「36年前の不倫が原因で夫を暴行死」感情の”無い振り”はできない
「催眠と潜在意識の専門家」札幌の心理カウンセラーのらぶさん☆佐藤愛彦です。こんにちは。
本日は『「36年前の不倫が原因で夫を暴行死」感情の”無い振り”はできない』。感情を無視すると、あとあと大変です。
インターネットニュースの見出しでこんなものがありました。
36年前の不倫、介護中怒り 夫を暴行死、妻に執行猶予
(朝日新聞DEGITAL)
この事件は介護中の夫の、36年前の不倫を思い出し暴行死させてしまった、というもの。幸い、執行猶予がついたので、その点はよかったです。
夫さんの方は不倫を続けていたわけではなく、「36年前に不倫してしまった」のです。病気で倒れてからは、子供たちに「妻のことをよろしく頼む」と言っていたそうですし、結婚しておよそ50年、病気になる前も夫婦仲は良かったそうです。
それが、何故?ということですが。。。
結局、本当の感情に蓋をして無かったことにしようとか、まかり間違っても『こんな夫を許してあげる私って素敵』みたいに感情をすり替えて、自分をだまそうとしてもダメということ。
後々になって、かえって悪い結果にしかならないのです。
それと、「36年も経っているのに・・・」なんて思うかもしれませんが、潜在意識(無意識)には時間は関係ありません。その時、その気持ちが適切に処理されなければ、あたかも今も不倫しているように感じてしまうのです。
しかも、溜めこんでいた分、その気持ちは大きくなっていたのでしょうね。介護中、昔のことを話すようになり、夫が不倫のことも話してしまい、妻を激怒させてしまったようです。
しかし夫は、暴行されても抵抗することなく、それを受け入れていたそうです。もしかすると、昔のことを話したのは尽くしてくれる妻への「懺悔」だったのかもしれません。謝罪や感謝があったのかもしれません。
もしそうだとしても、妻には謝罪や感謝の言葉は耳に入らず、「36年前の不倫を蒸し返した」にすぎなかったのです。
妻は保釈後、カウンセリングを受けたそうです。そのことを判事に問われると、
いままで気づかなかった自分の性格が浮かび上がりました。素直でないところ、全て自分で処理しようとするところ……
もっと夫に頼って、甘えれば良かった。
三十数年前、お互いに本心をぶつけ合う機会だったのに、逃してしまった。
本当の意味での心の通い合いが欠けていたのかも知れない。
そう答えたそうです。
そして、弁護人の「どのようなご主人でしたか?」「結婚生活は?」という質問には、
「優しくて、いい人でした」
「いたって平々凡々でしたが、楽しい日々でした」
「心の中から主人は消えてもいませんし、忘れてもいません。お互いもっと話し合えば良かったと悔いています」
と答えたそうです。
もし事件がなければ昨年秋、二人は金婚式を迎えるはずだったそうです。
不倫は不倫です。もともと「お互い納得、不倫OK」ならいいですが、やっぱ相手を傷つける行為ですから、相手が知ったらどうなるか、ちゃんと考えなくてはいけないのです。
そういう意味では、夫にどういう意図があったのかは、もう誰も知ることはできませんが、そのままそっと墓まで持っていくべきだったのかもしれません。
ともあれ、やっぱり自分の気持ちに正直にあることが大切ですね。それは怒りをぶつけるとか、相手を罵ったり、暴力をふるってスッキリする。。。ではありません。
本当はどんな気持ちだったのか、本当はどうして欲しかったのか、これからどうして欲しいのか、それをきちんと認める、ということ。
そして、夫婦というのは問題があれば「どちらかが我慢する」ではありません。本当の自分の気持ちを相手につたえ、きちんと向き合って解決すること。
この2点が大切なんです。「なかったことにする」では単に解決の先送りにすぎません。『何か問題が起こったら、より良い未来のために今解決すべき』ということを忘れてはいけません。
そのためにも、プロのカウンセラーの心理カウンセリングを活用して下さいね。
本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)m
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