健全な依存、不健全な依存
『依存』と聞くと、なんだか悪いイメージを持つ人が多いと思います。
中には「依存は全て悪!」という極端な心理学もあるようです。
実は依存には「健全な依存」と「不健全な依存」があり、依存の全てが悪いわけではありません。
人生に欠かせない、人が安心して生きるための「健全な依存」もあるんですよ。
まず、「不健全な依存」ですが、典型的なのが『共依存』です。
例えば、浮気や暴力、ギャンブルを繰り返す“ダメ男”と、「それでも私が支えてあげなくちゃ!」「そんな私って素敵♪」と思い込む女性との関係です。
「いつかきっと幸せになれる」と信じても、その未来は残念ながらやってきません。
また、NOと言えない断れないことにつけこんできたり、自分の都合ばかり押しつけてくる「かまってちゃん」や「フレネミー」、都合のいい女でしかないのに純愛と信じてしまう不倫なども「不健全な依存」です。
これらは一時的な安心感はあっても、結局は身も心も消耗していくだけなので、1日も早く関係を見直すことが大切です。
一方で「健全な依存」というのは、「幸せな人間関係にある依存」です。
例えば子どもが親に甘えたりすることですが、そこには愛と幸せがあります。
大人同士でも同じです。
頼ったり頼られたり、甘えたり甘えられたり、お互いに支え合い感謝し、安心と喜び幸せに満ちている・・・
それが大人の「健全な依存」です。
無理をせずに「頼っていい」と思える相手、それに応えてくれる相手がいるからこそ、安心や幸せが続くのです。
また、カウンセラーやセラピストを頼るのも、健全な依存のひとつ。
一人で抱え込まずに、困ったときは「助けてほしい」と声をあげられる人の方が早く解決しますし、早く幸せになります。
では、自立しすぎ自己否定ばかりのアダルトチルドレンはどうでしょう?
人に頼れず一人で頑張りすぎて身も心もすり減らしてしまうか、「不健全な依存」にはまるか、どちらか極端になりがちです。
もちろんどちらも幸せにはなりません。
そうならないためには、心も体も疲れきってしまう前に少しでいいから「人に頼る勇気」を持つことです。
人に頼れない、嫌なことを断れないタイプほど「不健全な依存をしたいタイプの人」が好んで寄ってきます。
しかし、それを見抜けないし断れません。
最初はフレンドリーに、優しく接してくれますが、いつのまにか「不健全な依存関係」になり、都合よく依存されてしまうのです。
余談ですが、冒頭の「依存は全て悪!」という極端な考えは、こういった「健全な依存」が理解できない人なのかと思います。
もしくは、依存大好き!とか、幸せなパートナーシップに嫉妬しているんだけど、それを隠して自分に依存させるカモを探しているとか(どういうわけか極論の方が人を集めやすかったりします)・・・
まあ、自立しすぎも依存しすぎもよくないように、何事も極端ではなく、『適度』とか『バランス』が大切ってことです。
適度に人に頼れる人は「健全な依存関係」、「幸せなパートナーシップ」を作ります。
同時に適度に自立していますから、「不健全な依存」をしたがる人を見抜き、そうなる前に断ったり距離をおくことが楽にできます。
ひとりで頑張りすぎたり、不健全な依存は早く手放して、『幸せな健全な依存』を作っていきましょう。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
「アダルトチルドレンと催眠の専門家」
心理カウンセラー佐藤愛彦
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