[公開]:2018/02/12/[更新]:2018/02/24

仮想通貨は悪者か、それとも・・・

最近、コインチェックのネムコイン流出事件で、にわかに仮想通貨がクローズアップされていますね(どちらかというと、否定的なニュース?意見?が多いみたいだけど)。

私も「仮想通貨」にはちょっと興味があったのでいろいろ調べたりしてましたが、一連の騒動やら報道やらを見ていると、『本質を見抜く(考える)』ことが大切だな、と思います。

 

仮想通貨(正確には暗号通貨)というと、すぐ「良いのか悪いのか?」みたいなハナシがまず出てきてしまうんだけと、これホント【どこを見るか?】で変わります。

 

まず、仮想通貨の取引自体は別に違法でもなんでもありません(国内の取引所は財務省、つまり国の認可だし)。トヨタなど大手企業が利用を検討していたり、大手銀行なども仮想通貨の基幹技術である「ブロックチェーン技術」を利用しようとしているとか。さらに日本の一部店舗のみでしか使えないポイントシステムとは違い、特にグローバルな取引でのわずらわしさが解消されますから、仮想通貨のメリットは大きいと思います。

ということで、利便性や技術的な面を考えると、ワタクシ的には今後数年でかなり利用が浸透(拡大)すると思います。まあ、既存の貨幣システムで(こっそり)利益を上げている方々にとっては、目の上のタンコブでしょうけど。

 

コインチェックで仮想通貨が流出し「仮想通貨は危険」みたいな言い方もされているようですが、実はネムコイン自体がハッキングされ破られたわけではなく、あくまで1取引所のシステムの問題。

別の言い方すれば、「銀行の基本システムがハッキングされ、本支店の全てのお金が盗まれた」ではなく、あくまで「ある銀行の支店に強盗が入ってお金が盗まれた」というところ。これ、相当意味が違います。

ビットコインやイーサリアムなどの主要仮想通貨を自分で保管できる「ハードウェアウォレット」というのもありますから、なんで自分でできるセキュリティ考えないかな?という見方も出来ます。

 

で、仮想通貨そのものについては、暗号化に最先端の技術が使われていますし、開発段階で世界中のハッカーにハッキングさせて弱点をつぶしていった、なんてハナシもありますから、世界最高レベルでのシステムであることには間違いないでしょう。

さらにネムコインの場合、「誰が」盗んだかは分かっていませんが、「今どこにあるのか」は分かっていて追跡出来ているそうですから、これはある意味すごいことだと思います(換金したりしたら、すぐにわかるらしいです)。

 

それと、通貨なんだから「投資(投機)すること自体がおかしい」なんて意見もありますが、円/ドル/ユーロなど為替変動で稼ぐ人もいますし、今はあるのかどうか知りませんが外貨預金なんてものもありましたから、これは的外れな意見でしょう。まあ「システム的(一時的?)に投資・投機目的でも利用できてしまう」というのが正しい表現だと思います。

仮想通貨を販売している企業(財団)も巨額の資金を投資していますし、何よりも「店舗など使える場所と利用者」がいなければ意味がありませんから、利用者拡大を狙っています。ユーザーと共に両者にメリットがある方法として一時的には投機的方法もアリなのかな?とも考えられます。

 

ちなみに投資といえば「株」がありますね。本来企業の資本のために販売されるものですが、そこを無視して投資・投機に使われるのは当たり前になっていますし、株投資で失敗して財産無くした人もいます。これについては合法であり、特に何も言われませんが、これもよく考えるとおかしなもの。

で、株式と何が違うの?と言えば、『仮想通貨はまだシステム的に未完成・発展途上にある』というところかと。だから株式とは比較にならないくらいのスピードで急騰したり急落したりするわけで、マネーロンダリングに利用されている、なんてハナシもありますから、そういった点では何らかの法整備なりシステム変更なりは間違いなく必要でしょう。
←どうやら、その辺の問題を克服した仮想通貨もあるようです。

 

こういう新規のシステムは紆余曲折しながら広まり安定していくものです。仮想通貨の投資はそれこそメリットデメリットを十分理解したうえで「自己責任でどうぞ」というところ。

