清水富美加さん「出家」「芸能界引退」は洗脳かそれとも。。。
ここ数日、タレントの清水富美加さんの「出家」騒動が芸能ニュースを賑わせていますね。清水富美加さんといえば、朝のテレビ小説「まれ」でブレイクし、映画やTVドラマなどで主演をつとめるようになったほどの人気タレント。
それが単なる引退のみならず、宗教団体への「出家」ですから、そりゃもーびっくり!連日のようにワイドショーを賑わせていますね。それにしても所属事務所が「レプロ」というのが・・・そう、少し前は能年玲奈さんの事務所移籍問題で話題になった、いわくつきの芸能事務所ですからねぇ。。。
で、出家の最も大きな理由が「良心や思想信条にそぐわない仕事が増えていた」ということ。
芸能界でも大御所と呼ばれるような人ならいざ知らず、いくらブレイクしたとはいえ、そこは若手タレント。いろんな仕事(役柄)が回ってきても不思議ではないでしょうし、それを選ぶことができる(好き嫌いが言える)ことはできないでしょう。
第一の疑問はこの点。芸能界の仕事は主義信条に合うものだけ、たとえば女優業だけしたい、というのなら劇団に入るとかの選択肢はなかったのでしょうか?一般的な芸能事務所なら、とにかく売りになる、というだけで様々な仕事が入ってくることは想像に難くないと思うのですが・・・?
それと、事務所の待遇の悪さにしても、売れ始めた15才のころから待遇が劣悪だった、ということですが、契約に親もかかわっていたのに、何故続けさせたのでしょうか?そして、今もこれまでの頑張りに見合う給料は頂けてないのでしょうか???
第二の疑問は何故「出家」宣言を出してから、体調不良を理由での仕事を全てキャンセルしたのか?ということ。それも大きな仕事を抱えていながら全てドタキャン。そして代理人(弁護士)をたて、事務所との一切の接触を断っているという状態のようですが。。。はて。
現在、教団側も事務所側もお互いの主張は平行線で揚げ足取り、泥仕合の様相を呈してきています。全く持ってアホか?と言う感じです。
これらを読み解くキーは教団からのコメントにあると思われます。教団のコメントを見ると「(清水富美加さんは)子供のころから折々に総裁の拝聴会などの宗教行事には欠かさず参加し」、「宗教的価値観のもと芸能活動に打ち込んでこられ・・・」とあります。
そして、清水富美加さんのご両親もこの教団の熱心な信者だとか。つまり、清水富美加さんは「洗脳」ではないものの、子供のころから親と教団両方からのマインドコントロールか、そうでなくともかなり強く宗教的価値観を植え付けられていたと見るべきでしょう。
最大の問題は、『清水富美加さん自身が本当に自らの意思で選んだのか?』というポイントに尽きると思います。一連の騒動や背景を見る限り、そもそもの出発点が彼女自らの意思ではなく、親や宗教に「芸能界での仕事を決めさせられていた」という可能性もあります。
で、ワタクシの私見ではこんな感じ。
まず、事務所(レプロ)側の給与面や仕事での待遇が悪かったのは事実。そして清水富美加さんはその宗教観と仕事内容との板挟みになって、精神的に参ってしまった。そこを教団側がブレイクした清水富美加さんを広告塔にすべく出家を勧め、レプロから「救済した」。
こんなところではないでしょうか。
私は常々、宗教(信仰)は大人になってから決めるべきものだと思います。親が宗教に熱心になるのは勝手ですが、それを子に押し付ける権利はありません。ましてや善悪判断のできない子供に、小さいうちから「これが正しい」と説いていけば、それだけを信じ続ける偏った考えの大人になってしまいます。
宗教の持つ倫理観や道徳は小さいうちから必要だと思います。しかし世界を見ればわかることですが、行き過ぎた宗教は何も生み出さないばかりか、かえって不和や破壊を生み出します。
「魂の救済のために24時間を捧げる」という崇高な理念は立派です。しかし、その「魂の救済」は具体的にどう立証するのでしょうか?
立派な宗教施設をいくつも建てられるほどのお金(お布施なのでしょう)を集め、「仮装大賞ですか?」みたいな衣装で説法している教祖の宗教で、本当に魂は救済できているのでしょうか?それでは教団・教祖様のための宗教と言われても仕方ありませんね。
そして、仏教の経典の1万倍以上の功徳があるとか、「守護霊」と対談を行い、それによって人生を決めさせるような行為は、洗脳・マインドコントロールの手口そのものです。
清水富美加さんは洗脳されているのかどうか?でいえば、恐怖支配ではないでしょうから、洗脳ではないと思います。しかし、宗教に多分にコントロールされていて、冷静に客観的に自らの意思で判断できない状態にあると、想像に難くありません。
清水さんはは昨年発売のエッセーで「ぺふぺふ病」にかかっていると明かしています。そのような病名はないのですが、擬音で彼女の精神状態を表現したようです。
「それは感情に起伏がなく これといった悩みもなく 余裕があるような というといいように聞こえるが ガムシャラな感じがなく やる気が感じられず 生きている感じがしない というと悪いように聞こえるが がんばっていないわけでもなく そして調子に乗っているわけでもなく そう、擬音にしたら ぺふぺふしているような状況の 一種の病」
平たく言えば、自分自身がないとか、うつろなのだが、かといって動けないほど疲れているわけではない。自分自身ではない、何かに動かされているような感じ、なのでしょうか。AC(アダルトチルドレン)の症状にも似ていますから、何らかの影響があるのは間違いないでしょう。
願わくば清水富美加さんには、しばらくの間、教団ともレプロ(芸能界)とも離れ、自由で穏やかな生き方をして心身共に休んで頂きたいものです。
そうして、どちらのコントロールからも離れた時、この先のことを決めるのが最も良いのではないでしょうか。
本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)m
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