質問:甘え過ぎ?それとも期待し過ぎ?
心理カウンセリングのメンタルセラピー成幸の森。
「催眠と潜在意識の専門家」札幌の心理カウンセラー「らぶさん☆」こと佐藤愛彦です。こんにちは。
本日はメルマガ読者さんからの「甘え過ぎなのか、それとも期待し過ぎなのか?」というご質問にお答えします。
卓上カレンダー(20代・女性)さんからの質問です。
佐藤先生こんにちは。いつもメルマガ拝見させていただいております。
わたしの両親はわたしの大事なことや大きな決断をする場面で(たとえば、習い事を始めるとき、志望校や就職先を決めるとき、車を買うとき、等)「 好きにしていいよ」「 好きなの選んでいいよ」と選択権をわたしに委ねてくれることが多かったです。両親からはアドバイスなどはほとんどないので迷いながらも、これかな…と思うものを選んできました。
自分なり選んだ道に進み、そこで勉強だったり仕事に取り組んでいくのですが、うまくいかなくなったときや辞めたいなと思ったときに母親に相談すると「自分で選んだところでしょ。」と、言われてしまいます。
母親なりのもう少しがんばりなさいというメッセージだと解釈しているのですがもうこれ以上詳しくは相談できないなと思ってしまいます。確かに、自分で選んで決めた道なので母親が言っていることは間違いないのですが深く話もできず、もやもやしたままになってしまいます。
これはわたしが親に対して甘え過ぎているのでしょうか。味方になってもらえるものだと期待しすぎているのでしょうか。
はい、卓上カレンダーさん、ご質問ありがとうございます。また、メルマガも読んで下さって嬉しいです。
さてさてさてご質問は「お母様に相談したいが相談にならないのでモヤッとしている」ということですね。ご質問を拝見して、ぱっと思うのは「相談になっていない(話が噛み合っていない)のでは?」ということです。
質問内容からすると、相談したかったことは「これからのこと」のようですが・・・答えようがない、というかなんというか、お母様に何を意図して相談されているのか?私もそこがよく分からないのです。
卓上カレンダーさんの希望は「これからのことを相談したい、そのことについてアドバイスが欲しい」でしょうか?「単に話(愚痴)を聞いてほしい」でしょうか?それとも「自分で選んだこと(=仕事そのものや決断したこと)について何かアドバイスが欲しい」でしょうか?それともこの3つ全部なのでしょうか???
相談して(期待した答えではないので)もやっとしていること、また、最後の「味方になってもらえるものだと期待しすぎているのでしょうか」という2点から考えると、卓上カレンダーさんの本音は「愚痴を聞いてほしい、味方になってほしい」のようですね。
しかしお母様には「自分の決断したことについてのアドバイスが欲しい」と伝わっていて、受け取った(聞かれた)ものにストレートに答えておられると考えられます。とすれば、お母様に「本当に聞いてほしいこと・して欲しいことが伝わっていない」ということになります。
では、どうしたらいいか?
この場合は、愚痴を聞いて欲しいのが本音なら「お母さん、ごめん、愚痴聞いてぇ~!慰めてぇ~!!!」として欲しいことを素直に言うこと、甘えちゃうこと、それに尽きます。
本音や必要なことを言わず「わかって~」「わかってくれるはず」では、誰も分かってくれません。それと「して欲しいこと」をきちんと言わずに「期待した答えでないから嫌」では、単にワガママ、と言われても仕方ありませんからね?!
親だろうが彼だろうが夫だろうが、「して欲しいことは“して欲しい”と言う」、「嫌なことは“嫌”と言う」ことが必要ですし、良い関係を築いていくうえで必要なコミュニケーションなのです。
こうなってしまう背景を考えてみると、性格的には「プライドが高い」とも、「親への反発(遅めの反抗期?)」とも言えます。でも過去、様々な選択を任されてきたことが主たる原因でしょう。
これまでご両親は「自由にさせてくれた」ので、正直うらやましいです(ワタクシもそうでしたが、大抵の親は「これにしなさい」で、選択の自由がない)。でも「自由に選べる楽しさ」よりも「選択することへの不安」が大きかったのでしょう。
それが何度も繰り返されていくうちに、潜在意識的にもセルフイメージ的にも『選択することは不安になること』さらには『自分の本音は言わない』になってしまっていると思われます。
だから、気付かないうちに「本音を隠すクセ」が出ているようです。だから本音が伝わらないし、モヤッする答えしかもらえない・・・さらに本音を出さなくなる・・・という悪循環になっているのでしょう。
逆にこういう時は自分の問題に気付き解決するチャンスです。「甘えすぎ」とか「期待しすぎ」とか余計なレッテルを自分に貼らず(これもセルフイメージを下げてしまいます)、「もしかして私、本音を言ってなかったのかも?」と考えてみることです。
そして、そこで会話を「ダメだこりゃ」と諦めるのではなく、「あ、ごめん、本当に聞いて欲しいことはこうなの」ともう一度言ってみることです。
結局のところ、モヤッとする感情的な問題があれば、必ず何か思考的・行動的なもの(問題)も同時に起こっています。
手っ取り早く解決するには、そこを変えていくことですし、卓上カレンダーさんの場合は「本音を言う」ということになります。少しずつでもいいので本音を出していくことです。
そうすれば、「少しでもいいから本音を出す」→「納得いく答えがもらえる」→「不安が減り自信がつく」→「本音が出しやすくなる」・・・という良い循環が出来てきます。
ちなみにこういったことも心理カウンセリングでも改善は可能です。しかし、こういったタイプの方はカウンセリング中に本音を出すことを拒否したり隠してしまう行動をとってしまいがちです。なので素直に本音を出す人に比べ改善に時間がかかってしまうことがあります。
いずれにせよ「本音は出さないけど分かって欲しい」ではなく「分かって欲しいなら分かってくれるように言うこと」が大切です。
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