キレる私をやめたい

アダルトチルドレン(AC)でも様々なタイプがあり、中には「キレて」しまうタイプもいます。

ACということは「(これまでの)親との関係がキレる原因になっている」ということですが、実はその「キレる相手」というのは当の親ではなく、何故か夫(彼)だったり子供だったり。もちろん自分自身にも「キレて」しまいます。

それは、ちょっとしたことで頭に血がのぼってヒステリーを起こしたり・・・、泣き叫びわめき散らしたり、物を投げたり壊したり・・・、暴言を吐いたり、時には暴力を振るったり・・・でも、その「キレて」いるときは分けわからず、自分でもコントロールできません。でも、ふと我に返ると「こんなキレることを繰り返す自分は、なんてダメな人間なんだろう・・・」と、今度は自己嫌悪に陥ってしまいます。

 

「キレる」は自己中心的なもので、キレることで相手を威嚇したりコントロールしようとするもの。。。と思われがちですが、心の奥底に溜りに溜まった心の傷、「傷つきすぎて」しまっていることがキレる原因となっていることもあるのです。

なんとなんと、にわかには信じがたいかもしれませんが、(自分でも気づいていない)過去から引きずっていた感情が「キレる」という形になって出てきてしまっているのです。

過去から引きずっている(というより閉じ込めてきた)「怒りの感情」が、何年も年十年もしてから周りの人へのキレるという形になる、過去の感情なのに今の生活にも大きく影響を及ぼしてし、自分を縛る生きづらさとなってしまいます。

 

この『キレる私をやめたい』は毒親本「母がしんどい」でも知られる田房永子さんの誰にも言えなかった“キレる”という深刻な悩みを克服し、穏やか生活を手に入れるまでの体験記です。


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ネタバレすると、田房さんが受けたのは岡田法悦先生の『ゲシュタルト療法(セラピー)』です。実は岡田先生は私も信頼するセラピストであり、岡田先生のゲシュタルトセラピーには私も何度かお世話になったことがあります。そして、私もゲシュタルト療法(セラピー)を心理カウンセリングに取り入れています。というのも、ACの悩みの解決や改善にすごく効果的なセラピーだからです。

この本にはゲシュタルトセラピーの解説やエクササイズなども収録されていますので、ゲシュタルトセラピーや心理カウンセリングに興味のある方もぜひご一読ください。

 

こちらも田房永子さんのおススメ本です。


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