カウンセリング・コーチング・コンサルティングの違い

最近はカウンセリングだけでなく、コーチングやコンサルも増えています。

しかし、それぞれ「どんなことをするの？」という定義が曖昧だったり、実際にやっていることと内容が合っていないなんてことも少なくありません（それは全く効果でないのでは？）。

さらに「カウンセリングはネガティブ（マイナス）をゼロにするもの、コーチングはポジティブ（プラス）にするもの」のような誤った情報が出回っていたりします。

そのため、「どれを受けたらいいの～？」と迷われる方も少なくありませんし、実際にお問合せも頂いています。

それぞれの違いを纏めてみました。

カウンセリング

カウンセラーと対話しながら、話を聞いたりアドバイスしたりして、悩みや問題を解決していくもの。

このうち、心理的な悩みや問題に特化して、心理療法（セラピー）を使って解決していくのが心理カウンセリングです。

ちなみに「セラピー」とは「治療」や「療法」といった意味合いがあります（なので心理療法＝セラピー）。

日本の場合は「セラピー」は『癒し』の意味で使われ、カラーやカード、ヒーリングなどを使う癒しの相称となっています。

コーチング

コーチの質問や提案をもとに考え方や行動を変えていき、設定した期間内で目標達成していきます。

基本的にメンタル的な問題は扱いません。

「マインドセット」と言ってメンタル的なことをするコーチもいらっしゃいますが、内容的には『自己啓発』なので、メンタル的な問題を解決するわけではありません。

コンサルティング

コンサルタントによる専門的な相談や指導によって、ビジネス的な問題の改善や目標達成でしていきます。

こちらも基本的にメンタル的な問題を扱いませんし、やりません。

このようにカウンセリングでもコーチングでもコンサルティングでも全ては「悩みや問題の解決を目的としたもの」なのですが、その目的や手法が異なります。

例えば「カウンセリング化粧品」というのがありますが、これはカウンセリングしながら化粧品選びの悩みを解決していくからで、「コーチング化粧品」「コンサルティング化粧品」とも言わないのはこのためです。

また、メンタルの問題を扱えるのは基本的にカウンセリングや心理カウンセリングです。

同じカウンセリングでも、話を聞いてアドバイス主体のタイプのカウンセリングや、コーチングやコンサルティングではメンタルの問題は解決できません。

さらにコーチングのようにメンタルの問題を解決せずにモチベーションだけを上げようとすると、時に苦しくなってしまう人もいるので注意が必要です。

ただし、やっていることはほぼ心理カウンセリングなのに「セラピー」としていたり・・・

コーチや占い師さんでセラピー技法を取り入れて、心理カウンセリングに近いようなことをされている方もいらっしゃいます。

なので、このあたりがちょっとややこしいところ。

なので『どんなことをするのか？どんな効果が望めるのか』をしっかり確認することが大切です。

悩みの解決のために様々な手法がありますが、「これ一つで全ての悩みが解決できる」という手法（技術）はありません。

しかし「個々の悩み・問題の解決に最適な手法（技術）」は間違いなくあります。

その最適な手法を使うことで、悩み・問題はより早く解決します。

メンタル的な問題を解決したいなら、心理カウンセリング一択です！

ちなみに、癒しや自己承認『だけ』を求めてしまうと、セラピージプシーになったり、セラピストとの共依存になったりしますので注意しましょう（悩みや問題を解決する、というスタンスであれば大丈夫です）。

カウンセリングなりコーチングなり、何かよさそうなところを見つけたけど、ここでいいのかな？と不安な時は、そのサイト（記事）をよく読むこと、そしてとにかく『お問合せしてみること』です。

その対応で合う合わないが結構分かります。
（ちなみにこの時に「とにかく来なさい、受けなさい」と言われたら、これはアウトと思って間違いないです。ちょっと考えてみますとか理由つけてパスしましょう）

『自分に合うこと』、それが解決の一番の早道です。

本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)m