「法則なのにうまくいかない」は法則じゃないから

『法則』っていろいろありますね。

でも「法則」なのに、な～んか変だと思いません？

今日は「法則」が出たら要注意、ってお話。

法則といえば、有名どころでは「引き寄せの法則」ですかね。

以前は「マーフィーの法則」が流行りましたが・・・

そうそう、「宇宙の法則」もたぁ～っくさんありますが、人によって言っていることが違うのもどおよ？と思うのです。

どうでしょ？

1回くらいは「○○の法則」ってのをやってみて、法則通りにうまくいきました？

「法則どおりうまくいった」「何度やっても法則どおり！」って方います？

大抵うまくいったというのは、法則ホーソク言っている人『だけ』だよね・・・

それもそのはず、こういう心理系やスピ系自己啓発の法則は、『法則なのに法則じゃないから』です。

つまり「法則とおりにうまくいかない」じゃなくて、『法則じゃないからうまくいかない』のです。

でもってまず、「法則」とは何か？と言えば、

『誰がやっても同じ結果が得られるもの・再現性があるもの』です！

逆に言えば、法則とおりのことをやって、「法則とおりの結果が得られない」「人によって結果が違う」のなら、それは『法則ではない』ってこと。

そして、単なる「経験」を法則と言っているだけだったり（大抵はこれ）、中には経験どころか「思い付き」としか思えないものもあります。。。

まあ、「こいいう傾向があります」程度のものなら、かなりマシ（それでも法則と言うには無理があります）。

以前流行った「マーフィーの法則」も、「そうそう、よくあるよくあるぅ～♪♪♪」って感じのもので、『経験則でよくあるもの』なんですよね。

それと、もう一つ大きな問題があって、それは『前提（条件）があいまい、分からない』ってこと。

物理の法則みたいに計算式で表せるものならともかく、人は（能力や資質などの）個人差が大きいので、その前提や条件が絶対必要です。

「こういう条件で（もしくは、こういう条件の人が）、こうやればこうなりますよ」でなければおかしいのです。

で、法則とおりにやって「うまくいきませ～ん」となると、どうなるか？

「法則は正しいので、その通りの結果が出せないお前が悪い！」みたいに逆に文句言われるというか怒られるというか。。。

（　・ω・）（・ω・）（・ω・　）ヒソヒソヒソ・・・

で・でも、『法則』なんですよね？？？

誰でも、その通りになるんですよね？？？

え？『法則』なんだから、結果が出せるように頑張って下さい？あとは自分の頑張り次第？？？

では、法則でもなんでもないのに、なんで法則と言うのか？

それは、一言で言えば『うまくいくと“思わせる”ため』なんです。

だから結果的なものや「あなたがうまくいかない理由（＝うまくいかないのはあなたのせい）」は言うけど、必要な前提条件は絶対言わない。

そうすることで、願いを叶えたり悩みを解決する上で、本当に必要なこと・すべきことから目をそらさせ、コントロールすることもできる。

信者にしたりカモにするための魔法の言葉であり、言う方にだけメリットがある都合のいい法則であるんです（爆）。

でも、ちょっと検証すれば、法則でもないんでもないのが分かるものなんですよ。

だからまともなカウンセラーやセラピストは、安易に「法則」なんて言わない。

例えば、「引き寄せはある」が『引き寄せの法則と言うには無理がある』ってこと

大抵こういうのは「楽してうまくいくオイシイ話」なので、結構飛びついちゃう人も少なくありません。

ですが、「法則でないが法則と言っているもの」は娯楽的に楽しむ分にはいいけど、絶対的な法則として信じちゃう（盲信しちゃう）とかな～り危ないです。

そのへん、よ～くお気をつけあれ。

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m