マツコ有吉怒り新党／ミラーリングに怒ってます（ワタクシも）

心理カウンセリングのメンタルセラピー成幸の森。

「催眠と潜在意識の専門家」札幌の心理カウンセラー「らぶさん☆」こと佐藤愛彦です。こんにちは。

本日は『マツコ有吉怒り新党／ミラーリングに怒ってます』。ミラーリングとは？そして、何故怒ってしまったのか・・・？

ワタクシ達も「マツコ＆有吉の怒り新党」は結構好きで、毎週見てます＾＾で、先週の視聴者からの「怒りメール」は「ミラーリングする人に怒ってます」でした。

お！？モロ心理ネタだぞ？

ミラーリングしてくる男性に怒ってます。知り合った男性との初めて食事で、ぴったり同じタイミングで飲み食いし、しつこいくらい何度もやってくるので、何も言わずに、二度と会いませんでした。

そりゃそうでしょ。イラッとするわな。

まあ、確かに「相手の動きに合わせ自分も同じ動きをする」のがミラーリングの基本ですが・・・

こうあからさまに（相手にバレバレで）同じ動きをすればいい、ってもんじゃないんです。

さりげなく「気付かれないように」しないと意味ありません。恐らくこの人、心理系の本か何かを聞きかじりでやってるんでしょうね（笑）

でもって、何故心理系でミラーリングを重要視するかというと、「仲良くなりやすいから」です。

基本的に相手と「似たところ（類似性）」があると親近感を覚えたり、安心感が生まれます。

そして、類似性による親近感・安心感は外見的なものばかりでなく、同じような動き（動作）や言葉づかい、そして考え方や娯楽・嗜好、嫌いなものなどでも起こります。

例えばペアルックなんかも類似性による親近感や安心感とも考えられますし、夫婦は似通ってくるのは『無意識的な大きなミラーリングになっている』とも言えます。

でもね、鏡で映したように「寸分違わず同じ動きをすればいい」ではないんです。

あくまで「似た動作」であって、相手に「なんかよくわかんないけど安心する～＾＾」って感じを持たせるのがミラーリングです。

実はあまり親しくない相手に、しかも露骨に同じ動作をすれば、バカにしとんのか(｀へ´)？って感じを持たれて当然でしょう（ミラーリングではなくモノマネですな）。

心理カウンセリングでも確かにミラーリングをしますが、『ホントにさりげなく』です。

ちなみにカウンセリング終わり頃になると、相談者さんがワタクシの動きを無意識にまねる「逆ミラーリング」がしばしば起こります（＝非常に安心し信頼して頂いている証拠です）。

もちろん、モノマネであっても、「それが笑いあえる仲」であればオッケーです。

もしワタクシがミラーリング仕掛けてこられたら・・・

（そーゆーご奇特な方はいないと思いますが）
寸止め、方向転換、フェイント、「ミラーリングしてみろやいっ！」ってくらいのアホな動作してさしあげます（笑）

これぞ奥義ミラーリング返し(｀・ω・´)！なんちって。

まあ「付け焼刃ほどうまくいかない」って典型的な例だと思いますが、たぶんそれだけじゃないと思います。

＠４なエセ心理講座や恋愛講座とかで肝心なことを教えていないってのが大きな理由かと。

中途半端なミラーリングしたのも、おそらく「このテクを知っていればモテる」みたいに教えられたのだろうし、そもそもの使い方が間違っているのが致命的です。

だから「薬にならない」どころか、かえって害になってしまったのです。

ミラーリングは「ミラーリングすれば必ず仲良くなれる」というものではありません。

ミラーリング以外に仲良くなる方法、例えばコミュニケーション技法は他にも山ほどあるし、もっと大切にしなければならないことがたくさんあります。

しかし、こういう人はそこが抜け落ちてしまっているんだろうね。

以前（間違えて）参加してしまったＮＬＰ講座でも「ＮＬＰはすごい効果があるから、そのうち使用禁止になるし、講座も今のうちしか受けられません（だからあなたたちはラッキー）」なんて世迷いごとを平然と言う『＠４の極みのトンデモ講師』もいるくらいですから、ご注意を。
←こんなことあるわけない。でもってこのレベルで「トレーナー」ですから、いやはやなんとも（＠＠；）

こんな、とんでもないカウンセラーやセラピストの話もちょこちょこと耳にしますが、「形ばかりのいいかげんな講座が結構ある」ってことです（これはまた別の機会に）。

あ、ハナシがちょっとそれちゃいましたが、ミラーリングにせよ何にせよ付け焼刃の心理学・心理テクニックでは、いい結果は出ないどころか、かえって害になります。

ですから心理学を学ぶのなら先生（講師）選びにも注意して、しっかり学び、ご自身と大切な人の幸せのために役立てて下さいね。

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