アダルトチルドレンにも必要な『怒り』その2:「理不尽な怒り」
こちらの記事の続きです。
今回は『理不尽な怒り』について。
『本当の怒り』とは全く違うものです。
この「理不尽な怒り」は本来必要ない、『他責タイプの怒り』です。
簡単に言えば「気に食わないから怒って解決しよう」という「自己中心的」なワガママ3歳児の怒りです。
というのも、「気に入らない=自分の自由が脅かされている=危険→怒って排除」という原始的・脊髄反射的な反応で、自己中心的なものですから必要であるはずありません。
自己中心的な理不尽な怒りは、
・言うことを聞け(自分の都合のよいように従え)
・何か気に食わないからなんとかしろ(感情的に満足させろ)
・本当のことを言われたり図星を言い当てられて逆ギレ
・暴言やDVなどの迷惑行の自己正当化
・ストレス解消(マジである)
など、毒親とかクレーマー、モラハラ・パワハラ・DVなどの怒りです。
他人の能力や持っているものを憧れるとか羨むではなく「妬み・嫉妬で嫌がらせする」のも、この「理不尽な怒り」です。
そして、もともと自分に都合がよいだけの、自己中心的な考えの怒りですから、総じてタチが悪いのが特徴です。
さらに、本人にとっては他人を都合よく従わせることができるなどのメリットがあるため「理不尽な怒り」をやめようとしません。
なお、こういった「理不尽な怒り」に対抗するには、『徹底的に冷静に理詰めでいく』『相手以上の怒りを発揮してやめさせる』『さっさと離れる』の3択です。
ちなみにこの「理不尽な怒り」は『他責タイプのアダルトチルドレン(モンスターAC)』によく見られます。
「理不尽な怒り」を持つ人は基本的に自分を変えようとしませんし、「理不尽な怒り」もやめようとしません(徹底的に痛い目を見るとやめることもあります)。
この「理不尽な怒り」の人と付き合うには相当骨が折れますし疲れます。
その怒りに対処したところで、「労多く得るもの少なし」ということが殆ど。
ですから『さっさと離れる』が最善策なのです。
実は「怒り」にはもうひとつ「代理の感情としての怒り」というのがあります。
「一体何に対して怒っているのかよくわかんないけど、イライラする、怒ってしまう」というのがありますよね。
本当の怒りのような、理不尽な怒りのような、どっちつかずの怒り。
実は「もう嫌だ」とか、「悲しい」とか、ストレスでいっぱいなのに素直に吐き出せない・・・
そんな時、「この気持ちわかって~!!!」とイライラしたり怒ってしまうのが「代理の感情としての怒り」です。
こちらは「本当は何に怒っているのか?」が分かれば怒り自体は自然と消滅していきます。
ただし、その「怒りの原因となることの対処やケア」が必要で、そちらの方が重要です(でないとまたイラつきます)。
『本当の怒り』とは違うので分けて考える必要があります。
ということで、3つの「怒り」の違いをお分かりいただけたでしょうか。
では、なぜ怒りがよくないのか、次は「怒りのデメリット」についてお話します。
本日もブログをお読み頂き
ありがとうございましたm(_._)m
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「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
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