沢尻エリカさん「薬物使用の心理的原因」はある?ない?

薬物の心理的原因を探っても仕方ない

 

合成麻薬MDMAとLSDを所持し麻薬取締法違反に問われていた女優の沢尻エリカさんの判決が先日(2月6日)出ましたね。

懲役1年6カ月執行猶予3年とのことですが、さて。。。

これに関して「薬物を使ってしまう心理を教えてください」というメルマガ読者さんの質問も頂きましたので、ちょっとこれについてお話したいと思います。

 

まあ、ぶっちゃけ言って、この場合は「原因など考えるだけ無駄」だし、「知ったところで何も役に立たない」です。ちゃんちゃん。。。

 

これはまず、「芸能界」という特殊な環境にあることと、「薬物」という時点でかなりの特殊事例です。

というのも、あなたの周りで「薬物使用(所持)で捕まった人」っています?

離婚する人はいても、薬物関係はまずいませんよね。

 

でも、芸能関係だと年に数人はニュースになるくらいですから、「かなりいる」ってことで、かつ『そういったつながりも少なからずある』ということなのです。

それだけ特殊な環境にあるということ。

 

次に、基本的に薬物というのは、「楽に快楽や特殊体験ができるので、一度やめても再度手を出しやすい」ものです。

昨年11月には「元タレントの田代まさしさんが5度目の逮捕」なんてニュースが流れてましたね。

薬物というのは「中毒や健康と引き換えに」ですが、通常では味わうことのできないエクスタシー、興奮、幻覚などの特殊体験が「楽に」手に入ります。

この「努力なしの手軽さ」が、やめられない、やめても再度手を出しやすい最大の理由でもあるのです。

なので、専門機関(施設)で『薬物(依存)の治療』はできますが、裁判官も懸念していたように再犯の可能性は高いと思います。

 

 

そして、沢尻エリカさんの性格ですが、インタビュー場面などを見ると、恐らく「他責タイプ」でプライドが高くイライラを溜めやすいだろうな、とは思います。

恐らく、そんな性格をうまく利用されて薬物に手を出したのでしょう。

加えて家庭環境にも何か問題があったのかもしれませんが、それはあまり関係がありません。

薬物は「心理的要因で仕方なしにそうなった」ではなく、『したいからやった(そして離れられなくなった)』からです。

 

加えて基本的に人は快楽をやめません。

ギャンブルやアルコールも含めて快楽依存というのは環境的な問題も大きく、「全くできない環境を作らないと断つのはかなり難しい」のです(だから施設に入る)。

心理的要因がある共依存などとは根本的に解決方法が異なるのです。

そういった特殊事例ですから、「心理分析したり、原因や隠れた問題がどうのこうの言っても役には立たない」のです。

ちなみに、「本当の問題はこれだ!」と的外れな分析や解決方法を出して、『アテクシ、スゴイのよ♪』みたいな勘違いセラピストもいるようですが、ちょいと要注意ですね。。。

 

知っておくべきは、「薬物に手を出すと全てを失いかねない」ということ、何よりも「一度薬物に手を出したら完全に断ち切ることが非常に難しくなる」ということです。

こちらの方がずっと役に立つことですよ。

 

 

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m

心理カウンセラー・らぶさん印

 

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