乱暴な言葉その2:「バカアホ」とは思うけど・・・

怒る親

 

先日の記事「乱暴な言葉」で人は強くなる!?を書いていてちょっと思ったこと(続き)。

 

下品というか乱暴な言葉というと、自分は「バカボケアホ」を思い浮かべます。

でもってこれは「カウンセラーだから絶対に使わない」ではなく「場合によりけり」です。

 

“場合によりけり”というのは、「自分と同格以上の人の、しかもよろしくない行いについて」と「一方的な・こちらに非がない迷惑行為された」は「バカボケアホ」は使うかな(たまにですけどね)。

同格以上というのは、同業者とか起業している人とかに、「ちゃんとプロの仕事せえや!」って感じで使うかな。

それも関西(大阪?)弁の「アホちゃう?」だとかなり柔らかい表現なので、「アホスピリチュアル」「アホセミナー」みたいな感じで。

 

だって、例えば同業者で全く役立たずどころか、害になるようなセミナー開いていたりセッションしている人(講師)がいたとします。

もし、そこに来たお客さんが「カウンセラーってみんなこんなもの」みたいに思ってしまったら、ホント迷惑な話ですからね。

 

だからといって、そのアホセミナーなりに参加している一般の人に向かって「参加するのはバカ」みたいな表現は使いません。

だってそれは「たまたま」とか「それしか知らなかった」かもしれない。

むろん「好きで参加」しているのなら、それこそ「余計なお世話!大きなお世話!」ですからね。

それについてとやかく言うことはありませんが、「こんなアホセミナーではこういうデメリットがありますので、こういうものを選んで下さね」という比較(提案)はします。

 

あと、セミナーやセッションを予約したのにドタキャンされたとかでバカボケ言う人もいますが・・・

「容易にドタキャンできる申込みシステム」にしておいて、ドタキャンした人にバカボケ言うのもどおよ?その何割かは自分の責任じゃないの??と思います。

それは自分の小人っぷりをPRしているようなもので「自分のミスでのドタキャンに騒ぐバカ」って感じですからね(毒)

確かにドタキャンはよくないものですが、プロならそういうものを減らす仕組みを作っておくべきでは?

私は申込時に明確にしてドタキャンされにくいようにしています。

 

それと、「カス」とか「クズ」とかいう言葉については、かなりの人格否定表現だと思うので絶対に使いません。

こういう言葉をよく使うのは、毒親とか自己愛性人格障害みたいな人たち、本当のカスでクズですわ。。。

 

「〇〇しないヤツはバカだと思う」と「〇〇しないヤツはバカ」、「〇〇してるやつはアホだと思う」と「〇〇してるやつはアホ」という表現は意味が違います。

前者は『持論(こう思う)』だが、後者は『決めつけ(こうだ!)』です。

 

それが「カス」とか「クズ」になるとどうでしょう?

「人権を踏みにじるような犯罪行為を平然としている」みたいなものならまだしも、単に主義主張と合わないからといってカスクズと決めつけして人格否定って「お前何様のつもり?どんだけ偉いんだよ?」とか思います。

心理カウンセリングで相談に来られるお客さんの中には、過去、毒親や毒彼・毒夫・毒上司などに「カス」「クズ」みたいな言葉で傷ついて、トラウマみたいになっている人もいるから、こういうのは余計に嫌な言葉に聞こえるんだよね。

 

ですので、基本的には「バカだな」「アホだな」と思うことがあっても、それを「カスだクズだ」とは言わないのです。
←むろんネタにすることはある(爆)&もし私がカスクズを使っていたらマジ切れしていると思ってチョーダイ。

 

余談ですが、実は親がこういう人格否定的な言葉を多用していると、子供に影響します。

自我が強い子供だと、「親が言っているから」と親の真似して使うようになり、やがて陰湿な「いじめ」へと発展することもあります。

そして、そうでない子供には(特に素直で親のいうことをよくきく子)、その心をとてつもなく傷つけトラウマにし、自己否定の塊のような大人になってしまいます。

 

例えば親が時々人格否定的な言葉を使っていたとします。

たとえそれが子供に向けられたものでないとしても、その点については「嫌な(悪い)親」の部分となります。

もちろんそれが子供に向けられていたら、ものすごく傷つきますしトラウマにもなります。

 

そして、大人のように「良いところは良いところ、悪いところは悪いところ」と切り離して考えることができず、必死に「良い部分が多いので悪い部分を帳消しにしよう」とします。

しかし、それは永遠に消えません。

 

さらにそれが十数年たって社会に出てから仕事や恋愛結婚、人間関係に悪影響をもたらします。

無意識に「親のようになったらどうしよう」と恋愛結婚に躊躇したり自ら良縁を壊してしまったり、毒親と似たタイプの人を変に恐れたりしたり選んだりします(経験上、こういうケースが少なからずあります)。

逆にこういうことが原因で(心理的ベクトルが逆転して)、モラハラ・パワハラを平気でするようになったり、トンデモ・カルトの教祖様になることもあります。

つまり、「バカボケカスクズ」なんて言葉を日常的に使っているだけで、たとえ子供に向けた言葉でなくとも子供には影響することが『大いにある』のです。

大いに子供に悪影響与えたい方はどんどん使ってくださいね~(毒)

 

こういう強い言葉は様々な影響を及ぼします。

使うかどうかは自由ですが、「使い方」をよく考えて使って欲しいものです。

 

 

本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)m心理カウンセラー・らぶさん印

 

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