[公開]:2017/06/21/[更新]:2023/12/10

「いい人」やめて「いい人」になろう!

あなたっていい人ね(^^

感謝とともに言われたら、悪い気はしませんよね。

ですがこの言葉、「自己中的な使われ方」をされることも結構あります。

特にアダルトチルドレンにとっては『誰にとってのいい人なのか』ということが、ものすごく重要な問題なので要チェックです。

 

本来「いい人」とは、「よく気がきく人」とか「頼りになる人」のことで、(見返りを求めずやってくれた姿勢に)感謝の気持ちとともに使われます。

当人にとっても人間関係が良好・円滑になる上に周りからの評価も上がるのでいいことづくめですね。

 

その一方で『いい人と思われたい』という方も結構います。

例えば、「アナタのためなのよ!」と押しつけがましくあれこれ言ってきたり、「いらぬおせっかい」を焼いてくる人・・・

中には、好きな異性に(相手はその気は全くないのに)下心見え見えで一生懸命何かしてあげようとする、なんて人もいたり・・・

 

これらは「何か見返りを求めていい人になろうとする」のでトラブルになりやすい人たちです。

しかも余計なお世話なので断ったりすると「せっかく言って(やって)あげているのに!」と逆ギレする他責タイプ。

早いうちにはっきり断る(関わらない)のがベター。

 

そして、頑張りすぎで他人を優先してしまうアダルトチルドレンはどうかというと・・・

あまりよろしくない意味での「いい人」と言われたり、無理に「いい人」になろうとしてしまいがち。

どちらも『誰かのいい人』になってしまっているのが問題です。

 

まず、ちゃっかりしたというか図々しい人に「なんでも都合よく動いてくれる人」という意味の「あなたっていい人♪=いいカモ」にされやすい。

そして、「いい人にされる」と同時に「いい人になろうとする」のもあります。

 

断れないのは「相手の気を悪くさせるかもしれない」「(相手に)悪い気がして断れない」などと気にするからですが・・・

これはトラウマというか、過去の親との関係で「無理して言うことをきかないと嫌なことが起こる」という経験からきています

無理して頑張って嫌なことを避けようとするのと同時に、ある意味「見返り」というか、心の奥深くに『無理をしてでも認めて欲しい』『頑張るから大切にして欲しい』という想いが隠れています

それが「嫌なことでも断らない(断れない)、誰かにとってのいい人」にさせてしまう原因です。

 

しかし、どんな理由があろうとも、他の人はそれを察してくれません

そもそも見返りを求めている相手が違うので、どんなに無理をして頑張って尽くしても思っているほどの見返りはやってきません。

そして「いい人にされる」と「いい人になろうとする」、この2つ合わさると『どんどん都合よく使われる負のスパイラル』に陥ります。

ストレスになるし、余計に苦しくなるし、自分には価値がないと自己否定を強めたり、悩んでしまったりします。

 

どんなに頑張っても「誰かのいい人」のままではずっと苦しいままです。

それを好きでやっているのならともかく、もう、『誰かのいい人』やめていいでね?ヾ(・ω・ )

 

ええ、私も過去、「誰かのいい人」になってました。

サラリーマン時代は無理してストレスを抱え込んでましたし、ブログも書き始めの頃は「こう思われたらどうしよう・・・?」となかなか書けなかったこともありました。

でもそういうのは自分らしくないし、ストレスになる、ってこと気づいて 『いい人』やめました。

でもって、『自分にとっての“いい人”』になることにしたんです。

 

それって自己中に、毒親やクレーマーのようなオレ様女王様になるってことですか?

って、「ワガママ・自己中」とごっちゃにしてはいけません。

 

「自分にとってのいい人」というのは『自分を大切にする』ということです。

例えば「嫌なこと無理なことはちゃんと断わる」「自分ひとりでは難しいことは無理せず人を頼る」「ストレスを溜めない」というようなこと。

『誰を大切にするか、その優先順位を見直す』だけなんです。

 

なんかモヤッとします・・・という方は、こんなふうに考えてみてください。

嫌なことでも断らず無理して頑張るが、余裕もなくストレスで苦しい』のと、『自分を大切にして十分に満たしてから、余裕がある状態で誰かのために手を貸す』というのとでは、どちらがいいでしょうか?どちらが幸せになれるでしょうか?

もちろん後者ですよね。

心理カウンセリング個人セッションでもよく扱う問題ですが、病的なドMでもない限り、相談者さんはまず間違いなく『自分を大切にすること』を選ばれます。

そして『自分を大切にすること』は、自分も周りも幸せになっていくことの方が圧倒的に多いです。

 

「自分を優先したら、いきすぎて自己中になるのでは?」なんて心配する方もおられますが、それも大丈夫。

自分より他人のことを優先して苦しくなったり、悩んじゃう人はまずそうなりません。

『こんなに自分優先でいいのかな?』くらいやって、やっと『平均的なところより、まだ少し足りないくらい』というところです(ホント)。

 

さて、あなたはまだ「誰かにとってのいい人」でいきますか?

それとも『自分にとってのいい人』になって幸せ人生創っていきますか?


『誰かにとってのいい人』ではなく、自分を大切にする『自分にとってのいい人』になることを、私は強くおススメします。

 

「いい人」やめて「いい人」になろう!

 

本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)m心理カウンセラー・らぶさん印

 

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