NLP志望者への警告:グリンダーのことば

心理カウンセリングのメンタルセラピー成幸の森。

「催眠と潜在意識の専門家」札幌の心理カウンセラー「らぶさん☆」こと佐藤愛彦です。こんにちは。

本日は『NLP志望者への警告』です。NLPを学ぼうという方にぜひ知っておいて頂きたい、NLP四天王・グリンダーの言葉です。※個人的にはNLPはもとより、心理系(カウンセリング、セラピー)、コーチング、スピリチュアル、占い、人と関わる全ての講座に関かわるものだと思います。

 

NLPという心理療法はご存知でしょうか?嫌なイメージを良いものに変えたり、今の状態を変えたりするのに効果的な心理療法の一種で、カウンセリングはもちろん、コーチングでもよく使われます。心理療法の中ではポピュラーで、私も心理カウンセリングではよく使います。

しかし「NLP=カウンセリング」「NLPを学べばカウンセリングが出来る」ではありませんので、その点は間違えないでくださいね。NLPはあくまでテクニック(心理療法)のひとつであり、「カウンセリングに応用すれば問題の解決を早める」ということです。つまり、NLP自体がカウンセリング技法ではないので、傾聴などもしっかり学ぶ必要があります。

 

とはいうものの、NLPはカウンセラーはもとより、セラピスト、コーチ、占い師など、その応用範囲は広く、NLP自体が強力なツールですので非常におススメの心理療法です。ですから上手に活用して頂きたいと思います。

ちなみにNLPの資格が必要か?といえば『肩書が欲しいと言う方以外は資格は必要ない』と思います。NLPの真髄は「コンテンツフリー」にあり、そのポイントと使い方さえ理解できれば、あとはいくらでも応用がきくものです。つまり、そのポイントをいかに押さえるか、いかに応用するか、なのです。

逆に言うと、それができなければ無用の長物というか、何の実りのないものに高い高い授業料を払うだけになります。また、基本形はありますが、型にこだわってばかりいるのなら本を読んでも同じです。

 

実際、私はNLPの資格は持っていませんが、あるNLPのプラクティショナーコースに参加した時に何故か(講師やアシスタントに聞かずに)ワタクシのところに聞きにくる人続出でしたし(笑)

これは、NLPのポイントを押さえて使いこなしているからです。ちなみに、きちんとプラクティショナーコースも受けた方がいいかな?と思って参加しましたが、結果、既に知って使っているものばかりで、あまり意味ありませんでした。

 

では、NLP創始者でありNLP四天王のひとり【ジョン・グリンダー】の著書の中にNLP志望者へ向けての彼からのメッセージがありましたので紹介したいと思います。

神経言語プログラミング(NLP)は人間が行う選択が飛躍的に拡大・進展したことを象徴しています。NLPでは、かつて運命や偶然、遺伝、めぐり合わせ、神の思し召しなどとされたものを受け入れるための選択肢が、腕の立つ安定したプラクティショナーの裁量に任されています。私にとって重要なのは、腕の立つ安定したというフレーズが伝えようとしていることを、少しでも説明することです。

腕(スキル)の問題が指摘するのは、いかなる興味深い人間的なスキルであれ、その熟練には欠かせないものがあるということです。NLPプラクティショナーを目指す者は練習に打ち込み、自らを鍛錬して、NLPと呼ばれる生身の体によるパターニングを研究し、学習し、最終的には極めなくてはなりません。これを成し遂げて初めてNLPの徒となり、その結果として技術者となるのです。

安定の問題はふたつの必要条件に言及しています。ひとつは、NLPの徒として(技術者として極めた)一連のスキルを、自らの生活の-私生活及び仕事上の-あらゆる分野に統合できなくてはならないということ。今ひとつは、こうしていったん専門的なスキルが統合されたら、ある叡智をもってこれらの選択肢を行使すという恐ろしいほどの責任に直面しなくてはならないということです。ここに至って、イモムシは自らを幽閉していた繭を押し破り、技術は芸術家に変身します。

以上はいくぶん回りくどい言い方はしていますが、すべて、NLPプラクティショナー志望者への警告です。昨今では、NLPのトレーニングを提供しようと目論む人々が世界中にあふれんばかりであり、メンターを選ぼうとする今こそ、読者の皆さんには、NLPを実践する際の芸術性に結びつく最も重要な能力のひとつ、すなわち、トレーナーだとされる人々の一貫性を評価する力を働かせていただきたいと思います。もし、直感が警告を発したなら、もしそうした人びとの言葉と実際の行動や仕事の間に不一致を見つけたなら、立ち止まることなく、適切なモデルを探しつづけていただきたいと思います。

ジョン・グリンダー

以上【ミルトン・エリクソンの催眠テクニックⅠ】、『あとがきに代えて読者に注意していただきたいこと』より抜粋(原文まま)

 

これを、私なりにまとめてみます。

NLPで大切なのは「知っている」ではなく「いかに使うか」である

NLPはカウンセリングなどに限定されるものではなく、私生活から仕事まであらゆることで実践して極めていくことが重要である。

指導者(師)には、なおさらその一貫性が求められ、そこに不一致を見つけたならすぐに適切な指導者(師)を探す必要がある。

と言うことかと思います。

 

この『一貫性がない』ですが、NLPトレーナーでもいました。何事も自分の都合のいいようにしか解釈せず、立場の弱い人に陰で怒鳴るなど、ホント、始末悪るかったです(こちらの記事にあるダメダメNLP講座の講師。誰か知りたければ教えますが・・・)。

こういう一貫性のない人は「聞こえのいいこと」「都合のいいこと」しか言いませんので最初は見分けがつきにくいかもしれません。でも、言動を注深く見ていると、一貫性がないことがよく分かりますよ(NLPは観察力も必要です。NLP講師をじっくり観察しましょう)。本当に一貫性は重要です。

つまり「トレーナーだから」と肩書で選ぶのではなく、NLPを使いこなしているか』『一貫性があるかどうか』能力そのものを重視して師を選ぶ必要がある、ということです。

これからNLPを学ぼうとする方はこのことを念頭におき、既に学ばれている方は初心に還り、グリンダーの言葉を大切にしてNLPを活用して頂きたいと思います。それがNLPをあなた自身のために、ひいては世のため人のために役立てることができるのです。

ぜひあなたが素晴らしい師・指導者と出会い、そして学び、あなたの人生に大輪の花を咲かせて下さいね。

 


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本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)mらぶさん印

 

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