毒舌家は正直者?!
『毒舌』といえば、あなたはどんな人を思い浮かべますか?
本来「毒舌」と「悪口」は違うものですが、これがごっちゃにされていることが結構あります。
「毒舌」と「悪口」は何が違うのか、「本当の毒舌者」とはどんな人なのか、ちょっと考えてみましょう。
週刊誌の調査で「好きな/嫌いな毒舌タレントランキング」というのがありました。
それによると、好きな毒舌1位はマツコ・デラックスさん、2位有吉弘行さん、3位高嶋ちさ子さん、以下デヴィ夫人さん、上沼恵美子さん・・・
嫌いな毒舌タレントは、1位泉ピン子さん、2位フワちゃん、3位和田アキ子さん、以下坂上忍さん、宮根誠司さん・・・となったそうです。
うん、なんか分かるわかる、って感じ。
が、「嫌いな毒舌タレント」の方は、本当に『毒舌』なんでしょうか・・・?
“毒舌”というのは『(悪どいことをしているような人に)辛辣な皮肉を言ったり、歯に衣着せず本音をズバッと言う』ですが、“悪口”は『他の人をけなす、貶める』ことです。
そして、その言い方ですが、毒舌は基本『私はこう思う』ですが、悪口は『お前(あいつ)はこうだ』です。
加えて悪口の方は悪意があったり、自己中心的な文句だったり、自分にプラスになる目的でけなしたり攻撃したり、というところ。
ですから、毒舌と悪口は全くの別物なんです。
マツコ・デラックスさんや有吉弘行さんが毒舌なのに好かれるのは、ズケズケ言うかもしれないけど、『素人さんとか格下の人にはちゃんとフォロー入れたり最後は持ち上げたりして、嫌な感じを残さないから』でしょう。
本当の毒舌者というのは、世間の目や批判を気にせず本音を言う、『ある意味正直もの』です。
一方、嫌われる毒舌の方は、人をイラっとさせたり不快感を持たせたりするので、こちらは「悪口に近い」とも言えます。
大抵、こういう毒舌(というより悪口)は、目立ちたいとか自分アゲ、主義主張の自己正当化のためなどの『自分のため』です。
しかも目的が目的ですから、信用度はちょっとねぇ、、、
そのあたりが毒舌と悪口の違いであり、『辛辣だけどズバッと本音を言う人』と『一見毒舌だけど自分のことばかり、悪口を言う人』は分けて考えた方がいいです。
というのも、悪口のような毒舌家はどんな人で、どんなところにいるかというと・・・
まあ「売れるタレント」であれば、取り上げてもらえます(その分アンチも多い)。
でも一般社会ではどうでしょう?言わずもがな人は離れていきますね。
でも、ブラック企業にはよくいそうだし、どういうわけかカルトの教祖様やインフルエンサーと呼ばれるような人にも結構いたりします。
また、カウンセリングやセラピーなど「心を扱う分野」での毒舌はどうでしょう?
「はっきり言う」は必要、毒舌はたまに・・・ならいい程度、悪口まがいの毒舌は全く必要ありません。
理由は簡単、肝心の『癒し』に影響するからです。
「ここでは全く癒しはありません!スパルタオンリーです!!」とはっきりしているのなら、それはそれで。
それも一つの「ウリ」ですし、それが好きな人が選べばよろしい(後で文句言うなよ?)。
ただし「あなたの心に寄り添います」「傷ついた心を癒します」なんて看板掲げている人が、悪口まがいの毒舌やってたら、最悪です。
カウンセリングでもセラピーでも占いでもコンサルでも、個人セッションやっている時は結構『素』が出るのよ。
いくら最初は優しいキャラを演じても、何かの拍子に地が出て、傷ついた相談者さんに毒舌のナイフを突き立て、傷口に人格否定や罵倒という塩とからしを擦り込む・・・なんてことも。
(体験談聞いたことあり)
カウンセラーやセラピスト、占い師などは、はっきり言うタイプでたまに毒舌程度、つまり「悪口の方の毒舌」になっていなければOK。
意外とブログとかの口調は辛口でも、会ってみたら礼儀正しくて優しくて全然違った、なんてことも結構ありますよ。
じゃあ、私たちはどうでしょう?
大抵デメリットの方が大きいので、あえて毒舌になる必要はありません(たまに天然で毒舌になる人もいますが(笑))。
でも、言いたいことははっきり言った方が結果的に信頼されるし、良好な関係を作ることができます。
なので、毒舌ではなく、あくまでも「はっきり言う」を意識しましょう。
真の毒舌家と悪口まがいの毒舌家は似て非なるものです。
信用度も全く違います。
そのあたりも注意しておくと、幸せな人間関係を作るのに役に立ちますよ。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
メンタルセラピー成幸の森
受付時間10:00~19:00(完全予約制)、火曜定休
「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
詳しいプロフィールはこちら
------------------------------------------
初めての方へ
お問合せ
料金
お申込み
プロフィール
プライバシーポリシー
この記事へのコメントはありません。