「パートナーのお母さん代わり」は早くやめよう
アダルトチルドレンの中にはパートナー(夫や彼氏)から『お母さん扱いされてしまう女性』が結構います。
恋愛結婚では、良くも悪くもパートナーに『自分の異性の親(女性なら父親、男性なら母親)』を重ね、そうあることを求めてしまうことがあります。
(理想の親として求めてしまうことも・・・)
ですが・・・
それが「少しくらい」ならいいのですが、『パートナーの親代わり』のように求めてしまう/そうなってしまうのは問題アリアリです。
ぶっちゃけ、『パートナーのお母さん代わり』をいくら頑張っても幸せになりません。
まず、『パートナーをお母さん扱いする男性』ですが、これにはおおまかに2種類の男性がいます。
その1:勘違いマザコンタイプ
ワガママ5歳児のメンタリティー?パートナーに母親のごとく甲斐甲斐しく世話を焼てくれることを求める男性。
最初はちょっとしたことので「まあいいか」とやってしまうのですが、大抵その要求はどんどんエスカレートしていきます。
気が付けば、家事や育児はパートナー任せはもちろん、自分の身の回りのこともパートナーに頼ってきます。
例えば、「私、風邪で熱があるから今日は休むね」と言うと、「風邪は分かったけど、オレの飯はどうするの?」とか、自分の下着すら「パンツどこ~?」とか、ひどいのになると、それを通り越して「パンツはかせて~」なんてことも(いや、マジでいるんだって・・・)。
世話を焼くのもいいかげんしんどくなって、「もう、自分のことくらいやってよ!」と拒否すると『なんで?そのくらいいいじゃん』これまた斜め上からのキレ方をします。
その2:外面よし子さんタイプ
普段は真面目で家事もそこそこやってくれる・・・のですが、忙しいとかうまくいかないことがあるとイラついて八つ当たり、しかもそれを家の中だけでやる「外面よし子さん」な男性。
ホントは構って欲しいし優しくして欲しい慰めて欲しいのに、そうとは言わず、「察して~」とばかりにムスっとして口もききません。
そのくせ「大丈夫?」「何かできることある?」などと構うと、余計に自分の殻に閉じこもったり粗暴になったり・・・
一体どーして欲しいワケ?いい年こいた大人がホント面倒くさっ!!!
でもって、こういう男性のお母さんになってしまう女性はというと・・・
「もう、家のこと何もしてくれないんだから」といいつつも世話を焼き、イライラしたり苦しくなってしまったり、断ったり意見しようとすると何か罪悪感を感じて言えなかったり・・・
仕事から帰ってきたパートナーがムスっとしているのを見て、「会社で何か嫌なことあったのかな?話してくれたり頼ってくれればいいのに」とあれこれ話しかけると、余計にムスっとされて、何か悲しいような寂しいような気持ちになってしまったり・・・
これは、自分より周りの人を優先して頑張りすぎてしまったり、苦しくなったり悲しくなってしまうのは自分の頑張りが足りないせいなのかな?と自分を責めてしまうアダルトチルドレンの女性に多く見られます。
実は、パートナーに対しても頑張りすぎたり、二人の関係がうまくいかないことで自分を責めたり、パートナーのお母さん代わりになったり、パートナーに母親の役割をさせようとする男性を選んでしまうのは、大抵自分の親(その夫婦関係)の影響を受けているからです。
この「親の影響」をなくすことも大切ですが、問題はそれだけではありません。
では、二人の関係性はどうでしょう?
健全なパートナーシップでは、「お互いに」協力したり頼ったり甘えたりしますし、日常的に「ありがとう」「ごめんなさい」があります。
これが「パートナーのお母さん代わり」にしてしまう/なってしまう関係では、一方が頑張るだけで協力関係になく、「ありがとう」「ごめんなさい」もありません。
あれこれ世話を焼いてもらおうとするのも、ムスっとして察して欲しいのも、パートナーに『甘えてくる』のですが、パートナーシップにおける「甘える」ではなく、母親が子供を世話するような「甘える」を求めているのです。
いつの間にやら生んだおぼえもないデカい子供が増えているようなものですが、『あなたは彼の母親ではないし、彼はあなたの子供ではない』のです。
恋人・夫婦関係においては、「母親のような」「父親のような」パートナーはいますが、決して「パートナーの母親」になることはありません。
母親とパートナーというのは役割が違うからです。
もうひとつ、
「パートナーをお母さん代わりにする」彼氏や夫に対し、「もっと頑張ろう」とか、「私が悪いのかな?」と自分を責めたりするのも・・・
たま~に(あなたがキレたり感情爆発させたあとに)優しくしてくれるからといって、「やっぱりこの人はわたしがいないとダメなんだわ。」となってしまうのも・・・
『共依存』なんですよ。き・ょ・う・い・ぞ・ん!
『パートナーをお母さん代わりにする』『パートナーのお母さん代わりになってしまう』ということは、『誤った、歪んだパートナーシップ』なのです。
そのままではいくら頑張り続けても、傷つくばかりで安らぎは来ません。
たとえあったとしても、一時的なものです。
この「パートナーのお母さん代わり」問題を解決するためには、『パートナーのお母さん代わり、頑張りすぎや自分を責めることをやめること』、『パートナーシップの改善』、『共依存の改善』この3つをやっていくことが必要です。
そのためにもまず、「今の二人の関係はよくないものだし、二人とも改善すべきことがある」ということをしっかり認めることです。
そしてこれまでのことで傷ついてしまった心を癒してあげたり、親の影響を無くしたりして、頑張りすぎや自分を責めるといった行動を変えていくことです。
そして具体的なパートナーシップの改善、共依存の改善をしていくと、早くスムーズに改善していくことができます。
ちなみに、健全で幸せなパートナーシップですが、これは「お互いに」協力したり頼ったり甘えたりすることも大切です。
加えて『パートナーだからこそ、言うべきことを言う』ことも大切です。
「私はあなたの母親ではありません。お母さんが恋しいのなら、どうぞお母さんのもと帰りなさい」くらい言ってもいいと思いますよ。
大切なのは『本当にやめて欲しいこと』『本当にして欲しいこと』、これらをはっきり言えるようになることです。
(大切だけど言いにくいことを『相手に嫌がられずに伝える方法』は心理カウンセリング個人セッションでお伝えしています)
「パートナーのお母さん代わり」をやめれば、代わりに『二人とも幸せなパートナーシップ』を築いていくことができます。
1日も早く行動を起こすことが、あなたもパートナーも幸せなパートナーシップを作るコツですよ。
幸せなパートナーシップ作っていきましょう。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
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