「できない」よりも『しない』を使おう
心理カウンセリングでよくあるのが「できない(できません)」という問題。ついつい使ってしまいがちですが、実はデメリットが多いので使わない方がベターです。
パートナーに言いたいけど、言えない・・・
仕事で指示されたことができません・・・
他の人のように出来きません・・・
など、さまざまな場面で「できない」を使ってしまいがちですが、「できない」って全て同じじゃないんです。
・本当は出来るけど(不安などで)したくない・・・
・出来るけど、何かに邪魔されて出来ない・・・
・経験・能力がなくて出来ない・・・
・資金や場所など状況的に出来ない・・・
など色々あります。
そして、あなたが「できない」と思う時、それは本当に「できない」のか、それとも「しないくない」とか「しない」なのか、ちゃんと分けていますか?
自信がないから・・・うまくいかいないかもしれないから・・・何か言われるかもしれないから・・・そういう理由でもいいんです。本当に出来ないのなら「できない」、本当はしなくないのなら「しない」、きちんと分けて使うことが大切です。なぜなら、それが自己評価や自信に大きく関わってくるからです。
「できない」というのは、自分の意思に反してできなくなっている状態です。状況的に、もしくは親とか上司などの圧力がかかって、「したいけどできない」状態、それが「できない」です。しかし、大抵の場合は「したくないのでしない」ことを『できない』と言っているのです。
自信がないとか、不安だとか、それも「できない」かもしれません。そのことをするための能力があろうとなかろうと、“するかしないか”は、各人が決めていることです。なので不安だろうと自信がなかろうと自分で決められることは『しない』が正しい表現なのです。
本当は「しない」なのに、「できない」と言っているとどうなると思います?
こうなると、無意識的に本当は自分で決めているのに、「誰かに強制されてできないと勘違い」してしまいます。そして余計に不安になったり余計に自信を失ってしまったりしてしまいます。
たとえ本当はそれができる能力があっても自分の力を過小評価し、自分を卑下してしまうのです。新しいことにチャレンジしたり、状況をよくするための行動がどんどん出来なくなっていきます。
「しない」ではなく「できない」と言っていると、自分で自分の力を奪ってしまうのです。それだけで自分にとってマイナスのことをしているのです。本当は出来ることがあっても、それこそ本当に「できない人」になってしまいますし、周りからの評価も下がる一方です。
不安なら不安、でいいんです。自信がないから、でいいんです。理由はどうであろうと、「したくない」と思うのなら、それでいいんです。そこに余計な判断をするからおかしなことになるんです。
だから「できない」と思ったら『しない(したくない)』に言い換えてみましょう。たとえ「しない」であっても、それはあなた自身の判断ですから、あなた自身の力を取り戻す(あなた自身に力を与える)ことになります。不安ではなく、納得になります。
それにね、「しない」というのは、「危険を回避する」時にも使う言葉です。もしかすると、「しない」という選択で危険から身を守ることだってあります。「しない」が全て悪い
わけではないんです。
でもやっぱ「しない」は後味悪いです・・・という方にとっておきの方法を。
「今回はしない」とか、「今はしない(しません)」と言ってみてください。「今はしないけど、準備が整ったらやるよ」という無意識的な暗示となり、自己否定することがなくなり、「できない」と思っていた行動が徐々に出来るようになります。もちろん、できることなら「今はしない」とか言ってないで、どんどんチャレンジしてみてくださいね。
「したくない」→「今はしない」→「やってみようかな」→「やってみる!」そうステップを踏んで変えていくのもアリです。
それが自分らしく、幸せな人生を生きることにも繋がるのですよ。
本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
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「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
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