 

まあ、仮想通貨の本質(現状)を考えれば、まだ発展途上のシステムだからこそハイリターンの可能性も大いにありますが、でも、やっぱその分リスクも高いわけです。ですから「仮想通貨は絶対儲かる」とばかりに全財産を投資するのは、やめた方がいいと思う(つーか、仮想通貨でなくとも、1つの投資先に全財産投資するのは考えものでしょ)。

もし仮想通貨に投資するにしても、現状を考えると「元本がゼロになっても勉強代で済むくらいの金額」を、『儲かったらラッキー』程度に考えて投資するのがよいかと。

私もちょこちょこ売った買ったデイトレードみたいなのは、めんどくさいし向いてないと思うからパス。リスクも高いし、それで一喜一憂するのもなんだしな~。。。とはいうものの、今のうちに購入すると値上がりして、それだけで儲けが出る可能性がある仮想通貨もあります。さて・・・

 

でもって、最近こんなニュースがありました。

西野亮広、仮想通貨投資をやらない理由をつづる(ニッケイスポーツ)

 

西野さんが仮想通貨投資についてコメントされていますが、どう思いました?「やっぱ仮想通貨は危ないものだ」と考えたアナタ、ちょっとヤヴァイかもしれませんよ!?

きちんと読めば分かりますが、西野さんは売った買ったの「仮想通貨“投資”」についてのコメントであり、「仮想通貨そのものについて」言っているわけではないのです。

ちなみに西野さんは独自の仮想通貨も考えている、というのも見たことありますから、そういう意味では仮想通貨のデメリットではなくメリットを使おうとしているのかもしれません。

なお、西野さんは「数年前にビットコインを購入」とありますから、それなりに儲けが出ている可能性もあり、「だから投資はいいや」なのかも(あくまで推測ですが)。
※1ビットコインの価格は2013年頃は数千円、2015年頃は3~4万円、2016年に10万円程度になり、2017年後半に200万円を突破、2018年1月に下落して現在は90万円位。なので仮に2015年頃に購入していたとしたら、数百万数千万の利益が出た可能性もある。でも単に「買ったけど持っているだけ」かもしれません。

 

でもって今回の本当に言いたいこと。

仮想通貨に限らず、ですが、中途半端な情報やニュース、「〇〇さんが言ってた」だけで判断してしまうのは、およそ本質を見ることなく薄っぺらな判断につながる可能性があります。

それによって盲信してしまうのは愚かですが、せっかくメリットや将来性があるにも関わらず全否定しているとしたら、それもまた自らのチャンスや可能性をつぶす愚かな行為とも言えるでしょう。親が子供の夢を「この子はまたバカなこと言って」と否定するのに似ています。

 

ニュースソースやネットの情報など、おおよそ人が発信するものは、常に正確なデータや事実をもって客観的に述べられているとは限りません。むしろ情報というのは『発信する側の意図や感情が加味され、場合によっては脚色されていることが多々ある』、ということを覚えておいてください。

その上で気になるものはきちんと調べ、何事も自分なりの判断(結論)を出すことです。実はこれが催眠(場合によってはマインドコントロールや洗脳)にかからないコツであり、あなた自身の成長や幸せ作り方にもつながるものですよ。

仮想通貨は悪者か、それとも・・・

 

本日もブログをお読み頂きありがとうございましたm(_._)m心理カウンセラー・らぶさん印

 

 

次回のメルマガ予定

4/24 「癒されるだけ」では解決しない理由
4/27 恋愛と結婚で大きく違うこと


メルマガ登録はこちらから

心理カウンセリングのメンタルセラピー成幸の森
受付時間10:00~19:00(完全予約制)、月曜・火曜定休


「アダルトチルドレンと催眠の専門家」心理カウンセラー佐藤愛彦
詳しいプロフィールはこちら

------------------------------------------
 初めての方へ
 お問合せ
 料金
 お申込み
 プロフィール
 プライバシーポリシー

広告・PR

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


※スパム対策のため日本語以外の投稿は無視されますのでご注意ください。