「親から離れられない」アダルトチルドレンが陥る“親子共依存”の正体
共依存は夫婦の間で起こりやすい、やっかいなものですが、実はアダルトチルドレンの「親子共依存」もかなりやっかいです。
この親子共依存の難しいところは、デメリットの大きい子どもの側が気づきにくいという点です。
そして、子どもにとっては「大きなデメリット」しかないので、できるだけ早く改善することをおすすめします。
アダルトチルドレンが毒親から離れられないのには、理由があります。
たとえば、食事の支度や家事をやってくれること。
こうしたことで、「多少の嫌味や過干渉を我慢すれば生活が成り立つ」というメリットがあるからです。
でも、これ自体が本当の原因ではありません。
「親から離れる=自立する」ということですが、そのときにアダルトチルドレンの頭にはこんな不安がよぎります。
A:自立して本当にやっていけるのか不安
B:嫌味を言われたり、理不尽に反対されたり、離れても干渉されたり、「悪いことが起こるかもしれない」という不安
その結果、無意識のうちに「離れるデメリットより、離れないデメリットのほうがマシ」と思ってしまうのです。
さらに厄介なのは、親のほうが子どもに依存していることです。
アダルトチルドレンは子どもの頃から「親の意向に逆らうと悪いことが起こる」という思い込みと、罪悪感を植え付けられています。
しかも、過干渉や理不尽な扱いのせいで「自分のために頑張ろう」という気持ちや力を奪われてしまっています。
こうした要素が絡み合って、「親から離れられない」状態ができあがってしまうのです。
この親子共依存には、親にとっては大きなメリットがあります。
それは『いつまでも子どもに依存できる、干渉できる』ということ。
その一方で、子どもにとっては、依存や干渉によって自信を失い、不安が増し、恋愛・結婚・仕事・人間関係にまで悪影響が広がってしまいます。
つまりこの関係は、『親にはメリットが大きく、子どもにとってはデメリットだらけ』なのです。
ここで注意したいのは、『親子共依存』とは「親のすねをかじること」や「親のコネを使うこと」ではありません。
それとはまったく別ものです。
それでもあなたは、この親子共依存を続けますか?
親子共依存を放っておくと、どんどん抜け出しにくくなり、不安や自信のなさが大きくなっていきます。
そうなると、チャンスも、良縁も、幸せも遠ざかってしまいます。
不安を解消して自信を取り戻し・・・
良い人間関係を築き、幸せな恋愛や結婚をして、充実した人生にしていきたいのなら・・・
1日も早く、この歪んだ親子関係を改善するしかありません。
ちなみに、「親を変えよう」と思っても、そう簡単には変わりません。
なぜなら「親が子離れできない」ことが原因のひとつだからです。
だからこそ、子どもの側から親と距離をとり、結果的に「親に子離れを促す」ことも必要なのです。
改善のステップとしては、
・物理的・精神的に安全な距離をとる(親から離れる)
・子どもの頃や最近の心の傷を癒し、不要な思い込みを手放す
・行動や考え方を少しずつ変えていく
・親との関係を見直し、改善する
この流れが大切です。
ただし、一人でやるのは難しいので、心理カウンセリングを利用すれば早く改善できます。
あなたの人生の主役は、あなた自身です。
「幸せになる権利」は、あなたが自由に使っていいものです。
親子共依存を改善して、自分らしい幸せな人生を手に入れましょう。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
「アダルトチルドレンと催眠の専門家」
心理カウンセラー佐藤愛彦
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1回2時間¥24,000(メルマガ割引、セット割引あり)
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