[公開]:2019/08/27

紙ナプキンは石油で危険って本当?!

紙ナプキンは石油で危険

「アダルトチルドレンと催眠・潜在意識の専門家」札幌の心理カウンセラー≪らぶさん☆佐藤愛彦≫です。こんにちは。

 

うちの相方から「紙ナプキンって危い材料使ってるの?」と聞かれました。

何かと思えば、「紙ナプキン危険、安全な布ナプキン使いましょう」という布ナプキン教の有難い教えのことらしい。

ググると、結構いるいる。。。つーか、なんのこっちゃ?って感じの記事ばかり。。。(・・;)遠い目

 

こういうのって、「身近にあるけどわからない・知らないことを利用して都合よく思い込ませる手口」なんですよね。

そういうこともあり、男性カウンセラーが生理用品ネタを取り上げるのもどおよ?とも思いましたが、あえてツッコンでみます。

 

この「紙ナプキン危険説」、要は

  • 紙ナプキンに使われている素材は石油⇒毒
  • 「経皮毒」により冷えや生理痛の悪化などの悪影響がある
  • なので布ナプキン使いましょう

ってことなんだけど、ツッコミどころありすぎ。

ぶっちゃけ、これはスピリチュアル系のトンデモ理論です。

ただ、ちょっとややこしいので分けて考えましょ。

 

まず「ナプキンの素材が石油⇒危険」について。

確かに紙ナプキンで使われる高吸水性高分子(吸水ゲル)はアクリル系の高分子で「石油化学製品」です。

でもね、「石油」と『石油化学製品』って全く意味が違うんです。

なので、ここからいきましょう。

 

出発点はどれも「石油(原油)」です。

原油流出事故で水鳥が真っ黒になってるアレね。

で、それをそのまんま使ってるわけじゃないんです。

 

でもって石油化学についてさらっと言うと、こんな感じです。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

まず、石油(原油)を精製して、プロパンガス、灯油やガソリン、重油等の燃料が作られます。これらはそのまま燃料として使います。

それ以外にもエチレンやプロピレン、ベンゼン、硫黄などがいろんな物質が含まれていて、それらも精製して『化学製品原料』にします。

次にその原料を使ってポリエチレンやナイロン・アクリルといったプラスチック製品や化学繊維、合成ゴム、化学肥料などに加工します。

そうして出来る化成品や燃料などを全てひっくるめて『石油化学製品』と呼んでいます。

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

 

で、「石油化学製品」になったら、石油とは全くのベツモノです。

例えば洋服(ナイロン)になった時、もとの石油は一切入っていません。

大量の化繊の服を集めて、1000トンのプレスで絞ろうが、1滴の石油も出てきません。

石油に含まれる成分を使って作られているのが石油化学製品』であって、『石油化学製品には石油が含まれる』ではないんです。

この違い、OK?

 

ですから、紙ナプキンで使われている吸水ゲルも「石油に含まれていた成分を使って作られている」であって、『吸水ゲルは石油』ではないんです。

例えば「ゼリーに使うゼラチンは牛の皮などに含まれる成分から作られている」ですが、「コンビニで買ったゼリーから、いつの間にか牛肉が出てきてた!」なんてことはないわけで、これと同じです。

ですから端的に言えば「石油化学製品イコール石油(なので危険)」という言い方は無理がある、『ハナシを端折りすぎている』ってことです

 

でもって、本題の「危険かどうか」について。

自然派化粧品でも「市販の化粧品は石油なので、肌につけるのは危険」なんてトークしているのもありますね。

もし石油化学製品イコール危険だとしたら・・・

 

ミネラルウォーターとかお茶などのPETボトルも石油化学製品です。

なら、こういったドリンク類全て危険じゃなくて?

いや~ん、スタバとか、コーヒーショップのプラ容器も石油で危険ですわ。

やだぁ~流行りのタピオカティーも飲めませんわよ?

でも紙パックなら大丈夫ですわ^^♪

いやいや、紙パックの内側にはポリエチレンの薄い膜がコーティングされてて、これも石油化学製品ね。

ちゃんちゃん。

 

で、何が言いたいかといえば、人体への危険性うんぬんは「石油化学製品か天然素材か」じゃないんです。

「どんな有害成分がどのくらい含まれ出てくるのか?」そして「それがどのくらい人体に取り込まれるのか?」なんです。

ということで、次回はそのあたりをツッコんでみようかと。

ー 続く ー

 

 

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m

心理カウンセラー・らぶさん印

 

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