幸せを呼ぶ3つの脳内ホルモンその２：快楽ホルモン「ドーパミン」
『幸せな人生に必要な3つの脳内ホルモン』の2つ目は「ドーパミン」です。
まず、ドーパミンには次のような効果があります。
〇やる気・意欲を高める
ドーパミンが分泌されると、やる気・意欲が湧いてきて、それを実行しようとします。
さらにドーパミンにより脳が覚醒し、集中力が高まったりポジティブになったりします。
つまり、ドーパミンが出るように勉強や仕事をすると効率が上がり、成績・業績も上がることが期待できます。
〇快感や幸福感をもたらす
恋愛でドキドキしたり幸せな気持ちになるのも「ドーパミン」の効果です。
何かいいこと・うれしいことが起こると、脳内でドーパミンが出て快感（達成感、喜び、感動など）をもたらします。
そのため、別名「快感ホルモン」と呼ばれることもあります。
ちなみに「何かいいこと起こりそう」でもドーパミンが出るので、『ワクワクすることをしよう』というのもドーパミン的にはいいわけです。
では、ドーパミンが不足するとどうなるかというと・・・
ドーパミンが不足するとそれだけで幸福感が下がりますが、さらに「やる気・意欲が出ない」「集中力や行動力が低下する」「物覚えが悪くなったり、忘れっぽくなる」といったことが起こります。
また、人と交わるのが嫌になり、ひどくなると「無気力、無感動」になったりします。
これもアダルトチルドレンの悩み（状態）に当てはまります・・・
「自責タイプのアダルトチルドレン」はセロトニン不足もですが、ドーパミンも不足しています。
なのでドーパミンを増やす方法ですが、基本的にドーパミンは新たな行動を楽しむようにすると増え、嫌だなとか苦痛になると減ります。
具体的には次のようなことでドーパミンを増やすことができます。
(1)新しいことをする（刺激を増やす）
ドーパミンは「行動すること」によって分泌されますが、それも「新たな刺激」が効果的です。
例えば、
・いつもと違う道（違うルート）を通ってみる
・出かける、新しい店を開拓する
・服や髪型やメイクを変えてみる
・スポーツをしたり、行ったことのない場所をウォーキングしてみる
など、簡単にできることでいいので、新しい行動を「楽しんでみる」ことがドーパミンを増やします。
(2)気持ちよく仕事・勉強する
仕事や勉強も「何かいいことがある」と思うと、ワクワクしますし、はかどりますね。
これはドーパミンが出ているからです。
逆に「嫌だな」と思ってやるとドーパミンは出ませんので、はかどりません。
なので、仕事や勉強そのものに「これがお金になる」「スキルアップして自己成長する」など『報酬や価値』をつけてみること。
また、「１週間頑張ったら、ご褒美にケーキを食べよう」「これが終わったら録画したビデオを見よう」などのご褒美（快）をつけるのもドーパミンが出やすくなります。
実は私は会社員時代にセラピーの勉強するのに、「２時間勉強したら好きなゲームしよう」「土日やったらご褒美に（ちょっとリッチな）おやつ！」とかやってたのですが、これドーパミン出てやる気出る方法だったんですよ。
会社員しながらセラピーの勉強を続けられたのも、ドーパミンをうまく使っていたからなんだと思います。
また、(3)好きな（心地いい）音楽を聴くのもドーパミンを増やします。
ですから「好きな音楽を聴きながら作業する」というのもアリです。
ただし、集中が高まると逆に（音楽が）邪魔になることもあるので、「ほどほど」がいいでしょう。
(4)アミノ酸「チロシン」を多くとる
チーズや納豆、かつお節などに含まれるアミノ酸「チロシン」がドーパミンを増やします。
これらを積極的に食べましょう。
また、ドーパミンは多くあればいいというものでもありません。
ドーパミンが多すぎると落ち着きがなくなり依存症になったり、幻覚や妄想、統合失調症や強迫神経症を引き起こします。
恋愛依存はドーパミンによる恋愛のドキドキ感だけを求めるのですが、これは大抵３か月くらいしか続きません。
だから少し付き合ってもすぐに他の相手を探すのです。
ドーパミンはアダルトチルドレンが足りていない「やる気・意欲」を高めてくれる効果があります。
幸せな人生のために適度にドーパミンを増やしましょう。
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