ちひろさん

元風俗嬢で弁当屋で働く「ちひろさん」は美人で気さくで人気者。気取らず・背負い込まず・自分のペースで歩む大人の女性（結構ちゃっかり者）。そんな「ちひろさん」の日常を描いたコミックです。ワタクシの最近の愛読書っす。

実は「ちひろさん」はツボも地雷も読めず、こうと決めたら超頑固、滅多なことじゃ怒らないけど怒らせたらヤクザより怖い（。。；）。クールな一匹狼かと思えばアホな子供みたいにはしゃいだり・・・とすっげーめんどくせえ女。

そして「ちひろさん」は自分のやりたいこと・好きなことを優先し、自然とのふれあいやひとりの時間を楽しむ大人の自由人。いい距離感で付きあえる人だから人気者なんだけど、決めつけやマウンティングが大嫌い。

表面的なところだけを見て一線を越えてくる人には、後輩であろうと荒くれ漁師であろうと容赦せず、自分の自由を権利を守る人でもあります（荒くれ漁師は元風俗嬢ならではの方法でコンテンパンに）。

彼女に関わる人もまたひとクセふたクセある人たちばかり。自分の居場所を作るために周りに合わせ自分を殺してきた女子高生・・・、親の愛が得られず迷惑な悪戯を繰り返す子供・・・、いい親やいい家族に疲れたしまった人etcそんな「本当はいい人」たちに「ちひろさん」はあっけらかんと、何よりも行動で「今いちばん必要なこと」を伝えていきます。

とはいうものの、「ちひろさん」自身も面倒くさい家庭で育ち、悩んだりうまくいかなかったりって過去のある女性だし、時に大いに沈んで自分を取り戻し、どうしようもない時は信頼できる人に頼ったりもします。

そんな「ちひろさん」が本当に欲しかったものを手に入れた時、本当の自分『綾』で生きるようになるんだけど、『綾』は意外と武闘派だったりして、え？こっちが本物？って感じで面白かったりする（笑）

親子や夫婦（恋人）関係の問題をどう解決していったらいいのか、『楽に生きる』とはどういうことなのか、そんなテーマも深く描かれています。そして、あれ？これリアル心理カウンセリングだぞ？ってところも出てきたりして（何がそうなのかは読んでみてね）、心理系に興味のある人、生き辛さを感じる人におススメです。

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本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)m 心理カウンセラー・らぶさん印