もし100億円あったら

突然ですが、質問です。

『もし100億円あったら何がしたい（何が欲しい）ですか？』

30秒でお答えください。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・・・チーン。

それが『あなたが本当にしたいこと』です。

パッと答えられなかったアナタ！残念ながらお金のブロックがあります！！！

・・・って、ホントか？！

主に自己啓発系とかコンサル系でよくある（？）質問なんですが・・・

（もちろん心理系スピ系でも）

この質問、ワタクシ的にはあまりいい質問とは言えません。

というのも、まず、大抵の人は『100億』というのが金額が大きすぎてイメージしにくいからです。

私もイメージつきません。

自己否定が強い自責タイプのアダルトチルドレンの方にとって、こういう質問は余計に苦手でしょう。

家具家電は100万以内で揃いますし、車でも数百万です。

結婚式の費用も純費用として1000万かけるなんて人はまれ。

人生で最も高い買い物のマイホームでも3000万～4000万が平均価格、しかも一括で買うなんでことはほぼない。

まあ、夜の街に繰り出しで、豪遊すればあっという間に百万とか飛んでいきますが、それでも100億使うのは大変です。

つまり、現実離れしすぎていて、100億はちょっといきすぎなんです。

もし常々ハリウッドスター並みの生活をしたいと夢見ている、なんて人ならイメージつくのかも。。。？

それと、ぶっちゃけ、なんで100億なの？100億じゃなきゃだめなの？という素朴（？）な疑問があります。

もしかして。。。と思ってググったら、米国の子供向けの本で「数のえほん 100万ドルあったなら」というのがありました。

子供に数字に興味を持たせ、100万＄があったら何が買えるのか、社会でお金がどんなつかわれ方をしているかを紹介する本なので。。。

もしかしたら、きりもいいし100万＄（現在レートで1億3千万）をそのまま「100億円」にしているのかもしれません。
←だとしたら、イージーすぎwww

100億というのは、確かに「一生お金の心配がなくなる金額」ではありますが、イメージしにくいので質問としてはイマイチです。

イメージしにくければ、いい答えは出にくいのは当たり前。

「あまりいい答えが思いつかなかった」という方も心配いりません。それが普通です。

ましてや「メンタルブロックかどうか」なんて意味ありません、というか、どちらかというとトンデモやカルトが好んでしそうな質問です。。。

『本当にやりたいこと』を引き出すのなら、それを引き出すような質問をすればいいんです。

こういう時は次の２種類の質問を使います。

（A）頭で考えてしまう制限を外すことで「本当にやりたいこと」を引き出す。

（B）現実的にイメージしやすく、かつお金の心配をしなくなる金額を使って「本当にやりたいこと」を引き出す。

(A)なら、

『もし一生お金の心配をしなくてよくなったら、何をしたい（何が欲しい）ですか？』

『もし自由に好きなだけお金を使えるとしたら、何をしたい（何が欲しい）ですか？』

みたいな質問になります。

(B)なら、

『もしジャンボ宝くじで１等が当たったら、何をしたい／何が欲しいですか？』

『もし、明日遺産が3億円入ってきたら、何をしたい／何が欲しいですか？』

みたいな質問ですね。

どうでしょう？

「もし100億円・・・」では、あまりいい答えが出なかった方も、これなら結構『やりたいこと／欲しいもの』が出てきたのではないでしょうか。

悩みを解決したり幸せを作っていくためにも、それを大切にして育て叶えていきましょう。

『なんか答えにくい質問』というのは、答えられないあなたではなく、答えにくい質問しかしない講師に問題があることはよくあります。

似たような質問でも質問の仕方で答えが出やすくも出にくくもなります。

それは紙一重で「似て非なるもの」というか、雲泥の差となります。

よい質問は『悩みを解決し、幸せをつくっていく』ものですから、積極的に良い質問を選んでいきましょう。

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m