宝くじで２億２千万円を当てた運

先日、スポーツくじ「BIG」で２億２千万円を当てた方がおられました。

当選結果をYOUTUBEで生配信していたので、少し見たのですが・・・

ここまで当てるとは！と、その結果にびっくりしました。

今回は、『運』についてお話したいと思います（どっちかというとギャンブル運ですが）。

この方、株などの投資をしていましたが、資金が目減りしてしまったそうです。

そこで一発逆転を狙い、有り金『７，０００万円』を全てBIG購入に充てたのです。

それだけ買えば当たりは出るでしょ～？！と思う方もいるかもしれません。

仮にそれだけの資金があっても、普通はそこまでの当たりは出ません。

相当のキャリーオーバー（当選金の繰り越し）があり、『計算上』そこまで買えばプラスになる可能性が高いという判断のもと、購入されたそうです。

しかし、およそ２割の確率で元本割れし、さらに約３％の確率ですっからかん（多少は当選金はあるが7000万円と比べたら微々たるもの）になります。

期待値としては、6：4くらいで増えるか元本割れになるか、といったところでしょう。

そして、通常、BIGの１等当選金は3億円（キャリーオーバーでMAX6億円）ですが、BIGのルール上、その回の１等は2800万円程度で複数の１等当選が出るのが確実だったそうです。

なので、3本以上の１等が出ればプラスに、２本以下ならマイナスになります。

その結果、なんと『１等が８本』で『当選金額２億２千万円』、ざっと３倍に増えたのです。

この人すごいな、と思ったのは、まず、そこまで計算して『これなら勝てる！』と勝負したこと。

次に、すっからかんになる可能性もあったが、７０００万という大金を突っ込んだこと。

（ちなみに、通常宝くじに７０００万突っ込んでもこのような当たりは出ませんし、BIGのこの回は2等でも３００円にしかならない。）

そして、期待値１等３本に対し『８本を当てた』ので、『相当の運を持っている』と言えるでしょう。

この方、単純に「運だけ」ではなく、「勝てる要素」を考えたうえで『運を活かした』と言えるのではないでしょうか。

ギャンブルで、こんな話があります。

ある男がなけなしの全財産１万円を握りしめ、カジノに行きました。

結果は見事に惨敗。

ふと奥を見ると、ひょうひょうとした老紳士が勝ちまくっています。

男はその老紳士に「どうやったらそんなに勝てるのか？」と質問しました。

すると老紳士はにこやかに「たとえ１００万円持っていても、それが全財産をかけるようなら勝てないでしょう。でも、どうせ遊びだし、１００万円くらいすってもいいや、と思っていると不思議と勝つんですよ。」と答えた。

これも運の要素です。

「勝つぞ」と強い意志を持つことは大切ですが、血眼になってガチガチに力が入っていると勝てません。

肩の力を抜いて、リラックスして、無に近い状態になると運が発揮される、というのはよくあります。

そして、運や勘は何度も繰り返していくうちに、（経験を積むほどに）ふと湧いてきたりします。

（私も若い頃の麻雀や、ビンゴ、商店街のくじなどで経験あり）

その心的余裕の状態に、さらに知識・経験の土台があって、こういった運は発揮されるのでしょう。

付け焼刃の１発勝負（大勝負）、では滅多にうまくいきませんし、失敗した時のショックの方が大きくなります（なので、おすすめしません）。

「運がいい」というのは、例えばコインをトスして「表がよく出るから運がいい」「裏がよく出るのは運が悪い」ではありません。

表でも裏でも『必要な方がよく出る（よく引く）』人です。

先のBIGで言えば、確率的には3本出るだろう1等を8本出たのは『運がいい』ということ。

そして「運が悪い（運が悪い）人」というのは、同じ条件で7000万突っ込んでも、およそ3％の「1等無し」を引いてしまうような人です。

なんか、運について少し分かってきましたか？

日本の古事にもありますが、「風が吹けば桶屋が儲かる」「棚から牡丹餅」みたいに、運が都合よく転がってきてくれることもあります。

でもそれは、本当に「たまたま」です。

棚ボタばかりに期待するのではなく、『勝ちに行く』『取りに行く』という強い意思（でもリラックス）に加え、『そのためにやるべきことをする（創意工夫する）』というのも運のコツなのだと思います。

ちなみに宝くじでも、自分で数字を選ぶ「ロト」は、『自分であれこれ試してみること＋継続的に買い続けること』が当選のコツだとか（これも創意工夫と強い意思ですね）。

大きな運をつかんで、幸せな人生にしていきましょう。

本日もブログをお読み頂き

ありがとうございましたm(_._)m