親に甘えることができなかったアダルトチルドレン

親に甘えられなかったAC

 

 

こちらの記事の続きです。

 

子供の自立は「無理してひとりで頑張ってする」のではなく、『甘えていい時・甘えたい時に十分甘えられた(甘えた)子供が自然と自立していくもの』です。

そして「子供のころ、甘えるべき時に十分に甘えられず満たされなかった子供」は、大人になって頑張りすぎ、無理や我慢ばかりするアダルトチルドレンになってしまいます。

 

今回は、アダルトチルドレンの子供の時の親との関係をみてみましょう。

毒親は自分の都合(というより機嫌)で甘えさせるかどうか決めますし、自立を強制します。

「今忙しいんだから」「そのくらい自分でしなさい、ちゃんとしなさい」と突き放したり強制する一方で、子供がうまく出来ないと怒ります。

かといって子供が自発的やろうとすると、(失敗するとかえって面倒なので)させなかったりします。

 

これに対し、心が健全な親は子供が甘えてきたときは、ちゃんと甘えさせます

どうしても時間が取れない時は「今は忙しいから、ちょっと待っててね」と子供に声をかけ、時間ができたら「ごめんね。待たせちゃったね」と甘えさせてあげます。

 

また、子供が自発的に何かしようとするときは、まずやらせてあげます。

それが出来たら、ちゃんと褒め、ちゃんとできなくても(多少失敗しても)子供を応援します。

こういったことは子供を安心させ、その子は自信が持てるようになり、健康な心と自尊心が育つのです

 

一方、毒親は思春期くらいになっても、余計なこと(私生活)に干渉し、進路の相談など「肝心なこと」は自分で決めなさいと突き放します

矛盾だらけで子供の自発的な意欲を削ぎ、子供を不安にさせます

 

大人のように「そういう人だから・・・」と割り切れればいいのですが、子供はそうはいきません。

甘えたい時に甘えられなかった子供は、不安になり、自信が持てず、自尊心も養われません。

さらに「自分は出来ない。頑張りが足りない。でも、自分でなんとかしなくては」と無意識に思うようになります(無理とか出来ない、やりたくないとか言うと、理不尽に怒られるので仕方なく)。

 

そして「不安だらけで自信がない」のに、頑張って自立しますが、『何でも自分でしなければ』と人に頼れず無理をします。

というか、「不要な価値観」として、そう思い込んでしまっていて、人に頼れないから『無理してでも、ひとりで頑張るしかない』のです。

 

当然、こんな状態では人間関係・恋愛結婚もうまくいきません。

何かと不安で自信がなく自尊心も低いので(=心の余裕がない)、せっかく愛や助けの手を伸ばしてくれる相手がいても、なかなか信用できません。

 

そして、誰かに甘えられない人は、誰かを甘えさせることができません。

自分に対しても、パートナーに対しても、です。

 

だから子供の頃、親に十分に甘えられなかったアダルトチルドレンは、人間関係がうまくいかないし、良いパートナーと結ばれない、幸せなパートナーシップを作れない(ひとりで頑張る)・・・の悪循環にハマるのです。

 

次回はそんなアダルトチルドレンはどうやって回復・改善したらいいのか、その方法についてお話します。

 

 

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m

心理カウンセラー・らぶさん印

 

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