お金を払って怒られたい!?
『怒られる』というのは、何も子供ばかりではありません。
会社で上司から(まれに仕事先から)、家庭ではパートナーや親から、というように、大人になってからも怒られることがあります。
中には『講座で講師に怒られる』、なんてこともあるようです・・・
が、それ、ちょっとおかしくね?
これは以前、知り合いに聞いた話。
「会社で怒られるのは嫌」と言っている人が、とあるセミナーに行って「怒られてきた」と“喜んで”いたそうです。
しかも、一方的に怒鳴られているにも関わらず、『あの方の怒りには愛があるのよ~』と嬉々としていたそうです。。。
まあ「イケメンに触られるのは甘い誘惑」、しかし「脂ぎったおっさんが一瞬でも触ったらセクハラ」みたいなもんで、何をよしとするかはその方次第ですからねぇ・・・
なので、好きにすればよろしいとは思いますが・・・
でもね、よーく考えてみ?
会社で怒られるのは『お金もらって怒られる』のだけど、セミナー等で怒られるのは『お金払って怒られる』のだよ?
なんか変じゃね?
もちろん会社で「上司の機嫌しだいで怒られる(八つ当たり、パワハラ)」など、「正当な理由なくして怒る」のは、もちろんダメです。
けどね、会社で怒られるのも何かしら怒られる理由があり、かつ勤務時間中のことですから、「一応は給料分」ってことです。
それと、前提として、セミナーや講座等で講師が怒ることが『全てダメ』ということではありません。
通常怒るというのは、「よくない行為をやめさせる」もしくは「怒られなきゃわからない人に怒ることで分からせたり改めさせる」ためです。
例えば他の受講生に迷惑行為をするとか、人のセミナーで自分の営業してしまうとか、何度注意しても迷惑行為を繰り返す人に「怒る」のもあるでしょう。
けどね、そういった正当な理由なく『お客さんを怒る(怒鳴る)』のは私はちょっと理解できません。
では、理由もなく怒ったり怒鳴ったりする講師は何が目的かというと・・・
答えは簡単、『受講生に罪悪感を植え付け、都合よくコントロールするため』です。
直接怒られている人はもちろん、それを見ている他の受講生をコントロールすることが出来るのです。
常識では理解できませんが、『毒親と同じ』と考えると分かりやすいです。
こういう講師は『他責タイプ』であり、基本的に怒られて喜んでいるのも同じ他責タイプです(そういった講師に気に入られたいとか、同じことをしたいので喜んでいる)。
そして、自責タイプの人にとっては百害あってなんとやら、です。
安易に受講生(お客さん)を怒るような講師の「信者」と化してしまったり、それが当たり前のような集団に入ってしまうと、冷静・客観的な判断ができなくなってきます。
それが普通のことだと勘違いしてしまったり、恐怖心で離れられなくなってしまうことがあります。
先の「会社で怒られるのは嫌だが、(お金を払って)あの講師に怒られるのはいい」という人も恐らく信者化してしまっているし、どこか心を病んでいるのだと思います(それとも、そういう性癖?(笑))。
こういう方は、一度ちゃんとしたカウンセリングを受けた方がいいのですが・・・まあ、受けないでしょうけど(笑)。
講座やセミナーは知識技術を得て自己成長するための場であり、その対価として受講料(お金)を払うのです。
講師の自己中的な満足のためにお金を払うのではありません。
そして、安易に受講生を怒ったり怒鳴ったりする講座やセミナーでは、費用に見合った成長はまず見込めません。
あなたにとって、その講座やセミナーは本当に必要なのかどうか、そういったセミナーを受けて本当に成長があるのかどうか、そこもよく考えて受講しましょうね。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
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