「折れない心」を作る方法
「折れない心」が欲しい、メンタルを強くしたい・・・
特に頑張りすぎの上に自分を責めてしまう「自責タイプ」のアダルトチルドレンにもよくあります。
いくら頑張ってもうまくいかないことばかりで、焦ったりイライラしたり、情けないし不安だし・・・
些細なことで怒られたり、からかわれたり変にいじられたりして、その度にものすごく凹んだり・・・
そんなこんなで心身共に疲れてしまった。だから折れない心が欲しい、もっとメンタルを強くしたい。。。
私もそういうことありましたし、その気持ち分かります。
しかし、あなたが「折れない心」を作りたいと望むのなら、そのために必要なのは「強さ」ではなく『柔軟性』なんです。
実はしなやかに「柔軟」である方が折れにくいし、その方が『生きる上ではとっても楽』なのです。
では、メンタルが強い人とはどんな人でしょう?
劇画に出てきそうな、『引かぬ!媚びぬ!!顧みぬ~!!!』みたいな、人間離れした強靭な精神力の持ち主とかイメージしました?
まあ、そんな人はまずいませんが、例えば、「いつもニコニコしている」とか、逆に「すぐに怒鳴ったり怒ったりする」とか、「少しくらい怒られてもへこたれない凹まない人」とかを思い浮かべたのではないでしょうか。
でもそれって、あくまで『自分と比べて心が強そうに見える』ですよね?
そして、こういう人たちが必ずしも心が強いとか折れない心の持ち主とかではないのです。
そういう人たちだって落ち込んだりテンション下がったりイラっとすることもあるし、無理や我慢をすることもあります(だって人間だもの。。。)。
では、こういう人たちが何故メンタルが強いように見えるかと言うと・・・
・落ち込んだりテンションが下がることがあっても、いつまでも引きずらない
・自分の気持ちや考えを素直に口に出す(自分の気持ちを否定しない)
・悩んだりうまくいかない時、ひとりで抱え込まず、しかるべき人に相談する
・無理や我慢することもあるが常にではない(本当に必要な時だけ)
・心も体も疲れたらちゃんと休んで回復させる
まず、落ち込んだりテンションが下がっても、それを否定することなく「そういう時もあるさ」と認めているのです。
そして(自分で)自分の心のご機嫌をとったり、疲れたらちゃんと休むなど、『自分を大切にしている』のです。
つまり、状況に合わせて適切に対処できる、これが『柔軟性がある』ということです。
プロスポーツ選手や将棋の棋士のような人たちはどうなの?って思う方もいるかもしれませんが、こういう人たちも『自分を大切にするにする柔軟性』があって、その上でハードなトレーニングと共に精神力も鍛えているんです。
そうでなければ、続けられませんよ?!
では、「折れない心が欲しい、メンタルを強くしたい」と望むあなたは、どうでしょう?
・「こうしなきゃ」「こうでなければ」が強すぎたり・・・
・心の中に悲しみや怒り・不安でいっぱいになっていたり・・・
・自分を否定すること(自己否定)が多かったり・・・
・心身共に疲れているのに休まない休めない・・・
これでは柔軟性がない上に自分を大切にしていません。
そして「折れない心が欲しい、メンタルを強くしたい」と望むのも、『心が強くなればもっと我慢できる、無理できる』ですから、そもそもの目的が間違っているのです。
誤解がないように言っておきますが、「無理や我慢が全くダメ」ってことじゃなくて、『頑張り方を間違えている』ってことなんです。
そういうものも人生には必要だし、それで大きな幸せが作れるならやった方がいい。
でも、無理や我慢をしすぎてうまくいかないのに、それ以上無理や我慢してどうするの?ってこと。
そして、今まで無理や我慢して、心が強くなりました?
強くなるどころか、『今までのような無理や我慢が出来なくなってきた』ですよね。
なぜなら、もう限界だからです。
いつの頃からか無理して我慢して頑張ってきたけど、余裕がなくなって「無理・しんどい・辛い」でいっぱいになってるのです。
もし、それ以上無理や我慢を続けようとすれば、心が強くなるどころか『鬱(うつ)』になってしまいますよ?!
では、柔軟性をアップさせるには、どうすればいいのか?
一言でいうなら『必要のない無理や我慢をやめ、自分を大切にすること&ご機嫌にすること』です。
まずは今の状態を認めること。
疲れているなら「疲れた~!」でいいし、しんどい、辛いなら「しんどい~、辛い~」でいいんです。
ちゃんと『今の状態や気持ち』を認めましょう。
次にしっかり休んだり、リラックスしたり、頑張ってきた自分にご褒美をあげたり、『今必要なこと』をしましょう。
そして必要のない無理や我慢など、今の状態を作ってしまっている行動を、ひとつづつ変えていくことです。
自分を大切に、自分をご機嫌にしていけば、自然と柔軟になるんです。
心理カウンセリングで悩みを解決するのも、心の柔軟性を持つためなんです。
それとね『アダルトチルドレンの人が持つ勘違い』があるんです。
それが何かというと、『実はアダルトチルドレンは結構心が強い』ということ。
え~?そんなことないですよ、と言われそうですが、他の人ならソッコーで逃げ出すくらいの状態でも平気で無理や我慢してしまうんだけど、それが出来るって結構「心が強いから」なんですよ。
でも心身共に疲れてしまって「もうこれ以上どうしようもない」って状態になってしまっているから『これ以上頑張れない』なんです。
自己否定が強くて「弱い(=もっと強くならねば)」と思っているけど、本当に弱いわけではないのです。
本当に弱かったら、無理したり頑張ったりすることもないのです。
根が真面目で努力家なので、そういう強さは持っているのですし、今まで無理したり頑張ってこれたのです。
そこは大いに認め、褒めてあげましょう!!
アダルトチルドレンは頑張り方を間違えている上に柔軟性がないのが問題なのです。
柔軟で折れない心を持ち、持っている強さを活かすように頑張り方を変えていけば、どんどん人生は変わってきます。人生楽しくなっていきます。
柔軟で折れない心を作り、楽しく幸せな人生を創っていきましょう。
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ありがとうございましたm(_._)m
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