アダルトチルドレンの悩みを3ステップで解決その4:潜在意識の特徴を使って解く
「アダルトチルドレンの悩みを3ステップで解決」前回は「癒し」についてお話しました。
3ステップの最後は『解く』です。
恋愛結婚・仕事・人間関係がうまくいかず、不安やイライラ、本当はしたくないのに無理や我慢をしてしまうなどの「アダルトチルドレン特有の悩み」。
その原因は潜在意識にある「〇〇しなくてはいけない(義務)」、「〇〇してはいけない(禁止)」、「〇〇しない(制限)」など、主に子供の頃の親との関係で出来てしまった『不要な思い込み』です。
子供の頃、したかったことを我慢したり、したくなかったことを無理したり・・・、そして悲しみや寂しさ辛さなどの気持ちを我慢したり・・・
そんなことが何度も繰り返され、その『本当の思い』と『本当の気持ち』を何度も我慢せざるをえない状況にある(=親子関係に何かしら問題がある)と、「もうこんな思いをしなくてもすむように」と、自分を守るために義務や禁止などの価値観(自分ルール)を作ってしまいます。
本来「価値観」とは、あなた自身のアイデンティティであり、安心安全な生活をもたらしたり、楽に生きられるようにしたり、夢や目標を叶える基となるものです。
しかし子供の頃にできてしまった「自分を守るための価値観」は、大人となり、状況が変わって必要なくなっても、そっくりそのままあなたの中に残り続けます。
するとこれが自己否定したり、悪い方に考えたり、人目を気にしたり・・・、
本当はしたいことが出来なかったり、無理をしたり、嫌なことを断れなかったり・・・、
不安やイライラ、悲しみにさいなまれてしまったり・・・
気が付けば「不要な思い込み」と化し、「アダルトチルドレン特有の悩み」になってしまうのです。
「不要な思い込み」がやっかいなのは、自分ではなかなか気付くことができず、たとえ気付いてもなかなか変えていくのが難しいことです。
無理に変えようとすると苦しくなってしまうこともあります。
では、このアダルトチルドレン特有の『不要な思い込み』を解くには、どうすればいいのでしょう?
それには、まず「不要な思い込み」は潜在意識にあるのですから『潜在意識の特徴を使うこと』です。
潜在意識はあなたが体験したこと(記憶)をもとに、様々な価値観(自分ルール)を作り出し、それが行動や考え方、感情に影響を与え、あなた自身を作っていきます。
まるであなた自身の設計図というか、六法全書みたいな働きもしますが、潜在意識にあるのは「言葉」ではありません。
何でもいいですので、「子供の頃のこと」を思い出してみてください。
「おかっぱで赤いスカートはいて、しかめっつらして、部屋の隅っこでブスっとしてる・・・」などと、『言葉』では出てきませんよね。
その場面(=記憶)は「イメージ(映像)」と「五感(体感覚)」、そして「気持ち」ですよね。
これと同じように、潜在意識は言葉ではなく、「イメージ、五感(体感覚)、感情」を使い、より強い感情を伴うものを重要なものとして認識します。
だからネガティブな(強い)感情を伴う「不要な思い込み」が出来てしまうのであり、逆にこの特徴を使えば解くことができるのです。
つまり「不要な思い込み」は、その当時の『本当の思い』と『本当の気持ち』を、『潜在意識の特徴であるイメージや五感(体感覚)・感情を使って解放することで解くことができる』ということです。
今回はこのへんで。
次は心理カウンセリングで具体的にどのようなことをしているかお話したいと思います。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
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