アダルトチルドレンの「子供の頃のタイプ分け」は必要ない?!
アダルトチルドレンの解説で、「アダルトチルドレンの子供の頃を6つのタイプに分ける」ことがあります。
ですが、私はこの「タイプ分け」はあまり必要ないと思いますし、やっていません。
というのも、そのタイプ分けより大切なことがあり、そちらを重要視して頂いた方がアダルトチルドレンの悩み改善のためには効果的だからです。
でもって、「アダルトチルドレンの子供の頃のタイプ分け」は大抵、
・ヒーロー
・スケープゴート(いけにえ)
・ロスト・ワン(いない子)
・プラケーター(慰め役)
・クラン(道化役)
・イネイブラー(親を支える役)
という6つのタイプ(役割)に分けられています。
これはアメリカのセラピスト、ウェイン・クリッツバーグ氏の著書『アダルトチルドレン・シンドローム』で、大人になってアダルトチルドレンとなった人々が、子ども時代にどのような役割をしていたか、6つに分類したもの。
でもって、確かにアダルトチルドレンの子供時代は、大抵クリッツバーグの6つのタイプ(役割)に当てはまります。
しかし、その「どれか」というより、ヒーローでイネイブラー(親を支える役)、スケープゴート(いけにえ)でロスト・ワン(いない子)、ヒーローでクラン(道化役)でスケープゴート(いけにえ)というように、「いくつか当てはまる」こともよくあります。
タイプ分けすることで、「アダルトチルドレンを理解する」上では分かりやすくなるとは思います。
しかし『アダルトチルドレン特有の悩みを解決する』上では、そのタイプ分けがややこしくなってかえって分かりにくくなることがあります。
実際、心理カウンセリングの相談者さんに「私はどのタイプなんでしょう?」と聞かれたことがありますが、その方は3つ当てはまっていました(なので混乱してしまったらしい)。
アダルトチルドレン特有の悩み解決のために、まず大切なのは「今何が問題となっていること、解決したいこと」です。
次に、もしその悩みの原因が自分の子供時代の親との関係にあるのであれば、辛かった子供時代(&今の自分)を癒し、悩みの原因となる不要な思い込みを解いていくことで、アダルトチルドレン特有の悩みが解決できます。
つまりですね、アダルトチルドレン特有の悩み解決のために重要なのは「タイプ分け」ではなく、『どういう子供時代だったのか?=何が起こっていたのか?』なんです。
実際、心理カウンセリングでも、「タイプ分け」するのではなく、『どういう子供時代だったのか?何が起こっていたのか?』『親との関係性はどうだったのか?=親は何をしたのか?何をしなかったのか?』を明らかにしていきます。
そしてアダルトチルドレン特有の悩みを解決する「認める(知る)・癒す・解く」のカウンセリング(&セラピー)を進めていきます。
子供時代の家庭環境チェック

心理カウンセリングで相談者さんにこのことを聞かれたこともあるのですが、「タイプ分け」に固執してしまうと、本当に必要な悩み解決が二の次三の次になってしまうこともありますので注意が必要です。
こういうものは、あくまでアダルトチルドレンとはどのようなものかを知るため、そのとっかかりとして使うのがいいかと思いますよ。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
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「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
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