[公開]:2023/08/31

ネガティブな感情にも「役割」がある

感情の役割

 

『感情(気持ち)』というと、「ポジティブな感情はよいもの、ネガティブな感情はよくないもの」と言われがち思われがちです。

あなたは『感情にはそれぞれに役割があり、全ての感情は大切なもの』いうことはご存じでしたか?

今回は、そんな『感情の役割』についてお話します。

 


人生においては、恋愛結婚でも仕事でも趣味でも、ネガティブな感情に囚われているより、ポジティブに楽しく生きる方が何万倍も幸せですね。

ネガティブな人とポジティブな人を比べると、ポジティブな人の方が親しみや信頼を感じやすく、出会いが多かったり、ビジネスがうまくいきやすかったりします。

ネガティブな感情が多い人は話にくかったり、何か問題を抱えている印象を与えてしまうため、出会いが減りビジネスチャンスも半減してしまいます。

このように幸せに直結するのはポジティブな感情の方ですが、一部の自己啓発で言われるような「とにかくポジティブであればよい」とか、「ネガティブ(な感情は)よくないもの」というのは極端な考え方です。

 

心理カウンセリングでも「(悲しい寂しい不安などの)ネガティブな気持ちを無くしたい」といった相談がたまにあります。

これは「そう思ってしまうほど辛い・苦しい」という方が大半ですが、感情の取り扱いついて間違った情報が出回っているのも原因のひとつです。

 

また、潜在意識をうまく使うことで悩み・心の問題の解決にもつながりますし、幸せな人生を作るにも大きく役立ちます。

実は『潜在意識を大きく動かすのは感情』ですが、ネガティブもポジティブもどちらの感情も潜在意識を動かします

感情(気持ち)というのはネガティブであろうがポジティブであろうが、そこに『それぞれの役割』はありますが、「良い悪い」はないのです。

 

では、「感情の役割」とはどんなものでしょう?

大まかにいうと、ポジティブな感情は『日々の活力や健康につながり、人生を安定持続させる(より長く生きる)』という役割があります。

また、ポジティブな感情が多い人ほど危機や困難な状況を乗り越えやすく、そういった状況から回復する力にもなります。

そして、ネガティブな感情は『喪失感から回復したり、よくないもの(人)を避け自分自身や大切なものを守る』という役割があります。


◇ネガティブな感情の役割

・悲しみ:大切なものを失ったり辛い出来事があった時、傷ついた心を癒したり癒喪失感から回復させる
・不安:嫌(異常)な人や出来事、危険な状態を察知する(避ける)
・怒り:「脅威となるもの」から自分自身や大切なものを守る(排除する)
・寂しい:誰かとつながりたい=孤独で危険な状態にあることを知らせる

 

ネガティブな感情はポジティブな感情に比べ非常に強い感情ですが、こういった役割があるからです。

それゆえ、必要もないのに長く続いたり過剰になると心身の不調を引き起こします。

そして日々の生活はもちろん、時に「生きること」そのものの根幹を揺るがすこともあります。

 

ネガティブな感情は「早く手放そう」などと悪いものように言われるのは、強い感情であり、デメリットも大きいからです。

逆に言えば、自分を見失ってしまうほど過剰にならなければ、危機を回避したり癒しの手助けとなる『強い味方』でもあるのです。

 

「全ての感情には役割がある」ということをお分かり頂けたでしょうか?

すべての感情(喜怒哀楽)は必要だから全ての人にあるのですし、どの感情も大切にしなくてはいけないものです。

自分の感情は否定せず、上手に付き合っていきましょう。

そして幸せな人生を創っていきましょう。

 

今回の続き「もしネガティブな感情がなくなったら?」

 

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m

心理カウンセラー・らぶさん印

 

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