[公開]:2015/02/18/[更新]:2022/11/23

波風を立てずに断る方法

波風立てずに断る方法

アダルトチルドレンの悩みを催眠とカウンセリングで解決する札幌の心理カウンセラー≪らぶさん☆佐藤愛彦≫です。こんにちは。

 

本日は『波風を立てずに断る方法』というご質問にお答えします。

子育て中のイラストレーターです。

ママ友さんの弟さんが結婚するそうで、ウェルカムボードを作って欲しいと言われ困っています。

 

忙しくて引き受ける余裕がありません。

「今は仕事が立て込んでいて」と言ってお断りしたのですが、「友達なんだから」「プロなんだから簡単でしょ?」とお願いされて断りきれません。

料金の話をすれば引き下がってくれるかな?と思ったのですが、「え?お金取るの?じゃあ、ファミレスのご飯おごるから」と、タダ同然でやらされそうで。

どうやったら波風立てずに上手に断れるでしょうか?

 

みっちょん

 

はいはい、困った人ですねぇ。

「プロだから」というより、単に「良いもの作ってくれるから」という理由だけで、しかも何故か「タダ」で、という図々しい輩には困りもんです(最近はDQNと言うらしいですね)。

「どうやって断るか」の前に、「何故そうなったのか?」をちょっと考えてみましょう。

と言ってもその原因はごく簡単。

 

はっきり断らないから」です。

 

「仕事が立て込んでいて」はあくまで「仕事が立て込んでいる」だけ。

遠回しに断っているようですが、別に「お断り」になっていないのです。

こういう図々しいタイプは相手に気をつかいませんし、「断られていない=OKよね?」みたいに勝手に脳内変換するので、そんなヤワな言い方では伝わらないのです。

 

こういうタイプには「無理だとはっきり断る」ことをしなくてはいけません。

 

その際に無下に断るのではなく、何が問題でどう感じているのか、そして本当はどうしたいのか(どうして欲しいのか)をひとまとめにして伝えることです。

また、友人としての話と仕事の話をごっちゃにしていませんか?お友達だからと、と何でも聞いてあげていませんか?そういった曖昧さが、いいように使われてしまう原因でもあるんです。

 

出来ることは出来る、出来ないことは出来ない、はっきりさせることが必要ですし、それがプロの仕事です。

そういったプロ意識の欠落がこういうことを招いてしまいます。

そのためにも「仕事の依頼はこちらに」と日頃から明確にしておくこと。

つまり「私はプロです」という看板を見せておくことです。

 

それと、そもそも、ですが、「自分から(自分が原因で)波風を立てる」ことばかり気にされているようですが、嫌なことを押し付けられている時点で「既に波風が立っている」って分かっていますか?

自分の嫌は我慢するが、相手の嫌はダメ。。。

それは「私は損をして構わない(損だと思っていません)」のメッセージを発していることになりますし、だから嫌なことを押し付けられてしまうんです。

「波風を立てないように」というのは、「何も問題がないところに自分が問題を起こしそう」という場合に使う言葉です。

既に波風は立っていることをきちんと理解しましょう。

 

また、返事が曖昧になって断れないのは、「自分がどう思われるか(=悪く思われない)」気にしているからです。

害があっても付き合いたい、というのであれば相手の言いなりになってあげればいいだけです。

でも、それが嫌だから断り方を考えているのですよね?相手から無理難題を押し付けられて嫌なのですから、嫌でいいんです

同時に嫌なことでストレスが溜まるのは、「自分を大切にしていない」ということも知っておきましょう。

 

ちなみに、断ることばかり考えていますが、「もし引き受けるなら」ということを考えてみましたか?もし引き受けるなら、どういう条件なら引き受けますか?

これが通常3万円の仕事が、割増し料金込みで7万円!だったら?もしそれでOKならラッキー!ですよね。そういう提案をしてみるのも一つの手です。

それは「こういう条件なら出来る、それ以外は出来ない」という明確なメッセージを相手に伝えます。

そしてこういった図々しいタイプの人は断ってくるであろう「波風の立たない断り方」にもなりますよ。

 

既に波風立っているのに「波風を立てないように」と考えていては、たとえ断ることが出来ても、また同じような(今度はより大きな)波風が立ちます。

そしてそれは「自分を大切にしていない」のです。

人目を気にして「波風立てないように」ではなく、心の平穏・安心である『自分を大切にすること』を第一に考えて行動しましょう。

 

本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)mらぶさん印

 

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  • コメント ( 2 )

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  1. りんかママ

    学校や職場、ママ友など狭いコミュニティの中で生きていると、自分を押し殺す事が多くて、窮屈に感じます。
    私自身、断ったものの今後も顔を合わす機会が有る方だったので気が重かったのですが、このブログを読んで自分は間違ってなかったと思えました。
    私も先生と同じく、自分の時間自分を大切にして、今後もNOと言える日本人で居たいです。

    • 心理カウンセラーらぶさん☆佐藤愛彦

      りんかママさん

      コメントありがとうございます。
      はい、確かに断るというのは、最初ちょっと気が重くなるかもしれません。
      でも、「自分を大切にする」というかけがえのないものが手に入ります。
      NOと言える日本人でいきましょうね。

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