母親の愚痴は子供の結婚を呪う猛毒?!
「アダルトチルドレンと催眠・潜在意識の専門家」心理カウンセラー≪らぶさん☆佐藤愛彦≫です。こんにちは。
「パートナーとうまくいかない」そして「母親のことが気になって離れられない」という相談で来られる方は、『子供の頃に母親から愚痴を聞かされてきた』ことが多いです。
『子供にやってはいけないこと』といえば虐待やDVですが、『母親の愚痴』もそれに匹敵するくらいの破壊力と毒を持ちます。
軽い気持ちで愚痴くらい・・・というつもりでも、実はそれは猛毒と化すこともあるのです。
嫁姑問題、ママ友の付き合い、幼稚園・小学校のことだったり、パート先のことだったり・・・
ママさんだって愚痴のひとつも言いたくなるのはわかります。
ママ友の愚痴の言い合いで発散できればいいのですが、そこでは言えない、発散できないこともあります。
そして夫に言っても聞いてくれなかったり、「オレだって忙しんだから、そのくらいなんとかしてくれよ」などと取り合ってくれないと、母親のストレスは溜まる一方です。
すると、だんだんと夫との関係がぎくしゃくし、子供という身近で手ごろな存在に目が行きます。
子供は親の言うことをうんうんと否定せずに聞いてくれますし、時に「ママかわいそう~」と慰めてくれることもあります。
すると、それ幸い、だんだんと愚痴がエスカレートしていき、子供を『愚痴聞き役』に仕立ててしまうのです。
「こんなに可哀そうなアテクシ」とばかり延々と愚痴を聞かせ、「あなたはママの味方よね」と縛り付け、愚痴を聞いてくれる代償に『なんていい子なのぉ~♪』と愛を与えるのです。
その最たるものが『パパみたいな人選んじゃダメ』。
ここまでいくと子供の結婚を呪う猛毒となってしまいます。
本当に言うべきは『ママみたいにならないでね』なんですけどね・・・
確かに子供は「ママかわいそう」と聞いてくれますが、同時に「ママをなんとかしなくちゃ(私は我慢しないと、頑張らないと・・・)」「結婚ってこういうもの(夫婦は仲良くないもの)」など様々な刷り込み・思い込みが出来てしまいます。
こういった思いが親の怨念というか、地縛霊となって心の奥深くに取り憑いてしまうのです。
そのため、もう特に世話など必要ないのに、何か不安のような心配のような感じで母親の世話をしたり離れられなくなったり・・・
あえて夫婦仲が悪くなるような、一方的で文句ばかり言う配偶者を選んだり、自分が母親と同じように子供に愚痴を言ったりしてしまうのです。
本来夫婦の愚痴はどちらであっても、そのパートナーが聞くべきものです。
子供に親の愚痴を聞かせるというのは、夫婦の責任を子供に押し付け、親のストレス・人生のツケを子供に払わせようとするようなものです。
そして子供の将来の結婚生活まで狂わせてしまいます。
だから『子供に絶対やってはいけないこと』なのです。
子供に愚痴を言うことも問題ですが、実はパートナーシップが出来ていないという『夫婦の問題』が最も大きな問題なのです。
子供に愚痴を言わないのはもちろん、ちゃんと夫が聞いてくれるよう夫婦の問題を解決しないといけないのです。
もちろん大人だって愚痴を聞くのは結構なストレスです。たとえ夫でもです。
健全な夫婦はお互いが気づかい協力しあい、ストレスを溜めないようにしているので、たまに愚痴ってもうんうんと聞けるのです。
そうなれば、自然と子供を「愚痴聞き役」にすることもないのです。
そういった幸せな夫婦関係/親子関係を作っていくのが、親の責任・親の義務なのです。
夫婦で愚痴が言えない、子供に愚痴を言ってしまう、という方は、子供のためにも心理カウンセリングで夫婦関係を改善していきましょう。
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