紙ナプキンは危険?その2「経皮毒」は本当か?!
「アダルトチルドレンと催眠・潜在意識の専門家」札幌の心理カウンセラー≪らぶさん☆佐藤愛彦≫です。こんにちは。
前回は、石油と石油化学製品がどんなものか軽く(?)解説しましたが、今回は経皮毒について。
あ、「経皮毒」というのは、皮膚を通して人体に有害な物質が取り込まれることね。
「紙ナプキン(の吸水ゲル)は石油なので危険」&「経費毒によって人体に悪影響がある」というのが、布ナプキン教のアリガタイ教えなんですが・・・
- どんな成分がどのくらい染み出るのか?
- それは本当に人体に吸収されるのか?
- その影響は医学的に検証されているのか?
ワタクシ的には、この3つがギモンです(2と3がいわゆる「経費毒」対する疑問)。
で、ですね~・・・
「紙ナプキンからどんな有害成分が、どのくらい染み出るのか?」ということを検証したもの(データ)は全く見当たりません!
「石油系の素材なので危険」しか出てこないんですよね~・・・
あれ?あれぇ~??
ナプキンといえば「サラッサラーの♪♪」ってCMあったけど、とにかく吸収するのが売りでしょ?
なのにもし、有害物質が出てくるなら・・・物理的に逆の現象が起こっているんですけどぉ~?
布ナプキン教のみなさん、JAROに訴なければいけませんよ?!
ちなみに2017年に韓国で「生理用ナプキンから毒性のある揮発性の化学物質が検出され、中には発がん性物質が含まれているものもあった」という事件が起こりました(日本製のものは問題になっていません)。
恐らく、ですが、ここから「紙ナプキンは危険」に結び付けているんじゃないでしょうか。
いずれにせよ、「紙ナプキンからどんな毒が出るのか?」全く根拠がないハナシなのです。
でもって、その次。
皮膚から有害物質が吸収される、いわゆる『経皮毒はあるのか?』ですが。。。
この「経皮毒」ってコトバ、医学用語ではなく『造語』なんですよ。
そして経皮毒に関する医学的・学術的な裏付けは未だ存在せず、なのです(研究はぼちぼちされているようです)。
基本的に人の肌は外部からのものを通さないように出来ています。水も通しません。
※メタノールのような一部の有機溶剤は肌に浸透しますが、劇物毒物扱いで日常的に肌に触れることはありません。
そして、石油化学製品は基本的に高分子で、皮膚についても細胞の間を通過できず、吸収されません。
もし、人の肌がいろんなもの吸収するとしたら大変だよ~。
そこらじゅうにある微細なホコリやらカビやらを吸収しまくり・・・
温泉とかお風呂入ったら、いきなり体重数キロ増える・・・
なんてことに。怖っ。
それとも「毒になるものだけ皮膚から選択的に浸透する」ってことなのか?
いやいや、そのほうがありえないし。
そうそう、「経皮毒」ってのは20年前くらいからあったんですよね。
私が覚えてるのは、浄水器の販売トークで、「ウォシュレットを使うと塩素が体に取り込まれ大腸がんになる」というものでした。
その根拠が「ウォシュレットの普及率(販売台数)」と、「大腸がん患者の増加数」の『グラフの形が一緒だから』というもの。
おいおいおーい、それ、何の因果関係もないぞ~?!まさしく「唖然」というほかありませんでしたわ。
ちなみに「下半身の粘膜(コーモンとか)をシャワーで洗うのはホント危険なんですぅ」なんてトークしてたけど、だったら家でお風呂入る人ほど大腸がんになりますやん(笑)
結局、こういうのは「自分のとこの製品を売り込むためのトーク」なんですよ。
しかも「冷え取り=毒出し」という主義主張を正当化し、布ナプキンを売らんがために、「今使っているものを悪者にする」という詐欺的トークですわ。
ということで、次回(まとめ)に続きます。
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ありがとうございましたm(_._)m
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