となり、これまた人との関係はうまくいきません。

そして、AC(アダルトチルドレン)の悩みでよくある、「人間関係でモヤッとする、うまくいかない」という人は大抵前者の「NOが言えない」です。

 

では、何故、NOが言えないのでしょう?

ひとつには「断ったら何か悪いことが起こるのではないか・・・という不安」。もうひとつは「いい人に思われたい(悪い人に思われたくない)」というナルシスト的発想です。

え”~?そんなことないですぅ~・・・という方も少なからずおられるかと思いますが、実際そうなんです!

 

でもって、あなたは日常、様々な場面で「判断」しますよね?

では、「何を基準にして判断しているか」を考えたことありますか?

 

実はほとんどの人の判断の基準は「過去の経験」から来ています。

例えば過去、「断ると悪いことが起こった」、逆に「断らない方がよかった(断らないことで悪いことが起こらなかった)」、そんな経験が多くあると、無意識的にそれを判断基準にしてしまいます。

頭では断った方が良いと考えても、心の奥底に「断らない方が良い」という判断基準(価値観)があるために『断らない私が当たり前』になってしまうのです。

 

こういうものの大半は親の言うことを聞くか聞かないかで(理不尽に)怒られたなどの、子供の頃に出来てしまった価値観(不要な思い込み)です。

本来なら限定的なもので、大人になればさっさと変えるべきものです。しかし、その価値観があること自体に気が付かず、なかなか変えることができません。

 

もうひとつの「いい人に思われたい」も似たようなものです。

こちらも、例えば「言うことを聞けば良い子として褒めてもらえる」という価値観(思い込み)が出来てしまっていたり、過去散々嫌な思いをしてきたために「もうこれ以上悪く思われたくない、悪いことが起こって欲しくない」と無意識に思ってしまう、その結果(反応)なのです。

 

では、実際の人間関係ではどうでしょう?

はっきし言って・・・人は相手がどういう価値観を持って判断しているか、答えているかなんてわかりません。

ですから、返事を曖昧にしたり、ちゃんと断れない、つまり「YESばかり、NOと言えない」になってしまったら・・・

他の人はあなたを「そういう人だ」と判断し、接するのです

だから状況が余計に悪くなったり、意地の悪い人に都合よく利用されたりしてしまうのです。

 

基本的に断れないのは、『正しいコミュニケーションをしていないから』であり、ここを変えていく必要があります。

もし相手から言われてこと頼み事ができない/したくない、というのなら、「出来ない理由」をつけて断るか、もしくは「何なら出来るのか」を言うことです(両方あるといいかも)。

 

そして、もし無理難題をふっかけておいて、断ったら嫌味や悪い口を言うような人なら無理して付き合う必要なんてありません!!!

つーか、そんな人と付き合いたいですか?仲良くしたいですか?

(もしYESならご自由に)

 

実は「断れない」と思うのでモヤッとしてくるのであり、行動的には「断れない」ではなく『断らない』です。

「本当は断れるのに、余計な事考えて断らない」という自己矛盾を、無意識的に理解しているからモヤッとするのです。

 

もし本心からNOと言いたくない!断りたくない!というのであれば、いちいち理由などつけずに、『私は断らない!いい人でいる!!』と素直に言えばいいんです。
⇒大きな声に出して相手の人に宣言しましょうね(毒)

そうすれば判断(思考)と行動が一致しますから、モヤッと度数はかなり減ります。

ただ、状況はかわりませんので、段々アホらしくなってくると思いますが(断らないをやめるきっかけにはなるかも・・・)。

 

でもね、よく考えてみて。

YES/NOを曖昧にしたり、本心を言わなかったり、人目を気にして断らなかったり、それで状況は良くなってます?幸せを感じます?

何より自分を大切にしていることですか?

 

今の状況は、「これまでやってきたこと&やらなかったこと」の結果です。

もし、今「なんでこんな望んでもいない状況(状態)になってるの????」と、感じているのなら・・・

「今までの言動が何かおかしかった」「変えなければならないものがある」、と認め、そのための行動を起こすことです。

 

NOと言えずに悶々としているのなら、しっかりNOと言えるようになることです。

そうすれば、その心のモヤモヤがスッキリと晴れ、心穏やかな楽しい日常を送ることができます。

必要なことを言わず、察して分かっての面倒くさい女を続けたいですか?

周りの人に変わって欲しいと願い続けるだけで、ため息をつき続けますか?

 

これは誰のせいでもないですが、自分自身で気付いて変えていかねばならないことです。

それを楽に簡単に変えたい、というのなら、心理カウンセリングをご利用下さいマセ。

 

 

本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)mらぶさん印

 

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「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
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